ラベル 悪役列伝 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 悪役列伝 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年7月5日日曜日

クラウス・キンスキー(1926~1991)
私のブログに此の「悪役列伝」というサイトが有り、
とっくに出したつもりが彼を出して居なかった。
彼はポーランド系ドイツ人
第二次世界大戦にはドイツ兵として参戦している。
その戦場で地獄を見たか?彼の鬼の様な顔は実に恐ろしい。
頭角を表したのはセルジオ・レオーネ監督の「夕陽のガンマン」
勿論クリント・イーストウッドの敵役だが
彼の前にはリー・ヴァン・クリーフやジャン・マリアボロンテ
という曲者が居て、まだ目立っては居なかった。
しかし、そのジャン・マリアボロンテ主演の「群盗荒野を行く」
あたりから”マカロニ・ウエスタン”には欠かせない悪役として
フランス俳優ジャン=ルイ・トランティニアン主演の
「殺しが静かにやってくる」では悪党のボス役に。
その人気に彼の母国の西ドイツの監督ヴェルナー・ヘルツォークが
「アギーレ/神の怒り」で主役に抜擢
その後もイザベル・アジャーニと共演の吸血鬼映画「ノスフェラトゥ」
アマゾンの山林を巨大な船で進む狂気の映画「フィッツカラルド」
(此の映画の撮影現場では監督ヘルツォークとキンスキーの
凄まじい怒鳴り合いが記録されており興味深い)
その間にも”エマニエル夫人”の様なフランス映画「マダム・クロード」
日本で寺山修司監督で「上海異人娼館チャイナ・ドール」と
ポルノ紛いな怪しげな作品に出演
”怪優”にして”国際俳優”の名を欲しいままにして居た。
今マイケル・ジャクソンの伝記映画がヒットして
彼の”性癖”はともかくとして映画は素晴らしいと・・・
このクラウス・キンスキーも、それは同じ
映画「テス」でデビュー以来、美しさと演技力を兼ね備えた
娘ナターシャ・キンスキーから妹まで
子供の頃の実の父親の幼児虐待の”性癖”を暴露されているが
真実は彼が亡くなった今・・・判らない。
うーん、あの顔ならやりかねないな。

2026年5月26日火曜日

 

ティム・マクマランTim Mcmullan (1963~)
今、此の俳優が気になる。
左右眼が違う此の顔は一度見たらば忘れない。
此れまで「フィスエレメント」「恋におちたシェークスピア」「クイーン」と
何度か見かけたが名前は覚えられなかった。
それが先日、終わった「刑事フォイル」のMi-5の諜報部員ヴァレンタイン
そしてアガサクリスティの「検察側の証人」の検察官と
立て続けに登場し、嫌が応にも名前を知りたくて
検索したら出てきた。
英国には”変わった顔”の俳優が所属する
”アグリー”というプロダクションがあり彼もそこかと思いきや
れっきとした英国ロイヤルアカデミー出身のシェークスピア役者だった。
それでも此の独特な顔は童顔の様にもなり
時に変質的な犯罪者のそれに化けて演技力は確かだ。
フェリーニが生きて居たら”フェリーニ・フェイス”として
彼の映画にキャスティングされたろう。
とにかく暫くは追っかけようかな?

2026年4月8日水曜日

スティーブン・ラング (1952~)
昨夜「ランボー」等アクション映画を得意とする
ジョージ・C・コスマトス監督の遺作という「ザ・ターゲット」を観た。
まあスターローン御用達の監督に内容は期待しなかったが
主演のチャーリー・シーンより、此のスティーブン・ラング演じる
殺し屋が、圧倒的にクールな魅力があって、大統領暗殺計画阻止に
ホワイトハウスを駆け回る補佐官のチャーリー・シーンは到底
コイツには勝てないなと、逃げても逃げても追ってくる
彼の執念というかプロ意識というかそれは殺し屋の鏡として
久々に私の”殺し屋BOX"に入れようと(笑)
ネタバレになるが、
コイツの前では殺しの依頼主のドナルド・サザーランドも
飼い主の言う事を聞かないドーベルマンに
手を焼く感じにしか見えない。

