2017年5月31日水曜日

Tangier:Donovan
”エキゾチカ”はレス・バクスターを中心にしたが
他にもフォークやロックでそれらしいものがある。
例えばドノヴァンの此の”タンジール”。
タンジェとも言い、モロッコの北部の都市で
ジブラルタル海峡に面した港町。
その情景をドノヴァンは描いている。

また此方の10cc系のロック・バンドのセイラーは
ジャカランダという中南米に咲く
”青い桜”とも呼ばれる美しい花を民族楽器で表現している。
JACARANDA (1975) -Sailor
どちらの曲も遠く離れた異国の風景に想いを馳せた
”エキゾチカ”に変わりはないだろう。
ベランダのバジルが育ってきた。
昨夜は、それを使って
豚バラとエリンギとトマトの炒めもの。
ニンニクとトマトの相性はイタリアンの要。

サラダのドレッシングにもニンニクおろしと
アンチョビペーストをヴァージンオイルで
ポン酢は隠し味。

パスタはカルボナーラ。
私のは生卵をベースにパルミジャーノを擦り
”カルボナーラ=炭焼き職人”の如く
黒胡椒を真っ黒になるまで轢いて
アルデンテのパスタに混ぜるだけ。

2017年5月30日火曜日

「座頭市海を渡る」(1966)
シリーズ14作目の此れは海を渡るといっても
座頭市が海外へ行くわけではなくて
さすがに14作目となるとマンネリを避けようと
市が殺した奴の供養に、金毘羅船に乗って四国へ渡るというエピソード。
しかし、そこにも執拗に彼を狙う刺客が追ってきて
土地のヤクザに市の暗殺を頼む。
此の土地のヤクザと云うか野武士みたいな奴を
なんと山形勲が演じ、その貫禄と弓矢で市を圧倒する。
そう、悪役が強いほど、映画は面白い!
何せ山形勲は出演作がカンヌ、ベルリン、ベネツィア3大映画祭
そして米国アカデミー賞と4冠を制覇した名優。
その存在感は映画に厚みさえ感じさせる。
そして此のヤクザに虐められる村の名主が又、名優・三島雅夫。
こいつがズルくて「七人の侍」なら立ち上がるはずの
村人達と結託して、市をたった1人で野武士と戦わせる策略。
此の贅沢なキャスティングに、まだ若かった安田道代が
可憐さと健気さを見せ、殺伐とした話に花を添える。
色といえば脱ぎっぷりも良く、市もつられて脱ぐ。
巧い脚本は新藤兼人。此のひとはTVの「座頭市」にも
結構、脚本を提供していたのは勝新の信頼が厚かったから。
信頼が厚いといえば監督・池広一夫
大映の黄金期に贅沢に育てられているから
会社が傾いても映像のクオリティーが高い。
「十三人の刺客」程では無いにしても
見事な村のオープンセットは美術・西岡善信。
其処に西部劇よろしく馬で襲ってくる野武士達の迫力はなかなか。
出来不出来もあるが”座頭市”は勝新の目の黒いうち
あっ、目はいつも白目だったが、TVも本編も面白い。
コレクションはDVDとブルーレイで一杯だ。

アロハ3点試行錯誤
みなさん、以前に縫い上げた
此の和柄3点を覚えておいでだろうか?
その生地が、丁度もう1着づつ作れるくらい余っていて
同じものを又縫うか?
はたまた、混ぜて縫うのはどうだろうか?と・・・。
一応こんな風にシュミレーションしてみた。
なんだかグチャグチャになったような
それで比較的、色合いの地味な風神雷神は、そのまま
インパクトのある錦鯉と宝船を半分づつ
これで少し収まった感があるが
皆さんのご意見を伺いたい!
もちろん、混ぜない方がアロハらしくて良いと云うのも。



Exotica  #7(最終回)
Quiet Village : Les Baxter
此れは”エキゾチカ”の代表曲。
マーティン・デニーがオリジナルと思って居たが
調べたらレス・バクスターが1951年に
アルバム「サベージの儀式」で発表したもの。

