2012年8月24日金曜日


Robin and Marian (1976) 

相手にも依るが”好きな映画ベスト5”と問われたら
必ず此れを上位に入れている。
「ナック」でパルムドール賞を取った監督だが
意外に、その後は作品に恵まれていなかった。
MTVの祖と呼ばれた斬新な作風もハリウッドに飲込まれたか?
オーソドックスなスタイルに変わり「三銃士」「四銃士」と大作づいたが
此の「ロビンとマリアン」は流石リチャード・レスターと
スタイルでは無く本物の映画監督に成長した彼に驚いたものだ。
話は以前「キネマ通り」に書いた事があるので省くが
ショーン・コネリーとオードリー・ヘップバーンが
禿げと皺くちゃの実像で、その後の”ロビンとマリアン”を演じ

それは見た目は美しく無くとも、大人の愛が
観るものの心を激しく揺さぶったものだ。
それを盛り上げたのはジョン・バリーの美しいスコア。
考えればショーン・コネリーとは007以来のコンビだが
ロバート・ショーが夭折(51歳)したのも
此の映画が原因と思われる節も有る。





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