歴代の殺し屋俳優といえばジャック・パランス
ヘンリー・シルバと続く爬虫類系の”目付き”の極み。
此の俳優どこかで見た事があるなと思ったら
あのジェームス・キャメロンの「アバター」シリーズで
ずっとマッチョな悪役マイルズ大佐役でレギュラーで出演してる。
とにかく一度見たら忘れられない”目付き”というのは
こういう奴の事を言うのだな。





 

2025年12月6日土曜日

小沢栄太郎(1909~1988)
大滝秀治が”怪優列伝”で小沢栄太郎を”悪役列伝”に入れるのは
かなり抵抗があるが、しかし彼の演じた役は
吉良上野介を始めとして、ほとんどが悪役だから間違いは無いだろう。
それでも戦前の左翼新劇から、千田是也や東野英治郎と
俳優座を立ち上げた日本演劇界の草分け的人物。
”おていちゃん”こと沢村貞子と同様、戦前は思想弾圧で
刑務所に1年間も入れられた芯の強い人でもある。
そんな彼が先の大滝秀治の後の回の「痛快!河内山宗俊」
第20話"おれとあいつの忘れがたみ”に出て、
吹替なしで三味線を弾いたのには驚いた。
えっ彼にそんな特技があったかと調べてみたら無い様だ。
此のドラマの主役の河内山宗俊を演じているのは勝新太郎
実は長唄三味線方・杵屋勝東治の次男。
だから子供の時から三味線をみっちり仕込まれている。
その彼が長唄を歌い、小沢栄太郎が三味線で伴奏を。
ドラマでは彼らは昔、長屋で隣り同士、その頃、河内山は彼に三味線を習ったという設定。
驚くのは、その手元のアップからカットを割らず
小沢栄太郎の顔までカメラはパンしている。
恐らく此のシーンのために小沢栄太郎は
勝新太郎から三味線の特訓を受けたに違いない。
後年、俳優座で「セチュアンの善人」など演出家として
活躍した小沢栄太郎は手元のアップ吹き替え無しで本物感を出したかったのかもしれない。
臨終の床で河内山が弾く三味線の音色が泣かせる。
私の知る小沢栄太郎は日本の政治家や白い巨塔で
いわゆる”巨悪”の根源を演じていた役者。
此の様な宇野重吉がやる様な優しい役は初めてだろう。
なんだ”良い役”も出来るんじゃないの。
勝プロ製作の此のシリーズ
座頭市ほどチャンバラがなく”痛快!”とは言い難いが
勝新太郎はプロデューサーとして
原田芳雄、火野正平、桃井かおり、そして大滝秀治と
(桃井以外は皆亡くなっているが・・・)
当時の魅力的な俳優をキャスティングしている。
此の回の監督は「十三人の刺客」の工藤栄一。
水や光の映像も美しいと思ったらカメラは森田富士郎。
もちろん美術は京都撮影所の黒幕・西岡善信、すべてが完璧だ。
尻上りに調子の出て来た此のシリーズ後3回で終わっちゃうんだな。

2025年11月11日火曜日

キアラン・ハインズ(1957~)
BS-J-COMの「第一容疑者3」に此の俳優が出ていた。
此のドラマはBBCで30年以上も前に製作され人気があったらしいが
その内容が余りにも過激で恐らく日本のTVコードでは
当時オンエア出来なかったと思える。
今でも真っ黒焦げの焼死体はそのまま見せるし
"ジャニーズ事件"ではないが犯人の少年少女へ性暴力も
そのままTVタブーの限界を超えている。

前置きが長くなったが、此の悪役俳優キアラン・ハインズ
彼の役は、麻薬や酒に溺れ街に屯する少年たちの
救済センター所長、でも裏の顔は、
政界のお偉方の少年趣味に、その斡旋をして
それを恐喝しながら巨万の富を得ている男。
しかし警察幹部にも、その客が居て誰も手が出せない。
いや手を出すと警察署長ですらも左遷されてしまう。
その役を、まだブレイクする前のキアラン・ハインズが
主演女優ヘレン・ミレンを食うほどの太々しさ
いやドラマでは犯人なのに、知らばっくれ通し
勝負は、ヘレン・ミレンの完全に負け!

