2012年8月29日水曜日

鰆の西京漬
いつもの魚屋で購入した鰆(サワラ)は大きいので半分。
その微妙な西京漬の味噌の味加減は自分では作れない。
そのうち、店の若旦那を、おだてて聞いてみよう。
茄子は糠漬けにも、味噌汁にも入っているが
夏野菜は体を冷やすのに良いとか?
特に茄子は糠漬けにするのと味噌汁に入れるのとは
全く違う味に成るのが素晴らしい。
油で炒めれば炒めたで又、別の芸をする。
ただ早く食べないと、直ぐ鮮度が落ちて
外側では気づかない黒い点が入り、ダメに成ってしまう。
そうなると、もう、煮ても焼いても食えないものとなる。
それが”ボケ茄子”という悪口の語源だろう。
Out of Africa : John Barry
メリル・ストリープとロバート・レッドフォードの主演コンビに
監督シドニー・ポラックと、ハリウッド映画の王道を行く此の作品は
ジョン・バリーの音楽も含め1985年度アカデミー賞7部門に輝いた。
今ならテンポが遅いとプロデューサーに鋏を入れられそうな
3時間を超す大長編も、たっぷりアフリカ旅行をした気分に
なれると思えば、文句を云ってはいけない。
(本当に現地に行けば暑くてライオンに追われて大変だ!)
それくらい広大な大地を捉えた映像が素晴らしく
音楽のジョン・バリーは「野生のエルザ」以来アフリカ物ならお任せ
みたいにドンピシャの美しいメロディーを付けている。
副題の「愛と哀しみの果て」と云う通り
女の一生がドラマチックに描かれて見事と云うしか無い。






2012年8月28日火曜日



インド風イタリアン
もう8月も終わりだと云うのに暑い!
ローテーションではイタリアンだったのだが
ミントをたっぷり入れた”モヒート”を飲んでいたら
Changing of My mind !
もっと暑いだろうと思われるインド料理に。
鶏肉を”タンドリー・チキンの素”に、まぶしてロースターで焼く。
オーブンはピザに使う予定だったからね。
ピザ生地は殆どナンと同じ材料だから
カレーの材料の具を載せればカレーをナンで食べる事になる
と思い、生地の上に玉葱、ピーマン、マッシュルームを刻み
ヨーグルト、マヨネーズ、カレー・パウダーを混ぜてかけ
熱したオーブンで焼いてみた。
旨い具合にチキンもピザも同時に焼き上がり
クミン・シードでスパイスを効かせる。
コイツは大成功か?と思いきや
まあ、此れも有りかな?という程度の出来
たっぷり時間をかけるカレーには敵うはずも無かった。
まあインスタントに、それらしい気分は味わえたが。
しかし赤道直下の暑い国の皆さんは
1年中どんなものを食べていらっしゃるのかね?
こう毎日暑い日が続くと、つい、そんな事を考えてしまうな。




The Day of The Locust :John Barry
監督ジョン・シュレジンガーと再びコンビを組んだ
此の映画「イナゴの日」は前作「真夜中のカーボーイ」と同じく、
アメリカの恥部を描いたものであった。
虚栄に満ちたハリウッドに群がる人々をイナゴに例え
その暴動を凄まじいエネルギーとして捉えた
おぞましいラスト・シーンは何度見ても圧倒される。
その年のアカデミー賞とは全く無縁であったが
私、個人としては「真夜中・・・」以上の完成度
ジョン・シュレジンガー作品のベストと思える。
1930年代のダンス音楽を集めたサウンド・トラックは
時代の雰囲気を良く伝え、またジョンが加えた
オリジナル・スコアも退廃的、かつ前衛的でイギリス人が
アメリカの歴史を描くとこうなるのか?という良い見本だろう。

2012年8月27日月曜日



Dances with Wolves:JOHN BARRY
「アンタッチャブル」と「フィールド・オブ・ドリームス」で
一躍大スターの仲間入りをしたケヴィン・コスナーが
私財を投げ打ってイチかバチかの勝負に出た此の作品は
見事に大成功。アカデミー&ゴールデン・グローブの作品賞をW授章
監督としての名声も得られた。
米国の”陰の歴史”、インディアンの虐殺を
膨大な資料を集め、リアルに再現した彼を
米国民は自らの贖罪を込めて賛辞したわけである。
それにしても1俳優が此れだけのスケールで映画を作れる
ハリウッドの”力”には驚くばかり。
画面を暴走するバッファローの群れの一部は
あのニール・ヤングの持ち物でもあるという。
ジョン・バリーの音楽はメロディ、オーケストレーションと
「野生のエルザ」「アウト・オブ・アフリカ」と被るが
それでも大西部の広さと長編ドラマを盛り上げる手腕は
流石でケヴィン・コスナーの期待に応えている。


