歴代アカデミー賞作曲賞2000年代 その５

「ネバーランド」：ヤン・A・P・カチャマレク

ピーターパン誕生逸話のアラン・ニー戯曲を

「チョコレート」「007慰めの報酬」のマーク・レスター監督が映画化。

主演ジョニー・デップを始め７部問にノミネートされたが

此の作曲賞だけに留まった。

カチャマレクは舌を噛みそうな名前だがポーランドの作曲家

ハリウッドで既にデカプリオがランボーを演じた

「月と太陽に背いて」等にスコアを提供している。

此の後も忠犬ハチ公のアメリカ版「HACHI約束の犬」の

音楽を担当している。

 

お赤飯は錦糸町から

卵焼きは頂き物

どこぞのブランドらしい。

豆腐とお揚げの味噌汁

キンピラは牛蒡の冷凍を使い

出汁の昆布も刻んで。

さて荷造りして宇佐美へ。

 

歴代アカデミー賞作曲賞2000年代 その４

「フリーダ」：エリオット・ゴールデンサール

メキシコの女流画家フリーダ・カーロの生涯を

舞台のライオンキングの演出家として知られる女性

ジュリー・テイモアが映画化した。

斬新な映像と編集が評判を呼んだ。

此の音楽は彼女の夫、エリオット・ゴールデンサール

何故苗字が違うかは、どうでも良いか。

此の作品の前に「エイリアン３」や「バットマン」

「マイケルコリンズ」と既に売れっ子の作曲家で

彼女とはシェークスピアの映画化「タイタス」で

タッグを組んでいた。

ブレイク・ファスト

アンデスのカレーパンや

メゾンカイザーのバケットにチャパタ等に

横川のデリカテッセンの

鶏ハムやソーセージ等をブロッコリーと炒めて

スープは錦糸町カルディで見つけた

粉末スープだが缶入りのコーン・ポタージュ

「アバター：ウェイ・オブ・ウォーター」：監督ジェームス・キャメロン

前作で有力視されていたオスカーを元の奥さんに奪われ、

此の新作ではリベンジを計ったか？

自分の持ち駒を全て出したか？の様に思える

・・・と言うのは”ターミネーター”や”エイリアン２”の

未来型ロボットの設定に今回は”アビス”の海底シーンが

数多く観られ、クライマックスは”タイタニック”のラストを

思わせる大型戦闘船の沈没による海底からの脱出と

彼のポケットを全部裏返して見せた感。

まあ、そこにストーリィー的にはアバター達が

”モヒカン属の最期”でもあるし、意匠的には刺青などからして

ポリネシアの海洋民族のそれが見られて

なんともエキゾチックな雰囲気を出している。

とにかく192分、3時間を越える超大作ながら

少しもだれる事なく、観客は森から空へ、そして海中へ潜る

ディズニー・ワールドのアトラクションを乗り継いている

感覚を楽しめる作品だ。

前回は理想郷とも思える惑星の環境破壊と戦う部族が

メインだったが今回は時に離れそうになる家族の結束を

中心に置いている。

まあ、そんな事はともかく、その美しい空間と時間に

ひたすら酔えば良いだろう。

 

歴代アカデミー賞作曲賞2000年代 その３

「ロード・オブ・ザ・リング」：ハワード：ショワ

英国のトールキンの原作をニュージーランドの監督ピーター・ジャクソンが

八年がかりで映画化した３部作。

全てで30回もオスカーはノミネートされ最終回の「王の帰還」は

11部門でオスカーを取り此の音楽のハワード・ショワもその栄光に。

彼は鬼才デヴィッド・クローネンバーグ作品の音楽を

全て担当し、ジョナサン・デミやティム・バートン等の異色作で

評価を得て此の作品に起用された。

ケルト系のメロディーが”二つ国”の世界を作り

ドラマチックなオケストラ構成が超大作映画の迫力を出していた。

 

浅草エキミセ牛壱心

今日は29日で肉のサービスデーと

出掛けたら、なんと今日は28日。

良いじゃないの1日くらい！と私が

言ったら、店長は呆れた顔で

首を横に振る。

それじゃ隣りの嘉嬪に行くか？とは

流石の私も言えず、

比較的お得な肉を見繕った。

最近の焼肉は、どれも柔らかく仕立ててある。

キムチは長芋に、コムタン・スープはハーフ。

 