アイルランドからは数々の名優が出ているが
彼は北アイルランドのベルファスト生まれ
名門ロンドンの王立演劇学校卒業。
数々の舞台で、その演技を認められ
映画では「ハリーポッターと死の秘宝」「トッームレイダー」などで
その憎々しい面構えが印象に残る。

2025年3月20日木曜日

デヴィット・ワーナー(1941~2022)
オックスフォード・ミステリールイス警部を観て居たら
此の俳優が出て居た。
馬の様な長い顔だから横顔でもすぐ判った。
彼は王立演劇学校卒、アルバート・フィーニーの
「トムジョーンズの華麗な冒険」でデビュー
その後、サム・ペキンパーの「砂漠の流れ者」で
神父崩れのインチキ牧師役でブレイクした。
その後もペキンパーの「わらの犬」「戦争のはらわた」 に起用され
それから、先日の テリー・ギリアム監督の「バンデットQ」
カルトSF映画「トロン」ニール・ジョーダン監督の 「狼の血族」
あのジェームス・キャメロンの「タイタニック」にも出演している。
まあ、出演したのが全部が悪役では無いが
此の顔だから「バンデットQ」「トロン」など
悪役をやると結構怖い顔で迫力が有り、私の贔屓俳優。
映画は「メリーポピンズリターンズ」(2018)が
最後になっているが此の”ルイス警部”では
車椅子に乗ったまま で、もっと後かも知れない。
流石に歳を取った感があるが、その貫禄でちゃんと芝居している。
でも3年前に亡くなっていた(合掌)



 

2025年3月19日水曜日

ジョナサン・プライス(1947~)
此の英国俳優、本当は悪役ではない。
昨夜BSで、またオンエアしていたテリー・ギリアム監督の
「未来世紀ブラジル」で主人公サムを演じてブレイクした。
間違ってテロリストとされ逃げ惑う様は何度観てもおかしい、
兎に角、テリー・ギリアム監督のお気に入り役者で
その後も「バロン」「ブラザーズ^グリム」と続き
テリー・ギリアム監督が18年がかりで撮った「ドン・キホーテ」は
当初「バロン」の”ほらふき男爵”を演じた俳優ジョン・ネヴィルが
ドン・キホーテを演じていたが18年の間に歳を取り過ぎ
程良く老けたジョナサン・プライスに交代という面白いキャステイングに成った。
若い時からオデコがツルんと禿げ、目玉がギョロっとした
特徴ある風貌はアラン・パーカー監督の
ミュージカル映画「エビータ」では
アルゼンチンの大統領フアン・ペロン役で歌まで披露している。
個性と演技力が有るので「007トゥモロー・ネバー・ダイ」で
ジェームス・ボンドの敵役のメディア王に起用された。
ジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでは
総督ウエザビー・スワン役で又悪役。
私は観てないがTVドラマ「ゲーム・オブ・スローン」シリーズでも
どうやら悪役らしい。

2025年2月13日木曜日

川原和久(1963〜)
「ドクターX」で大門未知子に”アンタ顔が怖いんだよ!”と
言われながらも今やCM等で売れっ子になった俳優も居れば
彼の様にあいも変わらず怖い顔で悪役を一手に引き受けている俳優もいる。
まあ「相棒」では亀山こと寺脇康文を相手に犬猿の仲を
延々と続けてレギュラーの座を掴んでいるが。
その怖い顔が効果的だったのが「御家人残九郎」(賞金桜)の山犬新兵衛役
兎に角、狂犬のように女を襲い殺すのを楽しむ変質者。
しかも剣もかなりの使い手、若村麻由美の蔦吉姉さんも絞め殺されそうになる。
メイクもかなり凄いから誰だコイツ?と最後のタイトルまで見て
な〜んだ川原和久か!と。
悪役が出来るのは演技が上手い証拠。
彼は劇団ショーマの看板俳優だ。
今の奥さんは松本白鸚の娘・紀保(妹は松たか子)
という訳で、男は顔じゃないよ!では無く怖い顔も受けるのだ。