 


定番の朝ご飯
鮭の粕漬けにシジミの味噌汁
茄子、胡瓜、大根の糠漬け
納豆にはオクラの古漬けを刻んで
これらを美味しく頂ける
健康の有り難さ。




2012年8月26日日曜日




まだ西陽が強い!
シャワーを浴びた後でも暑いのでカクテルは
氷を沢山入れた”モスコーミュール”
カナダドライのジンジャエールを使うとどうしても
甘くなるのでソーダと半々にライムも多め。
甘いと云えば
自作のタコと胡瓜の”即席キムチの素”合えも
甘いので豆板醤と半々に、胡麻油は風味付け。
冷や奴のナンプラー&パクチ載せは簡単で良い。
冷凍のシーフードミックスを具に
やはりナンプラー&オイスターソースで炒めた
焼きそばにもパクチをたっぷり、仕上げはライム絞り。
この時期の三つ葉やニラ等の香菜類は買って来たら
直ぐ刻んでタッパに入れて置くと長持ちする。
JOHN BARRY 'Hammett' End Credits 1982
ジョン・バリーの映画音楽は独特のオーケスレーションで
美しいメロディを歌い上げるスタイルだが
此の「ハメット」は少し異質なムードを持っている。
あのフランシス・F・コッポラがドイツのヴィム・ベンダースを起用して
作らせたハードボイルド映画だからだ。
プロデュースしたはずのコッポラがベンダースの演出を
気に入らず制作過程で随分と揉めたらしい。
それでも、いつも冗漫で退屈なベンダース作品が
コッポラのクレームが功を奏してかテンポが良くなり
オリジナル・シナリオながら”ハメット”の世界を上手に再現して
見応えの有るものと成っている。
それというのも此のジョン・バリーのアンニュイなスコアが
とても良く映像にマッチしているからだ。
彼がマンネリと云われながらも映画音楽作曲家のトップに
居たのは、この柔軟な姿勢を持っていたからだろう。

2012年8月25日土曜日

悪名一番勝負
座頭市はTVシリーズ(今でもBSで再放送しているの)を
以前此のサイトで紹介したが
勝新が茹で卵の様な二枚目で”八尾の朝吉”を演じた悪名は
やはりシリーズ化され、全部で16作品ほどあり中には佳作も多い。
此の「悪名一番勝負」はシリーズ最後の作品。
というのもモートルの貞役の田宮二郎が大映を退社してしまった
いや正確に言うと社長の永田雅一に解雇されたというのが正しい。
その辺りの事情はともかく
此の映画は勝新に田宮のコンビでヒットしたものだから
シリーズ前半で田宮が殺されても弟という設定で
コンビを復活させたりしたが、田宮無しでは続けられなくなった。
それで勝新だけで何とか出来ないか?と呼ばれたのが
東映ヤクザ映画の祖・マキノ雅弘
高倉健や藤純子をスターにした大監督だ。
私が大学時代、脚本家の石堂淑郎の映像の授業で
当時のヤクザ映画の”構造と分析”に最初に登場した監督だ。
その起用に見事に答え
それまでのマンネリ化した此のシリーズとは
うってかわり勝新が切れの良い芝居をしている。
話は朝吉が転がり込んだ人の良い住民が住む長屋を
振興ヤクザと悪徳業者が乗っ取り、取り壊すというのに
対抗し朝吉が孤軍奮闘するというものだ。
我慢に我慢を重ねたあげく身内を殺され
堪忍袋の尾が切れる
此のパターンは高倉健の「昭和残侠伝」シリーズと同じだが
映画の面白さを知り尽くしたマキノの手にかかると
そのキャスティングから素晴らしく
まずヒロインに江波杏子。
後に女賭博師で1本立ちする彼女の様子が美しい。
それに、おきゃんな安田道代(今は大楠道代)の瑞々しさ
この女二人が男の世界(ヤクザ)に翻弄されながらも
健気に生きて行く女をしっかり演じている。
そして芸達者な脇役たち
田村高広、金子信雄、辰巳柳太郎、山本學
そして更に巧いのが悪役
河津清三郎、水島道太郎、石山健二郎、内田朝雄が憎たらしい。
こうして名前を挙げると当時の俳優達の何と魅力の有った事。
脇役であれ悪役であれ、それぞれ人間味が滲み出ているのだ。
それらを自由に操りエモーションを高めて行くマキノの技量。
此の時、マキノ雅弘は幾つだったのだろう?
1993年に亡くなるまで261本もの作品を作り
老練で緻密な画面展開は少しも、その高齢を感じさせない。
当時の機関車をセットに登場させる大胆なアングル。
確かマキノの甥にあたる、まだ若かった津川雅彦を長屋の屋根に乗せた
大ロングの画面はオペラの舞台空間すら思わせる。
それに音楽・鏑木創は日本映画界では伊福部昭の裏に隠れているが
伊福部より斬新な音色で、あの時代を表現しており
その才能をもっと評価されてしかるべきだろう。
作品の完成度は高いが、朝吉の最後の殴り込みは
既に飽きられて来た東映のヤクザ映画とほぼ同じで、
思うほど観客動員が出来なかったのだろう
勝新の単独出演の「悪名」は最初で最後。
五年後に田宮の代わりに北大路欣也を迎え増村保造がリメイクした
「悪名縄張(しま)荒らし」で、安全に幕を下ろした。






