2017年6月30日金曜日

銀座アップルから、ランチにディムジョイへ
突然のアポなのに、それ程待ちもせず
ジーニアスバーて修理すること30
Wi-Fiが復帰、さすが天才たち!
いつもなら銀座のランチは”ラーメン共楽”だが
2年以上経つのに、まだ再開していない。
だから、最近はもっぱら三越11階の
四川料理ディムジョイのランチセット
飲茶と坦々麺は、夜も来たくなる旨さ(o^^o)





Always#1
Always ~ Harry Nilsson
此の曲との出会いは此のアルバム「夜のシュミルソン」
いや以前にシナトラで聴いていたかも知りませんが
シナトラのお抱えアレンジャー、ゴードン・ジェンキンスの
ハリウッド・スタイルを前面に出した、それは
聴いた事無し、新しい音楽と同じような感動を私を受けた。
でも、今日からのシリーズは
此の曲のルーツと展開を続けるつもり。
まずは、そのニルソンがゴードンのタクトで気持ち良さそうに
レコーディングをしている風景から。



2017年6月29日木曜日

💗SEXY VOICE #15
Midnight At The Oasis:Maria Muldaur
昨日のフィビー・スノウと同じ時代に活躍した
此のマリア・マルダーは当に色っぽい声である。
しかし彼女は、それだけでなく
ブルース、ジャズ、フォークと米国のルーツミュージックを
掘り下げ自分のものにしている。
生まれ育ったグリニッジヴィレッジから
マサチューセッツ、ニューオーリンズと
様々なジャンルのミュージシャンとセッションを重ね
恋もしたが音楽的にも進化を続けている。
私が好きなのは、同じアルバムに入っている此れ
Mad Mad ME:Maria Muldaur
そしてヘレン・レディも歌っている此の曲
Long Hard Climb:Maria Muldaur



朝からカレー!
スリランカのツアーに参加した時
みなさん連日のカレーにギブアップ
(特にスリランカの普通のカレーより辛い!)
何か別の料理をとガイドにリクエストしていたが
私はガイドの食べるカレーが旨そうで
一緒に毎日たべて居た。
まあ帰ってから医者にかかったが(笑)
先日の”兄貴”のカレーは
寝かして更に旨くなった。
また残ったので冷凍し
此れを”タネ”にして、いつか又
ヴァージョンアップだな。

2017年6月28日水曜日

マドラス・チェック・ジャケット完成!
マドラスはインドの南部ベンガル湾に面した港町
植民地時代につけられた名前だから
今はチェンナイと、その名を変えている。
その植民地時代に此の木綿生地は英国に運ばれ
夏用のシャツやジャケットが作られた。
IVYリーグの学生に好まれたのは
とにかく着やすかったから。
それでも此のパックワーク生地となると繋ぎ目が
次々と引っかかりミシンの運針が大変。
インドの夏に適応した涼しい生地なので
カタチを定める為に一応、接着芯を入れたが
それでもテロテロ感は否め無い。
此れを良しとするか?はたまた糊を効かせて
バリッと、それらしくするかは此れから・・・。
とりあえず専属モデルは
”さすがインド産、夏には着心地バツグン!”と。


💗SEXY VOICE #14
Poetry Man - Phoebe Snow
私が彼女の歌を聴いた頃は、仕事で米国ロケが多かったので
カー・ラジオから流れる彼女の声は
”アメリカの音”そのものだった。
昨日のケイト・ブッシュが何オクターブも出る声ならば
此のフィービー・スノウも4オクターブの声を持って居た。
居たと過去形で語るのは彼女は2011年に亡くなっているから。
此の曲がヒットした頃、彼女は同じフォーク歌手のフィル・カーンズと
結婚して娘を産んだが、その子は脳障害を患っていた。
その看病とライブ活動に彼女も病気がちになり音楽活動は
控えめにならざる得なかったという。
そんなわけで暫く彼女の歌を聴いて居なかった私が
再び夢中になったのは此の曲
”今夜さえ切り抜ければ何とか生きて行ける・・・”と
深い絶望感からの脱出を歌う此の曲は
雲にかかる満月を連想させて自作のヴィデオに当てた。
今でもそんな夜は、彼女の人生が頭に浮かぶ。
If I Can Just Get Through The Night:Phoebe Snow