2025年1月15日水曜日

テレンス・スタンプ(1939~
昨日の”今日の一曲”の「コレクター」の彼は誘拐犯だから
当然、私のブログの”悪役列伝”に入れていると思いきや
110人以上登場させたその中に彼は居なかったので改めて。
彼のデビューは怪優ピーター・ユスティノフが自ら
メガフォンを取った「奴隷軍艦」。
「戦艦バウンティ」のマーロン・ブランドの様な役だが
そこで既にオスカー助演男優賞にノミネートされ、
ゴールデングローブ最優秀新新人賞を得ていた。
だからウイリアム・ワイラーが発掘した訳ではない。
それにしても「コレクター」でカンヌ主演男優賞を取り
ジョセフ・ロージーの「唇からナイフ」
ジョン・シュレジンガーの「遥か群衆を離れて」
そしてマカロニ・ウエスタンの「血と怒りの河」(此れ西部劇の中の傑作)
その後は「世にも不思議な物語」のフェリーニ編で
高速道路で首を飛ばされるなど、まあ並みの俳優とは別格の存在感。
そのままイタリアの監督ピエロ・パゾリーニの「テオレマ」
アルチュール・ランボー役から
「スーパーマン」ではゾッド将軍と”悪の権化”みたいに・・・
現在85歳!
まあ、殺されても首は生きているてな感じで(笑)



 

2024年9月9日月曜日

シルヴィア・フースス(1983~
オランダ出身でモデル上がりの長身
「ブレードランナー2049」では
”ラブ”という可愛い名前だが非常な女殺し屋を演じる。
前作の女殺し屋レプリカント”プリス役”はダリル・ハンナ
今はニール・ヤングの奥さんになった(笑)
どちらも凄さまじい格闘シーンは、役を受けてから
1日6時間の猛稽古で獲得したというから偉い。





 

2024年9月5日木曜日

 

前回に続いてイーストウッドの監督主演した「アウトロー」(1976)から
建国200年を記念して下火だったアメリカ西部劇を復興させようと
イーストウッドは本腰を入れている。
まず”水戸黄門”の様な嘘っぽい西部ではなく、当時の時代考証に
かなり凝った作りは俳優たちが汚れた顔で誰が誰だかわからない程。
でも、西部劇で育った彼ならではキャステイングもコリに凝っている。
時代背景は南北戦争の終結の頃、北軍ゲリラに妻と息子を殺され
復讐に燃える主人公に投降を進める元南軍の将校は
何処かで観た顔だと思ったら
ジョン・ブアマン監督の「ポイントブランク」でリー・マービンに
ビルの最上階から素っ裸で放り投げられたマフィアのボス役ジョン・バーノン
相変わらずの玉虫色役は最後まで効いていた。
そして、もう一人お尋ね者になった主人公に一騎討ちを挑み

あっけなく殺される賞金稼ぎ、1人は此の顔
気持ちの悪い犯罪者をやらしたら当時一番の此の俳優は
名前が出てこないが、その連れで北軍に密告するのが

ペキンパー西部劇の常連悪役J・Q・ジョーンズ。
砂漠の流れ者なんかに出ていた金髪。

とにかく此の映画、名カメラマンのブルース・サーティースが
捉えたアメリカの原風景のような手付かずの荒野や砂漠が
見事な映像になっているにも関わらず、オスカーは
音楽にノミネートだけというのが不思議。
監督としてのイーストウッドの評価は16年後の
「許されざる者」「ミリオンダラーベイビー」以降
此の時、イーストウッドの殺される息子役は
後にジャズミューシャンとなったカイル・イーストウッド。
「硫黄島からの手紙」に素晴らしいスコアを書いている。

