2015年11月30日月曜日

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America America (The Harmonica and The Waltz) : Manos Hadjidakis 
エリア・カザンの名作「アメリカ・アメリカ」(1963)の中で
使われた此の曲はギリシャの作曲家マノス・ハジダキスのスコア。
映画の舞台はオスマン帝国時代のトルコだが
今も変わらぬ複雑な政治事情からギリシャ人の主人公が
弾圧され、様々な困難を経て
何とかイスタンブールまで辿り着き
最後にアメリカへ辿り着くまでの物語だ。
ハリウッドの赤狩りで同朋を売ったと云われるエリアだが
自伝と言われる此の映画には、人殺しまでして
生き抜く彼の執念が描かれて興味深い。
作曲のマノスは「日曜はダメよ」で、その赤狩りで売られた
監督ジュールス・ダッシンと共に名を上げ
メリナ・メルクーリと「死んでもいい」「トプカピ」
テレン・スタンプの「血と怒りの河」等でハリウッドに進出した。
此のYouTubeを続けて聴くとメイン・テーマも出て来て
素晴らしいので是非お薦め。
ジーパンのリフォーム
サイズがキツくなった古いジーパンを
リフォームして何か作ろうか?と。
どうせなら後の尻ポケット等を、そのまま生かし
裁断してもロック縫いの手間の省けるものと
あれこれ考えた挙げ句、エプロンに。
ベルト通しは、そのまま
皮ベルトでもイイと思ったが
ジーンズを細めに切り繋げて縫って1本に。

前の股の辺りの生地が残ったので
細めに縫い直し、ゴムを通して
両腕のアーム・カヴァーを。

それでモデルに着せると、此んなカンジ。
なんとなく仕立て屋らしい雰囲気が
出て来たんではないかい。

おでんと鰤のヅケ
二日酔いも夕方には抜け、それでも本調子では無いので
軽く残り物で晩酌。
おでんは、お揚げと白菜を足し
(此の白菜は漬けたものから柔らかい処を抜いておいた)
それと、客人に出した朝食の残りの鰤ヅケ。
ほうれん草のお浸しも水切りタッパのお陰で
味はそのまま、此れにはオカカをかけて。
後は糠漬けの残りと、焼酎のホッピー割りは
ボトル1本の”キリ”が宜しい。

ストーブの灯油が切れたので、今日は
自転車でリア・カーを曳いて
ガソリン・スタンドに早速、買いに行こう。
スタンドのお兄さん、ビックリするだろうな。

2015年11月29日日曜日

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Bagdad cafeBlues Harp)Bob Telson
ハーモニカを使った映画音楽
此の作品は主題曲"Calling You"の方がヒットして
映画と共にフランス生まれの米国作曲家
ボブ・テルソンを世に出した。
所謂、ハリウッド映画と趣を異とする此の作品は
ドイツ人監督パーシー・アドロンのセンスに負う処が多いが
此の曲でも感じられるヨーロッパ的なムードは
ボブ・テルソンの功績大であろう。
特に此の曲等、シンプルな構成だが
洒落た雰囲気を画面に与えるので
私は音楽予算の無い時、よく此れをサンプルに
プレイヤー1人を小スタジオに呼んで録音し
凌いだ記憶がある。

リアカー
 そんな訳で東京からOさんが運んで来てくれた
リアカーが此れ。
産気づいた妊婦が乗れるくらいの大きさ。
まあ、私には孕ませる程の精力は、もう無いが
(誰も、そんな事聞いていない!)
だいたい二人乗りは交通違反で捕まる。
それでも先日、車で運んでもらった白菜は
10個以上は乗せられるだろう。
そんなに白菜ばかり漬けてどうする?
その白菜だが・・・
天気に恵まれて陽干しも巧く行き
此の様に一番大きいポリバケツに丁度。
塩と唐辛子を交互に挟み
ウチに在る重しをピサの斜塔のように全部載せ
後は水が上がるのを待つのみ。
さて天気は今日までとか?
此のリアカーを引いて伊東まで買物に行こうかい。
今度の ジビエは鹿
また近所のNさんに屠り立ての鹿肉を頂いた。
ご覧の様に足の先に蹄まで付いていたから
流石に植物系男子の私は緊張。
それでも東京から展覧会でお世話になった
Oさんが自転車の荷台を運んで来てくれると言うので
気持ちを”13日の金曜日のジェイソン”にして
久しく使わなかった大出刃包丁を振りかざす。
柔らかそうな処はステーキに
筋っぽい処はシチューに
骨はスープにと切り分けること30分
特に骨を鍋に入るサイズに砕くのが大変だった。
それぞれ
ステーキ用はニンニク醤油に浸け。