Quiet Village :Martin Denny
ーティンはジャズ・コンボでレスの
カヴァー・アルバムQuiet Village」を5年代半ばに出し
コンボのインストでは単調なのでカエルや鳥の鳴き声を
真似してライブで入れたら、そちらの方が売れ
”エキゾチカ”の代表みたいになってしまった。

Quiet Village:Arthur Lyman
またマーティンはハワイのオワフ島のホテルの
雇われバンドだったが、そこに勤めて居たのが
若き日のアーサー・ライマン。
マーティンもヴィブラフォン奏者だが、彼のその巧さに驚き
即スカウト、しばらくは彼のバンドの目玉になって居たが
やがてアーサー・ライマン・バンドを立ち上げた。
と云うのが”エキゾチカ”御三家の物語。

レス・バクスターがアルバム「Quiet Village =静かな村」の
ライナー・ノートに書いた文章は
”川のボートが、ゆっくりと奥地に入り込むにつれて、
ジャングルは、より密に成長する。
蛇が水の中に入ると、静かに茂った鳥が
穏やかな村の上に浮かび上がる。
 ここには、真夏の熱で荒れた熱帯村の音楽的な肖像画があります”

まさに、その通りの曲ではないか?


冷凍庫の掘り出しもの
冷凍庫のストック袋は
名前と入れた日にちを書いておけば良いが
つい面倒で放り込んでおくと
何が何だかわからなくなり、つい貯まってしまう。
たまには整理をしないと・・・と云うわけで
ラーメン屋でテイクアウトしたニラレバ炒めの解凍
海老餃子は鳥スープで、そのまま煮て胡椒を利効かす。
鶏ムネ肉と新玉ねぎの炊き込みご飯も解凍。
チン、チンと電子レンジを活用。
気がつけば休肝日メニュー!

2017年5月29日月曜日

チョコレート・タルトのパジャマ上下
美味しそうな柄に飛びついては見たものの
何にするか、ずっと悩んで居た。
買ったのは3m。長袖シャツかアロハか?
使っているパジャマが、草臥れて来たので
久し振りに縫ってみるかと、裁断し始めたら
ズボンの量が少し足りない。
やりくり繋げ、かろうじて最低巾を確保。
出来あがつたのが、下の写真と云うわけ。
でもi-Phone7+を入れるポケットの生地が足りない。
ゴムを入れる位のポケットは作れるが
(何を見えはってるんじゃ!オレッ)
必要に迫られたら例の裏ポケットを別の生地で。
とりあえず、ポケットは無しと云う事で・・・。

イカの塩辛完成!
仕込んでから冷蔵庫を開けるたびに
かき混ぜて居たイカの塩辛が
やっと発酵が始まり、それらしい味になって来た。
そうなると朝の主役に躍り出る。
本当は日本酒のアテが一番だが・・・。
温かいご飯の上に乗せ大葉や焼き海苔で
包んだら、これに勝るものはない。
納豆には和布蕪にシラス
味噌汁はナメコに豆腐の赤だし。
まあ此んな朝食は、滅多に食べられない。

Exotica  #6
Elephant Trail : Les Baxter
アフリカを音楽で表現した作曲家に
先に英国のジョン・バリーを挙げたが
もう一人、米国にヘンリー・マンシーニが居た。
ジョン・ウェインの映画「ハタリ!」で”子象の行進”などが有名だが
それより4,5年前にレス・バクスターは此の曲を作っている。
その「ハタリ!」のテーマ曲に似ている等と言ってはいけない。
彼がハリウッドに与えた影響が大きいと云うべきだろう。
そしてコチラの曲は
Simba : Les Baxter 
シンバ=ライオン(スワヒリ語)の意味だが
男性コーラスに、その雄々しい姿を感じさせ
後のミュージカル「ライオン・キング」に繋がる。

2017年5月28日日曜日

浅草駅の”えきみせ”にある
キモノの古着屋で男物の長襦袢を見つけた。
超特価に、ヤッリーと喜んだのも
つかの間、家に戻ってよく調べたら
虫の食べた痕が縦に点々・・・。
そうだよな、前に作った自分の着古しに比べ
色も鮮やかだし壊すのも勿体無いほど
裏地もちゃんと仕立ててあった。
それが、こんな値段(1000円ぽっきり)の
訳は無いなとガックリ。
でも折角の歴史ある布地との出会いだしと
気分を取り直し、此処と此処を分けて使えば
虫の痕は目立たないはずと気合を入れ解体。
出来たのが、此の2着のアロハ。
私にしては丁寧に縫ったのは嫁入り先が
既に決まっているから。
さて喜んで着てくれるかな?