2024年3月8日金曜日

本当はキネマ通りにするつもりだったが
私の好きな悪役が3人も出ていたので悪役列伝に
先ずはドルフ・ラングレン。
此の映画、本当は「ジョシュアツリー」と言う題名だが
日本の配給会社が彼のイメージのロシアを強調する為に"赤"を入れた。
ところが彼はロシア人と思いきや、実はスウェーデン人。
ご存じ「ロッキー炎の友情」の敵役にロシアらしく
薬物で改造した人間兵器という触れ込み。
何せ身長が196cmもあり日本には試合に何度も来ている
極真空手の有段者。
スターローンも敵うはずは無いが、勝ってしまうのは映画だから(笑)
此の「バニシング・レッド」では
主役にしては目付きが悪すぎて、いくら冒頭で銃で撃たれ
身体にハンディを付けても、強すぎて映画としては面白くない。
でも面白くさせたのは脇役たち
先ずはジョージ・シーガル。
エリザベス・テーラーの「バージニアウルフなんかこわくない」で
アカデミー助演賞賞にノミネート。
「さらばベルリンの灯」では007ばりの主役をやった。
それが何でこんなB級アクション映画にチョビ髭で?と
思ったら結構、狡い役でやはり上手い役者だなと。
そしてジェフリー・ルイス
彼は、もっと狡い役専門の俳優。
「男の出発」」「夕陽の群盗」「荒野のストレンジャー」と
西部劇には欠かせない小者の悪役。
堺正章の父親の堺駿二に少し似てる。
最後に女だがミシェル・フィリップス。
音楽好きなら彼女の名は「ママス&パパス」のメンバーと覚えているだろう。
まあ彼女は、もう一人のパパと二股かけていたのがバレて
グループは解散したが、彼女は又その後
"バーズ"のメンバーと不倫してたと言うから凄い。
此の映画でもジョージ・シーガルの妻なのに、
ドルフ・ラングレンとも寝ちゃうという役がピッタリ。

そんな訳で此の映画はキャスティングの面白さに
さらにドルフの役がスーパー・カーの運び屋という設定で、
そのマニアなら涎の出そうなランボルギニー等の高級車が
やたら無駄に出まくり、ボコボコ壊されて、
その窃盗グループのボスの中国人が"俺の車なんだから止めてくれ〜"と。
その中国人はマイケル・P・チャン。
彼はスピルバーグの「グーニーズ」に出た中国人少年の父親役。
その少年キー・ホイ・クアンはカムバックした2022年の
やたら長い題名の映画でアカデミー男優助演賞を取ったね。
・・・と此れはトリビアの泉の多い映画

2023年10月14日土曜日

フランク・ランジェラ(1938~)
少し前の話題作「運命のボタン」を観ていたら
見覚えの有る俳優が出て来た。
強烈な個性で、その眼光の鋭さは”ドラキュラ”もやっている。
突然、玄関のベルが鳴り、手で持てるくらいの箱が
その中には台の上に大きなボタンが付いて
”夕方お伺いします”と手紙がついていた。
しばらくしてドアを開けると彼が立っていて
よく見ると顔の顎の半分が無い!
まあ、それは障害のある人は世間にはザラに居るから
それだけで差別してはいけないと
主人公のキャメロン・ディアスは招き入れるが
彼が言うには”此のボタンを押せば100万ドルが手に入ります”
しかし、そうすると貴女の知らない誰かが死ぬことになります”と
言う言葉を残して立ち去ってしまう。
彼女は幼い時に事故で片足を怪我して普通に歩けないし
NASA(国際宇宙局)に勤める夫は宇宙飛行士の試験に
落ちたりして、夫婦は財政的にピンチ。
それで、ついボタンを押してしまう。
この辺りで此の映画はオカルトものか?ホラーか?と
考えたが夫がNASAに勤めている事でSF映画なんだと分かる。
ドン・シーゲル監督の「ボディスナッチャー恐怖の街」ばりに
宇宙人が人間を洗脳してロボットの様に操り地球を乗っ取る話だが
此の映画は手が混んでいて”ボタンを押すと誰かが死ぬ”と言う仕掛け
何故、そんな面倒くさい事をするのかは分からないが
次々にボタンは街の中を回り、100万ドルに目が眩んだ
人間に弱さで次々に死んで行く。
此の夫婦は、その真相を突き止めようと彼らを追いかけるが
洗脳された人間たちに逆に追い詰められる。
此れが何んだか新興宗教の信者たちの様で気持ち悪い。
ラストはネタバレになるから、この辺で辞めるが
とにかく此のフランク・ランジェラという俳優は目力だけでなく
舞台上がりでトニー賞やオビー賞を取り
アカデミー賞のノミネートもされている実力者。
でも、あの目で睨まれたら催眠術をかけられたみたいに
言いなりになりそう。
ピンポ〜ンで玄関を開けて彼が居たらら怖いな〜。