牛すじ肉のトマト煮がカレーに変身!
だいぶ前の牛すじ肉のトマト煮は
時々、火を入れていたから、まだ大丈夫だろうと。
それでも、さすがに肉は無くなっていたので
昨日、近くのスーパーでニュージーの牛肉を買い込み
ニンニクで炒め、先のトマト煮に放り込んだ。
同じトマト味では、つまらんからカレーにしようと。
ヨーグルトを足し、カレー・パウダー
そしてクミン・シードを揉んで香りづけ。
その間に例の小さめなジャガイモを茹でて混ぜ、完成!
サラダは頂き物のイワシのオリーブ漬けにレモンを絞って
ドレッシング代わり。
2年ものの自家製ラッキョウも添えて。


2017年6月27日火曜日

デンジャラスデイズ
メイキング・オブ・ブレードランナー(2007)
SF映画の名作として今でも人気の高い此の映画だが
当時の関係者のインタビューと未公開映像で構成した
長編ドキュメンタリーである。
私もマニアとして、ディレクターズ・カット版から
様々な編集違いをVHSからHi-8、DVDにブルーレイと集め
関係書籍から原作フィリップ・K・ディックのほか
違う著者の続編に、その又続編と持っている。
それでも此のドキュメンタリーに
目から鱗、いや”レプリカントのゾーラ”の蛇の鱗が落ちた。
「エイリアン」のヒットで米国でも人気の出た
監督リドリー・スコットがハリウッドで此れを撮るのは
実は大変だった様だ。
母国・英国のCMで成功したリドリーは
15,30秒の世界を、ディテールで勝負していた監督だから
此の未来社会を映像化するに、美術を凝りに凝り
(もともと彼は美術監督からスタートしている)
決められた予算とスケジュールを遥かにオーバーし
それと彼の映像は夜間撮影や雨やスモークの労働条件がキツいので
米国スタッフとの衝突が半端では無かった様だ。
私が以前に観たDVDに付いていた短いメイキングでは
主演のハリソン・フォードが、此の作品を悪夢として
語りたがらなかった。
だいたい、敵役のルドガー・ハウワーに
イイところを取られっぱなしだったし
それが此のドキュメンタリーでは、嘘の様に
監督や共演者を持ち上げる大スターを演じている。
時間とは人の気持ちも変えてしまうのか?
いや、此の作品、公開当時は興行成績も伸びず
評価も低かったのだが、40年後の今
DVD化されたものを皆、DVDで楽しみ
その凝った作品のディテールを巻き戻しては
チェックする人が増えてきて
ネットでも沢山の名場面が簡単に観られる。
だから劇場のリバイバル上映にマニアの観客が結構集まるらしい。
そうなると、流石にハリソンも文句は言えなくなったという訳。
まだ現在の様な凄いC.G.技術が発達以前、
”アナログ最後のSF映画”とも呼ばれる此の作品の魅力は
工業デザイナー、シド・ミードを巻き込んだ
監督リドリー・スコットの未来イメージの素晴らしさだろう。
カットされた場面、主人公デッカーの夢見る一角獣など
監督リドリー自らが語る様に当時には”早すぎた映画”なのだ。
いや、もう直ぐ映画の世界と同じ年代になるのに
いつまでも先の未来を描く、孫悟空の”お釈迦様の手”の様な
ところが、此の作品のカルトたる所以なのだろう。



💗SEXY VOICE #13
Kate Bush -Wuthering Heights
此のシリーズで早めに登場させた米国のCHICHIが
チャイルド・ヴォイスの筆頭なら
彼女は英国のトップと思ってしまうが
彼女は高い声だけでなく何オクターブも出せる
テクニシャンなのだ。
しかも此のヴィデオをご覧になればわかると思うが
ダンス、そうパントマイムも、ボウイと同じ様に
あのリンゼイ・ケンプに学んで上手だ。
その全ての天才ぶりは世界的にも評価が高い。
映像にも関心が強く彼女のヴィデオ・クリップは
何れも凝った作品となっている。
コチラはピーター・ゲイブリエルとの競演
Don't Give Up : Peter Gabriel & Kate Bush
そしてコチラは名優ドナルド・サザーランドを起用した
ドラマチックなもの。
Cloudbusting : Kate Bush 


よごし御飯の謂れ
よごし御飯とは昔、近所の居酒屋の親父が
私が腹が減っているというと作ってくれた店の裏メニュー。
あり合わせの酒の肴を器に盛り込む。
酢飯なら”チラシ寿司”だが、御飯だから”よごし”なんだとか?
その親父もだいぶ前に亡くなった。
そんな謂れのある此れは残り物の整理に良い。
食べるときは写真のようにグチャグチャに混ぜると
更に旨い!
此の時期、ぬか漬けは難しい。
冷蔵庫に入れるタイミングを考えないと。
今朝の茄子は今年一番の色と漬かり具合。
味噌汁も冷蔵庫に入れていた2日目
昨日は薄味にして、今日は違う味噌を
少し足したのが大正解!