シチュー用はセロリと生姜とニンニクを
圧力鍋にかけ、途中でホール・トマト1缶
それでも鹿の匂いは残ったので
カレー粉とクミン・シードでカレー味に。

煮込んだ骨はアクを取り
塩が強過ぎたので玉葱を投入して甘さを。
獣臭さをカヴァーしようと
アニス酒リカルドにサフランを追加したら
不思議なスープに。

其処へタイミング良くOさんが到着。
久しぶりに伊東の露天風呂へ日帰り湯に。

身体が温まった処でサラダに冷えた白ワイン。
その後、此の焼いた鹿肉ステーキ。
信じられないほど柔らかく、口の中に溶けて行く。
此れに ボルドーの赤ワインが良く合った。
その後、スープとシチュー両方をバケットに浸けて
なんとも豪華なジビエ・ディナーと成った。
その後も酒豪の彼とダラダラ深夜まで飲み続け
今朝は二日酔い。
食欲が無いので先に遅いブログ更新というワケ。


2015年11月28日土曜日

防寒帽
そう云えば”ルパシカ”に合いそうな帽子を
昔、モンゴルで買ったなと
押し入れを探したら出て来た。
兎か熊か何の動物だったか忘れたが
毛足が柔らかく意外にフワ〜ッと軽い。
さっそく専属モデルに被せてみた。
此のモデル、本国の首都ウランバートルで
ナーダムに地方から出て来たモンゴル人に
道を聞かれたぐらいだから流石に馴染んでいる。
此れで今年の冬は乗り切れそうだ。
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シンデレラ・リバティ:ジョン・ウィリアムス
ハーモニカを使った映画音楽の第3番目は「シンデレラ・リバティ」
今やハリウッドの大御所作曲家・ジョン・ウィリアムスが
”STAR-WARS”で大げさなオーケストレーションを使う前
実弟のシンガー・ソング・ライター、ポール・ウィリアムスに
テーマ曲を歌わせ、ハーモニカはジャズで活躍していた
ツーゥツ・シールマンズを起用した、今と成れば豪華メンバー。
その哀愁のある音色は名カメラマン、ヴィモス・ジグモンドの
渋い映像との相乗効果で物語に深い奥行きを出した。
此れがデビュー作の太め年増女マーシャ・メースンは
ゴールデン・グローブ女優賞を得て
アカデミー賞にまでノミネートされてブレイクした。
ツーゥツ・シールマンズはハンブルグ時代のジョン・レノンに
影響を与え”ラブ・ミー・ドゥ”のハーモニカに成ったとか?
 
焼魚朝食3種
上段から赤魚の粕漬けにアサリの味噌汁
中段は鯵の干物に豆腐の味噌汁
下段は鮭の粕漬けにほうれん草の味噌汁
納豆に野菜の糠漬けは毎日ほぼ同じ。
自分でもよく飽きないなと思いつつ
朝は此んなものが食べている。
それでも糠床は、そろそろ限界だから
昨日干した白菜を此れから漬け込む予定。

2015年11月27日金曜日

ルパシカ完成!
そんな訳で伊東の洋裁屋で購入した
チロリアン・テープを付けて終わりと思ったら
此のテープを真っ直ぐ縫い付ける作業が意外に難しい。
テープの真中辺りが膨らんでしまうのだ。
それでも仕付け糸で、しっかり押さえて
何とか此の様に完成!
流石に服地のビロードは軽く肌障りも良くて
穏やかに光る素材が高級感を漂わせる。