4種類のチーズのピザ
中途半端に残っているカーメンベール、ゴルゴンゾーラ等を
ピザ生地の上に載せナス、ピーマンなども足し、焼いてみた。
ちょっと焼きすぎて縁が焦げ
チーズは全部溶けて何が何やら判らなくなったが
それぞれのチーズの風味が混ざって面白い味。

サラダはいつもの通りだが
ドレッシングは
フライパンでニンニクをオリーブオイルで炒め
その中にシラスを放り込みカリカリしてきたのを
サラダの上にジュ〜ッとかけ、
塩胡椒そしてレモンを搾った。

もう一品は前夜残ったワカサギの唐揚げを
アルミホイルに包んで温め、玉葱、ピーマンを刻んで
ダシとビネガーそしてポン酢醤油少々に漬けたもの
つまりマリネにリニューアルして冷蔵庫に入れて置いたわけ。






2012年8月24日金曜日


Robin and Marian (1976) 

相手にも依るが”好きな映画ベスト5”と問われたら
必ず此れを上位に入れている。
「ナック」でパルムドール賞を取った監督だが
意外に、その後は作品に恵まれていなかった。
MTVの祖と呼ばれた斬新な作風もハリウッドに飲込まれたか?
オーソドックスなスタイルに変わり「三銃士」「四銃士」と大作づいたが
此の「ロビンとマリアン」は流石リチャード・レスターと
スタイルでは無く本物の映画監督に成長した彼に驚いたものだ。
話は以前「キネマ通り」に書いた事があるので省くが
ショーン・コネリーとオードリー・ヘップバーンが
禿げと皺くちゃの実像で、その後の”ロビンとマリアン”を演じ

それは見た目は美しく無くとも、大人の愛が
観るものの心を激しく揺さぶったものだ。
それを盛り上げたのはジョン・バリーの美しいスコア。
考えればショーン・コネリーとは007以来のコンビだが
ロバート・ショーが夭折(51歳)したのも
此の映画が原因と思われる節も有る。






John Barry - "Follow Me"

此の映画はジョン・バリーの音楽が無かったら
恐らく成立しなかったかも知れない。
それくらい此のメロディのリフレインが映画で重要な役割をする。
「落ちた偶像」「第三の男」「オリバー!」と
イギリスを代表する監督キャロル・リードには珍しい恋愛映画。
妻の浮気を疑う夫に調査を依頼された探偵が
その妻を尾行するうちに彼女の孤独を知り
不思議な三角関係に成るという話だ。
観光案内の様にロンドンの旧所名跡がロケに使われ
そのBGMに此の美しいメロディが流れ
その気分に酔う為に何度も映画館に足を運んだものだ。
此の映画のファンは多く、DVD化が望まれたが
最近ようやく登場した。





 

 昼は相変わらず麺が多い。
上段は冷やしうどん。
讃岐を茹でた後、しっかり冷水で締めて
ダシ醤油に蒲鉾、根生姜、茗荷などをトッピング。
中段は焼きビーフン。
ハム、シメジ、ニラ等と焦げるくらい炒める。
味付けは紹興酒にナンプラーとレモン。
白胡椒を擂って辛めに。
下段はベトナムのフォー
(フォーは茹で方が難しいが途中で噛んで確かめる)
昆布煮干しダシにナンプラー少々、シメジと小海老を入れ
ライムを搾って酸味を付ける。
香菜をたっぷり!
猛暑の夏はアジアの先人達の食の工夫が役に立つ。