2017年6月26日月曜日

「オンディーヌ海辺の恋人」(2009)
監督のニール・ジョーダンはアイルランドの監督である。
これまでもアイルランドを舞台にした作品は
「クライングゲーム」「マイケルコリンズ」と撮っているが
此れはアイルランドの人魚伝説をモチーフに
自ら脚本を書いたメルヘンチックな作品となっている。
香港のウォン・カーウァイ監督の作品で有名な
オーストラリア人カメラマン、クリストファー・ドイルが切り取った
重い雲の垂れ込めた荒涼とした海が映し出され
一艘の漁師の舟に、人魚いや美しい女が網にかかる。
主人公の男は難病の娘がいるが離婚していて
元の妻と交代で面倒を見ている。
その娘は童話好きで男が助けた女は人魚という事にされる。
此の娘の演技が驚異的に巧く
観るものは彼女の狂言回しに付き合うことになる。
そう、此の映画は、大人の童話を楽しめばよいのだ。
ネタバレ注意
しかし現実は此の女、ルーマニアの麻薬密売人の
手先として使われていた売春婦
それから逃れて海に投げ出されて溺れていたのを
男に助けられたという訳。
しかし、それは最後の種明かしで
映画は、ひたすら人魚が海中で泳ぐ姿の美しさを映し出す。
映像に酔うという言葉があるが正に此れはそれ!
その幻想的な美しさは、冷たい北の海を別世界に変えてしまう。
監督ニール.ジョーダンと撮影クリストファー・ドイルの
仕掛けに、まんまとハメられて
ハッピーエンドに心も和む一級のエンタテイメント作品。



💗SEXY VOICE #12
Sinead o' Connor - Nothing Compares to You
シネイド・オコーナーはアイルランド出身の女性歌手である。
此のプリンスのカヴァー曲でブレイクした。
スキンヘッドがトレードマークで攻撃的なのは
彼女の複雑な生い立ちと、宗教への愛憎から来ている。
ステージでの過激な発言で観客からのブーイングに
落ち込んで引退を決意したりしたが
今は立ち直っているらしい。
レパートリーはロック、ジャズ・スタンダードにコチラにある様に
ルーツであるケルト音楽そしてレゲエまで完璧にこなす実力派だ。
Sinéad O'Connor & The Chieftains - The Foggy Dew
Sinead O Connor - WAR



イカさまのリゾット
パエリアがスペインの炊き込みご飯なら
リゾットはイタリアの炊き込みご飯。
昨夜は、それを時間短縮で
あらかじめ炊いてあったご飯を
ニンニクとジメジ、セロリの茎などをブイオンで煮て
自家製のイカの塩辛にイカ墨を絡めて作った。
味は申し分なく、イタリアはベニスで食べた
イカ墨のリゾット。
いかさまと云えば飲み物
写真はイタリアの発砲ワイン”スプマンテ”に
見えるだろうが実は
白ワインをソーダで割ったもの。
飲みすぎると調子が悪くなるので
最近は、アルコールを加減している訳。