モデルを使っての記念撮影は
遥か海の彼方、ロシアを望んで・・・
いやロシアは反対側だった(笑)
ベルト代わりのロープは失くしそうだから
ベルト通しも縫い付けた方が良さそうだ。
<業務連絡>
Nさん、ズボンの裾上げ出来てます。

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 Midnight Cowboy:John Barry 
ハーモニカを使った映画主題歌シリーズ2曲目は
アメリカン・ニューシネマの代表作にして
1967年度アカデミー作品賞受賞の「真夜中のカーボーイ」
作曲のジョン・バリーは此の頃、絶好調で
007の「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」に
「野生のエルザ」「さらばベルリンの灯」「冬のライオン」
そして次の年も「フォロー・ミー」と
飛ぶ鳥を落とす勢い。
主人公2人の孤独感を見事に表現している
此のハーモニカ演奏はツゥーツ・シールマンズぽっいが
クレジットされていない。
ピ・エン・ローの筈が・・・。
此のレシピは舞台美術家の妹尾河童さんのもの
鶏の骨付肉でダシを採り、豚肉や白菜を入れる。
漬物用に干した白菜の中から柔らかい処を拝借。
少し油断したら春雨が溶けてドロドロ、お粥状態に。
まあ、それはそれ味は変わりないからOK!
塩こしょうと柚子を絞ると
此の時期、身体の芯から温まる。

安売りの大根と葉を胡麻油で炒める。
紹興酒とナンプラー、花椒でアクセント。

蓮のきんぴらは土井義晴先生の
鰹節を炒って使ったら香ばしさが出た。

温かいもの辛いものには焼酎のホッピー割が良く合う。

2015年11月26日木曜日

訃報
川崎敬三に続いて原節子も亡くなっていた。
比較するのも悪いが彼女の方が大ニュースである。
日本映画の名作のヒロインとして活躍した
作品は数知れず。
その日本人離れした美貌はリアルタイムに
間に合わなかった大学生の私を虜にし
今ほどヴィデオやDVDの無かった時代
京橋の国立映画センターの名画上映の列に並んだものだ。
オーバーに云えば初恋の人は彼女だったかも知れない。
まあ、とにかく此れから高倉健特集の様に
原節子特集がBSに組まれる事だろう。
まっ、DVDで殆ど持っているけど・・・。

では、だいぶ前に出した此の映画の感想を。
七色の花(1950)
新潮社が出した「原節子のすべて」という本を友達に頂いた。
原節子が引き隠った理由を週刊新潮らしく暴露して
それなりに面白かったがオマケに付いていたDVDが
此の「七色の花」。
”幻の原節子映画”という様に関西のコレクターが持っていた
原版をリマスターしたものらしい。
しかし此の映画、実はヒロインは原節子ではなくて
上の写真で竜崎一郎の隣りに居るキモノ姿の杉村春子だ。
此の時、彼女は実年齢44歳
後半に登場する原節子(30歳)に比べれば可成りの年増だが
杉村の演技やカメラの撮り方で、やたら艶っぽく
この映画の設定で堅物の小説家という竜崎が、
杉村のねっとりとした誘惑に負けてしまうのも無理は無い。

杉村春子と云えば日本を代表する大女優。
文学座の代表として自ら舞台で活躍する他に
亡くなった太地喜和子を育てて来た人
その仕草や表情が、太地の絶頂期を思い出させる。
(喜和子は杉村を完全コピーしていたんだな)
杉村の演じる役は、先日、男優篇で紹介した三島雅夫の
踊りや小唄の師匠もしているが
パトロン三島に生活費を貰って生きている。
その関係が名優・三島の人間臭い演技で
何とも生臭く、リアルに描かれている。
一方、主役の竜崎は戦後、南方から復員して来たが
妻を空襲で亡くした小説家。
焼け野原で拾った孤児の少女(角 梨枝子)を面倒みている。