うなとろ定食

先日の川勇の鰻の兄貴に

トロロをかけた。

お吸物は豆腐に三つ葉。

糠漬けは新旧2種

納豆も(^^)

 

歴代アカデミー賞作曲賞2000年代 その２

「グリーンデスティニー」：タン・ドゥン

此の頃は中国と香港も台湾も上手く行っていて

米国も資金を出した４国合作映画。

監督は台湾出身でハリウッドで最初に成功した

”ブロウバック・マウンテン”のアン・リー。

徹底したカンフー中国人任侠映画ながら

ブルース・リー映画とは違う完成度の高さに観客は驚かされた。

音楽のタン・ドゥンは中国湖南省生まれ

1985年にはN.Y.に移住してコロンビア大学博士課程に入学

そこで実験音楽と出会い自分の生まれた背景を生かした作曲を始め

頭角を現し、様々なイベントに彼の作曲が起用された。

オペラ、協奏曲、管弦楽作品は評価を得て

此の作品で見事オスカーを手にした。

これ以降も「HERO」「女帝」と

米中合作の大作映画にスコアを書いている。

 

昨夜はおウチ・ディナー

先ずはキウイ・ヨーグルト。

その後、アボガドを蒸して柔らかく。

此れはホワイトマッシュルームだが

ニンニク醤油で炒めたからブラウンみたい。

オニオンスープにチーズを載せて

オニオン・グラタンもどきにリサイクル。

メゾンカイザーのチャパタにサラミを挟んで。

これをロゼの残りで(^^)

 

歴代アカデミー賞作曲賞2000年代 その１

「レッドヴァイオリン」：ジョン・コリリアーノ

西部劇に「ウィンチェスター銃’73」というオムニバス映画があるが

此れは４世紀に渡り５つの国に受け継がれた

ヴァイオリンを巡るオムニバス映画。

監督はカナダのフランソワ・ジラール。

此の後も日本を舞台にした映画「シルク」

シルク繋がり？でシルク・ドゥ・ソレイユの舞台演出。

ピーター・ゲイブリエルの音楽映画「シークレッドワールド」

ジョン・コリアーノは米国の現代音楽の作曲家

殆どがオーケストレーション作品。

鬼才監督ケン・ラッセルの異色作「アルタード・ステイツ」の

音楽も担当している。

昨夜は鰻と決めていた。

バスを乗り継ぎ石原3丁目の老舗・川勇へ。

白焼に始まり超辛口の山形の杉勇で

蒲焼きを待つ。

此処の鰻は鍋茶屋なき後、下町らしい佇まいに

値段もリズナブル、安心して食べられる。

も少し暖かくなったら隣の銭湯とセットだな。

 

歴代アカデミー賞作曲賞1990年代 その９

「ライフ・イズ・ビューティフル」：ニコラ・ピオヴァーニ

監督のロベルト・ベリーニは元イタリア人俳優

早くから”ジャームッシュ”の「ダウンバイロー」等に出演

ハリウッド進出を狙っていた。

此の物語はイタリア系ユダヤ人の父子がアウシュビッツに送られ

その悲惨な現実を息子に分からせまいとして

”これは遊びなんだよ”と笑って死んでゆく父親を演じ

万人の涙を誘った。

音楽のニコラ・ピオヴァーニはフェリーニ晩年作品に

亡くなってしまったニーノ・ロータの後を継いだ作曲家。

題名通りに、人生を讃える美しいメロディーを付けた。

そういえば役者時代のロベルト・ベリーニも

フェリーニの「ヴォイス・オブ・ムーン」に出ていた

とにかくイタリア人贔屓とナチス嫌いのアカデミー協会は

まんまとロベルト・ベリーニの作戦にハマった訳で有る。

いや、それは冗談として此の作品、２度と観たく無いほど

切なくて泣かされてしまう。

 

作夜は鍋でピエンロー！

スペイン産のロゼを開ける。

イブリガッコにチーズ。

インゲンの白和えを肴に

椎茸出汁骨付き鶏に豚バラ肉で

白菜と春雨が炊き上がるのを待つ。

うーんピエンローは裏切らない(^ ^)

 