2017年6月25日日曜日

💗SEXY VOICE #11
Claudine Longet - Jealous Guy
此の曲は昔、勤めていた会社の先輩から聴かされ
その甘い声に魅了された。
クローディヌ・オージェは007ボンド・ガールだが
クローディヌ・ロンジェ、彼女もフランス人である。
その数奇な運命は甘い声とは裏腹にやたら辛口。
まず彼女はフランスからダンサーとしてラスベガスに
そこで彼女は車の故障で立ち往生
そこへ通りかかったのが、あのアンディ・ウィリアムス。
たちまち二人は恋に落ち、結婚して3人の子供をもうける。
その後、アンディのTVショーに彼女は出演
それを見ていたハーブ・アルバートの会社A&Mから
アルバム・デビュー、フランス訛りの英語の歌が受け
5枚も出す、私が聴いたのはその頃。
此のジャケットのメイクも当時の人気モデル、ツィギーの様だね。
しかし、その後、彼女の運命は
フランス映画フィルム・ノアールの様に展開する。
ボサノヴァのジョアン・ジルベルトの妻、アストラッドが
下手な英語の鼻歌が受けてスターになり、夫と別れたように
彼女も売れて、夫アンディと離婚。
そこまではアストラッド・ジルベルトと一緒だが
当時、同棲していたプロ・スキーヤーが彼女の撃った銃で死亡
それが事故か?故意か?の裁判が行われ、結局有罪。
そうなると最初のアンディとの出会いも
単なる偶然とは思えなくなってくるから不思議。
結局、彼女は芸能界から引退、今はその時の弁護士と再婚
コロラド州のアスペンで暮らしているとか・・・。
此の甘いセクシーな声の向こうに
そんな凄いドラマが隠れていたと思うと、う〜ん。



朝の魚たち
まず鰈の干物
スーパーの2割引に飛びついた。

鱈子を炙ったもの
プリン体が多いが、たまには食べたい!

鰯のみりん干し
先日の宴会にYさんの手土産

自家製のイカの塩辛
仕込んで4日目、まだ発酵が進んでないが
浅いのも美味しい。


2017年6月24日土曜日

ザ・ウォーク(20015)
私が苦手なものが二つあり
一つはクモやゴキブリ等の昆虫類
まず一つ目の昆虫、それもカマキリの巨大な奴が
或る惑星にウジャウジャ居て、人間を襲ってくる
ポール・バーホーベン監督のSF「スターシップ・トゥルーパーズ」
そんなものとは、つゆ知らず
入ってしまったL.A.の映画館で私はギャーッと叫び声をあげた。
二つ目は高い所、つまり高度恐怖症なのだ。
その恐ろしい映画を昨夜、我が家で観て
真夜中なのにギャーッ!と大声をあげてしまった。
もう目が眩み、恐怖で尻の穴は窄(すぼ)み
録画したヴィデオだが何度観るのを止めようとしたことか。

この映画の主人公は小さい頃から綱渡りが大好きで
1974年に建設されたばかりの世界貿易センターに一目惚れ
その2棟の屋上に綱を張り渡ろうとする冒険というか
滅茶苦茶な話である。

まあ並の人間なら考えもしない発想だが
実際に在ったトルー・ストーリーの映画化だという。
まず監督ロバート・ゼメキスはSFXを使いこなす名人。
「フォレスト・ガンプ」で死んだはずのJ・F・ケネディやジョン・レノンを
完璧な合成でトム・ハンクスと共演させているし
「ロジャー・ラビット」ではアニメ・キャラと実写を違和感なく
共演させている。
この作品では、9.11同時多発テロで破壊され
今は在りえないはずの世界貿易センターを完璧に蘇らせ
しかも、あらゆるカメラ・アングルで主人公の冒険を捉えているのだ。
現実なら恐怖で絶対正視出来ない情景が
バーチャルとして観れるという誘惑に負け
つまり怖いもの見たさで
ついつい最後まで観てしまった。
それは此の映画、怖いだけでなく
主人公の信念や彼の途方もない計画に参加する友達たちの
人間ドラマがキッチリと描かれていたからである。
それを生き生きとさせているのはキャスティング。
フランス人という設定だが米国俳優ジョセフ・ゴードン=・レヴィット。
彼は練習たった8日で綱渡りをマスターしたと云うから驚きである。
オスカー俳優ベン・キングスレーがサーカス芸人の親方で
彼に綱渡りのコツを教えて映画に深みを出している。
その他にも米英の芸達者な俳優が登場し
とかく”綱の張り詰めた”作品の緊張感を緩める
ユーモアを見せている緩急自在の脚本が巧い。
でも何より圧倒的なのは地上110階の
スペクタクルな映像の驚異的なリアルさ!
その体験はディズニーランドやユニバーサル・スタジオの
出し物を遥かに超えて凄い。
此れは現実に在ったサクセス・ストーリィーだけではなく
光り輝く世界貿易センターを仕事で
ハドソン河から撮影したことのある私には
その2棟がフェードアウトして消えてゆくラスト・シーンに
この映画に監督ゼメキスが意図した本当の狙い
世界貿易センターへのオマージュ
”形あるもの、いつか壊れる”という
この世の儚(はかな)さ、諸行無常を深く感じた。