後に大映で、やたら色っぽいマダムを演じていた角だが
此処では、若く肉体を持て余している小悪魔を演じている。
その誘惑に負けない竜崎に想いを寄せる先輩の娘が原節子。
しかし竜崎は、それに気づかず、
妾からの脱出を計る杉村春子の誘惑に負けてしまう。
夏の蚊帳の中、回り灯籠、虫の声に波の音・・・。
この辺りは朝日新聞の連載小説とは思えない官能的な描写だ。
此の映画、スタッフが凄いのだ。
監督の春原政久は戦前の日活からスタートし
東宝の「三等重役」など喜劇を得意とした人だ。
この映画でもパパさん三島雅夫と杉村春子のやり取りが
洒落たコメディで笑わせる。
しかし、原節子が出てくると突然、小津安二郎映画に
成ってしまうから不思議。
恐らく此の頃の原節子の美貌は彼女から出るオーラで
カメラ、照明、スタッフ総てを虜にしてしまったのだろう
とにかく彼女の登場する画面が輝く様に美しい。
結局、自殺未遂までした原節子に負けて、杉村が身を引くという
メロドラマだが、今、観ても古く無い台詞は
あの新藤兼人や船橋和郎の名も見える共同脚本。
音楽は伊福部昭、既に「ゴジラ」「ビルマの竪琴」の
重く哀しいマンネリ・メロディが使われているのが可笑しい。

杉村春子は、いずれ”女優篇”でもう一度登場させるつもりだが
彼女が映画の前半、やたら美しく色っぽいのが
後半、見事に年増女の深情けをみせる”芸”を観るだけでも
此の映画の価値あり。

Ganf-kosovorotka.jpg
ルパシカ・デザイン
今、制作中の”ルパシカ”
古くはロシア・ウクライナ地方の民族衣装であったが
今では、頭から被るシャツ・上着全般を意味し
詰め襟、前開きか?脇開き、強いて云えば
縁に刺繍か、そのテープを縫い付ける以外
特にデザインの定義は無い。
それで、あれこれモデルとなる写真を探した。
かの文豪トルストイは普段着に此れを愛用していたらしい。
でも、ヒゲでデザインが良く判らん。
ネットには下に添付した様なものしかない。
偶然、昨夜観た「アダムス・ファミリー」で
ラウル・ジュリアな此れを着ていた。
刺繍の代わりに宝石を縫い込んだド派手なものだった。

・・・まあ、適当に縫うしかないな。

Once Upon A Time In The West : Ennio Morricone
ハーモニカが効果的に使われた映画音楽を探してみた。
此の映画はマカロニ・ウエスタンの代表
イタリアのセルジオ・レオーネが
本場のアメリカに呼ばれ監督した「ウエスタン」
イーストウッドの才能を開花させた彼だけあって
此の作品ではチャールズ・ブロンソンを主役に
ジェイソン・ロバーツ、ウディ・ストロード、ジャック・イーラム等
渋い贅沢なキャスティングが西部劇ファンを喜ばせた。
ハーモニカを吹く主人公が登場する
此のオープニングは少し引っ張り過ぎと思うが
それでもクローズ・アップと超ロングのカット・バックが
マカロニの魅力を充分に伝え
モリコーネの哀愁のあるメロディにはゾクゾクする。



ミートソース・リングイネ
豚挽肉を玉葱、ピーマン、ニンニクと一緒に
フードプロセッサーにかけ
フライパンにオリーブオイルで炒め
程よく火が通ったらホール・トマト1缶
黒胡椒、塩の代わりにアンチョビ・ソース
此れを茹で上がった平打ち麺リングイネに載せ
パルメザン・チーズを削ってかける。
此の乾麺5分茹でのイタリア製だが
生パスタみたいな食感。
ミートソースにも良く絡み、今年の
「今日の一食」BEST-10に入るかも?
サラダにはヨーグルト&マスタード&柚子のソース。
赤ワインのチェイサーには
錦糸町ジュピターのオニオン・コンソメ。

昨日、近所のNさんに頼んで白菜を4個購入
午後から晴れるらしいので、此れから陽干しの仕込み
白菜の値段も平年並みに下がり、寒さも充分
糠漬けから白菜漬けの季節だな。