Exotica  #5
Hong Kong Cable Car : Les Baxter
香港の音楽イメージというと、いつも此れ。
映画「慕情」の音楽はアルフレッド・ニューマンが
そしてラロ・シフリンは「燃えよカンフー」で
此のイントロを踏襲したが
全て此のレス・バクスターがオリジナル。
今はどうか分からないが返還前に香港空港に着いた時
私には此の音楽が聴こえてきた様な気が・・・。
さらにコチラは九龍島の夜明け
Sunrise At Kowloon(1963) -Les Baxter 
ジャケットはアフリカっぽいけど
音楽はこんなイメージが広がる。

納豆シラス炒飯
冷凍してあったシラスを解凍し
納豆とシメジと一緒にフライパンで炒飯。
酒と醤油を少し垂らしただけで
それぞれの旨味成分が出てくれる。
ただし此の旨味成分というやつが
全部プリン体を多く含み
あなたにあげる尿酸値をあげるという訳。
糠漬けはナスが日光の手前で今市。
でも、トロロ昆布と鰹節の
即席お吸い物はベランダの三つ葉が
スクスクと伸びてくれて助かるペレス・・・古い〜。


2017年5月27日土曜日

ビッグ・アイズ(2015)
SFXを多く使ったファンタジーを得意とする監督
ティム・バートンにしては地味な映画である。
それでも平気で人間の手をハサミにしたり
「アリス」で奇妙な頭でっかちの女を登場させる
彼好みの”絵”を描く女性の話に
彼の”危ない性癖”が反応したと思われる。
上のポスターが実に此の映画の内容を表現している。
まず真ん中の絵、大きな目をした女の子が書かれている。
それは”ビッグ・アイ”と呼ばれ
1950年代に全米の人々が好んで買った作品である。
描いたのは、その絵を持っている女流画家。
しかし彼女は作者であるのに
その外側を持っている夫のゴースト・ペインターであった。
それは夫の策略で男の画家のほうが絵が売れると騙され
更に売れてからも家庭内暴力で、それを隠されたからである。
だいたい此の絵自体が可愛い少女の絵の筈だが
どこか陰湿な影を感じさせるもので
何故、米国でブームになったのか?が不思議。
それは夫の詐欺師まがいのセールスに依るとなっている。
彼は画家と言っているが実は元・不動産屋
ことば巧みに彼女を誘惑し
彼女の作品、そして彼女の世界を盗んでしまったのだ。
此の夫を演じるのがクリストフ・ヴァルツ。
先日の新しいターザン映画の敵役だ。
その憎々しさは今、ハリウッドで悪役ナンバーワンそのもの。
映画は敵役が強いほど面白いのが定説だが
これほど卑怯で卑劣なキャラクターを生み出す才能に
此の俳優の凄さを感じる。
監督ティムの、お抱え役者ジョニー・デップも彼には叶うまい。
主役を実力派若手女優エイミー・アダムスが演じ
どんどん心を蝕まれてゆくの女流画家の過程を見せる。
特にノイローゼとなりスーパーマーケットの客から
店員まで全部が”ビッグ・アイ=大きな目”になる場面が圧巻。
ジョン・シュレジンガーの名作「イナゴの日」(1975)を思い起こさせた。
ラストは彼女が訴訟を起こし
全ての絵は自分が描いた事実を裁判所裁判所でブチ撒け
それに夫が巧妙に反論し対決するのも此の映画の見どころ。
自分でもナプキンに描いた絵などの展覧会をしている
ティム・バートンならでは世界だろう。