2012年8月28日火曜日


The Day of The Locust :John Barry
監督ジョン・シュレジンガーと再びコンビを組んだ
此の映画「イナゴの日」は前作「真夜中のカーボーイ」と同じく、
アメリカの恥部を描いたものであった。
虚栄に満ちたハリウッドに群がる人々をイナゴに例え
その暴動を凄まじいエネルギーとして捉えた
おぞましいラスト・シーンは何度見ても圧倒される。
その年のアカデミー賞とは全く無縁であったが
私、個人としては「真夜中・・・」以上の完成度
ジョン・シュレジンガー作品のベストと思える。
1930年代のダンス音楽を集めたサウンド・トラックは
時代の雰囲気を良く伝え、またジョンが加えた
オリジナル・スコアも退廃的、かつ前衛的でイギリス人が
アメリカの歴史を描くとこうなるのか?という良い見本だろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