2023年10月1日日曜日

マッツ・ミケルセン(1965~)

007シリーズの悪役では抜群なキャラクター。

デンマークはコペンハーゲン生まれ、

体操選手やダンサーだった身体を生かして俳優へ。

ダニエル・クレイグ版の「カジノロワイヤル」のルッシッフル役でブレイクした。

涙腺の異常で目から血が出るのは気持ち悪かったが

それ以上にボンドを捉えての拷問は手が混んでおり

笑って良いものか?震えて良いものか?男性ならではの恐怖感。

ゴールドフィンガーの昔よりボンドはレザー光線で狙われたりと

何かと股間を狙い撃ちされる傾向があるが

此れは荒縄で固めた物を真ん中をくり抜いた椅子に裸で座らせ

集中的に攻撃するという拷問。

これに耐えられる男が居るのか?


2023年9月26日火曜日

ジョン・ウィック:チャプター2

本当は”キネマ通り”として作品の紹介をするつもりだったが
脚本、映像とレベルが低く観るべきものは無かったが
キャスティング(特に悪役)が面白かったので
此のコーナーに変えた。
リカルド・スカルマルチョ(1979〜)
先ず、主役の殺し屋キアヌ・リーブに自分の姉殺しの依頼をし
断られたので彼の家を焼き払うイタリア系犯罪組織の幹部
サンティー役リカルド・スカルマルチョ。
此の俳優のキャラが濃い。アラン・ドロンばりの二枚目ながら
コンプレックスの塊の様な微妙な演技はキアヌに殺されるのを
待っている様。
イアン・マクシェーン(1942~
闇の犯罪組織コンチネンタルの代表にして
ニューヨーク・ホテルのオーナー兼支配人
主人公とジョンと深い繋がりがある。
名前からしてイギリス人だが
イタリア俳優ジョンカルロ・ジャンニーニ似の濃い顔は
一度見たら、忘れられない。
ランス・レディック(1962~2023)
コンチネンタル・NY・ホテルのコンシェルジェのシャロン役
その無表情で死神の様なキャラは相当怪しいがジョンの味方。
キュブリックの”シャイニング”のバーテンを思い出す。
此のシリーズ全部に登場ブレイク寸前で亡くなった。
フランコ・ネロ(1941~)
ご存知マカロニウエスタンの純血種にして
あのバネッサ・レッドグレープとの間に息子まで作った
伊達男も今やオーソンウェルズ並みの貫禄で
コンチネンタル・ローマ・ホテルの支配人にして
主人公とは旧知の間柄。
「ダイ・ハード2」では極悪人まで演じたから
此の良い方か悪い方か判らない黒幕役はピッタリ

・・・と、まあ敵味方分からないまま
拳銃と格闘技の混ざり合った派手なアクションシーン
ばかりだが、此の作品にはキアヌ・リーブ作品らしい
”サウダーデ”が皆無。
それもその筈、此の監督は、あの”マトリックス”で
キアヌのスタントマンをしていたんだから監督は無理だ。
でも此のシリーズはヒットしたから
後の3、4作目を演出してるんだなあ。