歴代アカデミー賞作曲賞1990年代 その８

「タイタニック」：ジェームス・ホーナー

監督ジェームス・キャメロンは「ターミネーター」シリーズ

「エイリアン２」とヒットを続け、此の有名な遭難事故を脚本化

作品賞、監督賞を始め、アカデミー賞11部門受賞は

あの「ベン・ハー」と並ぶ最多記録。

その中に此のジェームス・ホーナーの作曲も含まれた。

彼は南カルフォルニア大学で学士号、UCLAで修士号を得て

同大で教鞭をとっていたがロジャー・コーマンに見出され

その下にいたジェームス・キャメロンに出会い

「エイリアン２」で気が合い此の作品に。

「コクーン」「フィールド・オブ・ドリームス」に「ブレイブハート」

「アポロ13号」とオスカーはノミネート止まりだったが

４度目にして初受賞、その後もノミネートの常連

大学教授の理論派だけにクラシックにジャズと幅は広く

ジャン＝ジャック・アノーの「スターリングラード」

テレンス・マリックの「ニューワールド」

メル・ギブソンの「アポカリプト」と大作に異色作を担当し

ジェームス・キャメロンの「アバター」で再びノミネートされたが

惜しくも逃した。

2015年自ら操縦した飛行機がカルフォルニアで墜落し

61歳で亡くなっている。

 

浅草トンカツゆたか

でも此処は刺身が旨い！

大トロに赤身に赤貝は寿司屋以上

私は温燗派だがこの時期

冷めちゃうので熱燗

その内、牡蠣フライとトンカツが揚がる。

刺身と揚げ物を一緒に食べる贅沢。

あっと言う間にキャベツは無くなり

お代わり(^^)

 

歴代アカデミー賞作曲賞1990年代 その7

「イングリッシュペイシェント」：ガブリエル・ヤレド

此の年(1997)のオスカーは2人

ドラマ部門に「イングリッシュペイシェント」のガブリエル・ヤレド

ミュージカル・コメディ部門に「エマ」のレイチェル・ポートマン

ガブリエル・ヤレドはレバノン・ベイルート出身フランスの作曲家

ゴダールの「勝手に逃げろ／人生」の音楽でスタートして以来

ジュン＝ジャック・べネックス監督の「ベティー・ブルー」

ジュン＝ジャック・アノー監督の「愛人ラマン」等で高い評価を得て

アンソニー・ミンゲラ監督の此の作品で見事オスカーに。

もう1人のレイチェル・ポートマンはオスカー初めての女性作曲家

英国人で此の「エマ」の前に「迷子の大人たち」「ケロッグ博士」

「スモーク」と話題作のスコアは評判だったが、此の作品で

やっとハリウッドの”ガラスの天井”を破った。

私が彼女を意識したのは”tabu＂のコレクションをしている時

彼女のカヴァーが素晴らしかったので。

此の後もラッセ・ハルストレム監督の「サイダーハウスルール」

ロバート・レッドフォード監督の「バガー・ヴァンスの伝説」と

印象に残る仕事をしている。

浅草の晩ご飯

東京駅に着いてバスの時間が合わないので

大丸の食品売り場へ。

先ず鮮魚コーナーで此の貝尽し4巻で500円！

宇佐美から運んだ白菜漬け

浅草には蓮のキンピラと利休の牛タン弁当も。

此れを時期外れのボジョレーヌーヴォーで。

そして今朝は牛タン弁当の半分で

トロロ卵かけご飯

 

歴代アカデミー賞作曲賞1990年代 その６

「イル・ポスティーノ」：ルイス・エンリケス・バカロフ

監督はマイケル・ラザフォード

音楽のルイス・エンリケス・バカロフは

アルゼンチン生まれだがブルガリア移民のユダヤ人

20歳でコロンビアのピアニスト、26歳でイタリアに移り

マカロニ・ウエスタンの「続・荒野の用心棒」で評価を得た。

そのせいか、”ニュー・シネマ・・・”のエンニオ・モリコーネと

スコアが似ていて此の映画の主演がフィリップ・ﾉワレだから

つい続編と勘違いしてしまう。

そのフィリップ・ﾉワレのチリ亡命詩人と

マッシモ・トロイージが演じた郵便配達人との友情物語。

郵便配達人のマッシモ・トロイージは心臓病を押しての出演で

此の映画が遺作、話も温かいが音楽も優しく、

まさに”ニュー・シネマ・・・”の感動再びという作品であった。

作曲のルイス・エンリケス・バカロフはニーノ・ロータ亡き後の

フェリーニ 映画を担当した。