2012年8月23日木曜日


先日テレビでやっていたのだが
年齢と共に物忘れが多くなるというのは迷信で
若い人と高齢者と一緒に記憶力のテストをした処
殆ど変わり無かったと。
ただ、”高齢の方は記憶力が落ちる傾向にある”と先に
話してから先のテストをしたら、本当に落ちてしまったとか
つまり記憶というものは
記憶をする努力をするか否かにかかっていると
なかなか興味深い話だった。
これまで自分の脳をパソコンのハード・ディスクに例え
新しい情報を入れるとメモリーが一杯になり
古い情報は消えて行くのだと思いこんでいたが、
私の場合、「今日の1曲」の様に
かなり古いものでも鮮やかに覚えているのも有れば
「今日の1食」で
昨日食べたものも中々思いださない事も有る。
要は自分で覚えようとするか?否か?という事だ。

それで思いついたのが、こんなペンネーム
有津 盃馬(アルツハイマー)
実際にそうなったら周りの人に迷惑をかけるから
とんでもない話だが漢字の字面は
時代劇の侍の様で格好良いではないか?
(何処がじゃ!)




JOHN BARRY - Midnight Cowboy

同じジョンという名を持つイギリス人の
ジョン・シュレジンガーが監督した
此の「真夜中のカーボーイ」はアメカン・ニューシネマの代表作だ。
この作品でジョン・バリーはハーモニカをメインに使い
大都会ニューヨークの地方出身青年の孤独を表現した。
ダスティ・ホフマンとジョン・ボイドの
落ちこぼれコンビの悲哀をやるせなく歌い上げ
そのメロディは何時までも心にリフレインする。
ところで此の映画のタイトルは
”Midnight Cawboy”だが邦題は何故か
「真夜中のカーボーイ」に成っている
例によって水野某なる当時、配給会社の宣伝部長が
映画の内容も考えず、都会=カー(車)だと
歪曲してしまったというワケ。
まったく中学生でも解る英語を勝手に変えてしまう
愚かさには呆れるばかり。


 
今年はアサリの当たり年
春先から夏も終わりだというのに、まだ身が大きい。
さんざん食べ尽くしたが、旨いものは旨いから昨日もボンゴレに。
パスタはアルデンテより更に固めに茹で、待機し
アサリの貝が開いた瞬間に絡めるのが貝を柔らかく食べるコツ。
パスタの茹で汁とアサリの酒蒸し状態のスープが程よい塩気となる。
盛りを過ぎて葉が小さくなって来たバジルも良い香り。
サラダのドレッシングはオイル&ビネガー&アンチョビ&ニンニク
それにギンザ松屋デパ地下のセールのハムとチーズで
冷やした赤ワインをグビグビ
少しレモンチーネを入れた氷水をチェイサーに。
食後の映画館は田中徳三の「悪名一番」
此のシリーズは田宮二郎とのコンビで
座頭市とは又違った粋な二枚目の勝新が観られる。
悪役が安倍徹に名和宏のコンビ
どちらも演技が巧いから
憎たらしさも倍増、最後の殴り合いが盛り上がった。




2012年8月22日水曜日

ジョージア・オキーフ
画家の人生は普通では無いから面白い。
だから私は画家を題材にした映画を"画家の人生"と名付けて
コレクションしている。
「カラバッジョ」「モジリアーニ」「クリムト」「ポロック」そして
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」等
此の作品はオキーフと、その絵を世に出した画商の物語。
アメリカの現代絵画では有名な此の女性が
如何にして世に出る事になったかを描いている。
いち早く彼女の才能に目をつけた画商はカメラマンでもあり
彼女のヌードまで含む個展をして絵に付加価値を付け売り出す。
(彼女の作品と実像がダブルのは、そのせいか?)
此の画商に英国のジェレミー・アイアンズ。
ルイ・マルの映画「ダメージ」で息子の恋人まで奪う役を
演じた此の個性派俳優は、此の映画でも
妻子が有りながらオキーフと関係を持ち
彼女と再婚しても更に人妻と不倫するという無軌道ぶり。
しかし画商としては「絵は高く売れてこそ芸術になる!」と
言い切る画商として才覚はオキーフを天国と地獄に彷徨わせ、
その試練が又オキーフのイメージを膨らませたかの様である。
オキーフを演じたのはマット・デーモン主演の”ボーン”シリーズで
非情なC.I.Aの上役を演じたジョアン・アレン。
オキーフ役に彼女は美人すぎるかと思ったが
長いキャリアで、芯の強そうな演技と自然に老けて行くメイクは
彼女をオキーフそのものにして行った。
私の中でジョージア・オキーフは
メキシコの女流画家フリーダ・カーロと重なる部分がある。
どちらも男で苦労しながら、それをエネルギーに変えて
作品に反映させる処だ。そして自然を絵のモチーフに取り込んで
まったく別のイメージに昇華している凄さだ。
巨大なカンバスに描かれた官能的な花や
動物(オキーフの場合は骨だが)は
都会(現代)と砂漠(原始)の対比、
そして男と女の距離を表現している様にも感じられた。
映画の冒頭でオキーフは
”私の言葉は信じ無くてもよいが、
絵から感じられるもの、それが全てだ”
と語っている。



アジア風カルパッチョ?
もう8月も終わりだというのに茹だる様に暑かった昨日の午後
ヒト気の少ない宇佐美海岸でボディ・ボード
略して”ウボボ”
そこそこの波を楽しんだ後、ウチに戻り
カクテルは”モスコー・ミュール”
飲みながら早めのディナーを作る。
(早起きで、生活が全体に前倒し傾向)
魚屋の若旦那が”カルパッチョに良い鱸(スズキ)が有るよ!”と
買わされた刺身を、胡麻油とナンプラーとレモン絞りでアジア風に。
切り唐辛子と香菜のトッピングで
パンチと風味を効かせる。

焼きビーフンを作るつもりで
小エビやピーマン、シメジを炒めたが
モヤシが新鮮だったので麺の代わりにして、そのまま。
此れには花椒でスパイスを効かす。
途中から酒は、紹興酒のオン・ザ・ロック。
軽くて今朝もスッキリ!

 THE KNACK - John Barry

作曲家ジョン・バリーは去年亡くなったが
生涯4度結婚している。
その2度目は、あのジェーン・バーキン。
ゲインズブールと一緒に成る前、ロンドン時代
今日の此の映画「ナック」に脇役というか
殆ど印象の無い出演をしている。
それを見逃さなかったのがジョン・バリーという訳。
新感覚派の監督リチャード・レスターが
ビートルズの「ヤァヤァヤァ」と「ヘルプ!」の間に
軽く撮った此の作品は1965年カンヌ映画祭で
見事パルムドールに輝いた。
作曲家ジョン・バリーならではの
美しいメロディに軽快なジャズ・アレンジは
オルガン等を使い、時代の最先端を行く音楽であった。

2012年8月21日火曜日



宇佐美に戻って朝ご飯
待っていたのは野菜室で避暑をしていた糠漬け
何れも見事な古漬けに成り酸っぱいが食欲をそそる
残りは”かくや”にするかな?
昆布の佃煮があったのでピーマンを水にさらして混ぜてみた。
此れは昔、種子島ロケの時、旅館で出たものだ。
さっぱりして夏向きの1品、酒のアテにも良い。
ご飯の上に頂き物のちりめん山椒。
納豆にはブロッコリーのスプラウト。
これが掻き混ぜると山芋の様にトロトロに成る。
味噌汁は昆布煮干しダシで具は茄子とシメジ。
さて今日は板(ボード)を持って海に入ろうかな。






さらばベルリンの灯:ジョン・バリー
007ボンド・シリーズから横道に逸れて今日から
その作曲家ジョン・バリーそのものの特集
彼の生い立ちと経歴を改めて調べてみると
彼の父親は映画館の経営者。
だから物心ついた頃から映画は見放題。
(どんな映画を観ていたか?興味が有るな)
母親はピアニスト。
だから9歳からピアノ、トランペットを習い
10歳にして英才教育を受け、その後ロンドンの
音楽学校で作曲と楽器法を学ぶ・・・と正に
映画音楽作曲家として生まれて来た様な人だ。
今日の1曲は「さらばベルリンの灯」という邦題で
公開された、冷戦時代のスパイ映画の主題歌。
すでにボンド・シリーズで、彼の名は轟いていたが
この美しいメロディは高校生だった私を虜にして
四六時中、口笛で吹いていたものだ。

2012年8月20日月曜日

アメリカン・ブレックファースト
私の朝食は、ご飯に味噌汁というパターンだが
たまには変えようとこんなものを。
松屋デパ地下のセールのイベリコ豚の生ハム。
サラダはレタス、トマトにマッシュルーム
それに昨夜の残りのオリーブ。
コーヒーにグレ−プフルーツ・ジュースをそえると
西海岸のホテルに居る気分。
ウエイトレスが
"How would you like your egg ?"と聞いて来たら
"Sunny-side up please!"と答えたものだ。

しかし納豆がないと物足りないな
納豆でオムレツを作れば良かった・・・ブツブツ。