2015年7月31日金曜日

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
ワールド・ミュージックの先駆けとして
世界各地のミュージシャンとセッションをしていた
米国のライ・クーダーが、アフリカのミュージシャンを
キューバに呼び、レコーディングしようとしたところ
ビザの関係で彼が来られなくなったので
急遽、地元キューバのベテラン・ミュージシャンを集め
レコーディングしたのが
此の”ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”
1997年アルバム発表と共に世界中でベストセラー。
そのメンバーをライが再結集させ
ヨーロッパやアメリカと巡るコンサート・ツアーを企画
それはヴィム・ヴェンダース監督の
ドキュメンタリー映画と成って1999年に公開
それも音楽映画としては異例の観客動員
世界中に””ブエナ・ビスタ・・・”ブームを起こした。
それから、早くも約15年。
そのメンバーは今どうしているか?と調べたら
なんと殆どのメンバーが亡くなっていた。
コンバイ・セグンド (1907~2003)ギター&ヴォーカル
映画の中でも「女性は花、
愛する事が長生きの秘訣
115まで生きる!」と豪語していた
キューバの伊達男も95歳で腎不全で没。
ルーベン・ゴンサーレス (1919~2003) ピアニスト
ラテン・ピアノの名手としてキューバン・ジャズの
華やかな時代を伝える指先は高齢を感じさせない
力強さが有ったが、84歳で没。
イブライム・フェレール (1927~2005) ヴォーカル
映画「ブエナ・・・」の中でレコーディングに呼ばれる前は
街中で靴磨きをしていたと云っていた彼は
世界ツアーではメインの大スター
ライ・クーダーにキューバのナット・キング・コールと
おだてられ華やかなスポット・ライトを当てられたが
ワールド・ツアー後、間もなく亡くなっている。
オーランド”カチャイート”ロペス(1933~2009) ベーシスト
キューバン・ジャズの名門の音楽一家に生まれた彼は
先のピアニスト、ルーベン・ゴンサーレスと共に
数々のレコーディングに参加したコントラバスの名手であった。
ピオ・レイヴァ (1917~2006) ヴォーカル
イブレムの脇でソロ・ヴォーカルこそ取っていないが
サイド・コーラスで盛り上げていた
マオ・カラーのダンディなオジさん
彼はグアテマラでも活躍していたらしい。

以下、バックのメンバーも亡くなった人が居る。
マヌエル”プンテージ”リセア (1921~2000)ヴォーカル
マヌエル・ガルバン(1931~2011)ギター

こうして、たった15年の間に、”ブエナ・・・”のメンバーが
次々と亡くなっていくのは何故だろう?
確かに彼等はキューバ音楽の生き残りで高齢だった。
映画に映ったライブの艶やかな舞台姿は
プロのスタイリストが付いて
それぞれ今風の若々しい格好をしていた。
しかしヴォーカルのイブレムの声は肺気腫で辛そうだったし
映像はヴェンダースに編集されて頑張っては居たものの
皆、ツアーの長旅に疲れていた様だった。

私は思うのだ。
彼にとって”ブエナ・・・”に参加したのは
果たして良かったのだろうか?
キューバの社会主義体制の中で
貧しくも穏やかに生きていた彼等は
例えるに、苔のはった金魚鉢の水を、いきなり
全部、新しい真水に取り替えられたのと同じ
彼等の”ブエナ・・・”での成功が
多額の報酬や印税を得て、それぞれの生活が
それ以前と大きく異なってしまい
その事に彼等は順応出来なかったのでは無いか?と。
果たして、それは彼等に取って
自ら望んだ幸せな晩年だったのだろうか?
それは私には計り知れない、人の運命だ。
でも映画の1場面でN.Y.のタイムズ・スクエアを歩く
イブラム達メンバーは、高くそびえる摩天楼を見上げ
とても幸せそうだったのが、今は切ない。
ムクゲの花
強い陽射しに、ムクゲの花が健気(けなげ)に咲いている。
此の花を見ると山下耕作監督の「関の弥太っぺ」を想い出す。
長谷川伸原作「瞼の母」「沓掛時次郎」と並び中村錦之助の
股旅物3部作にして又、日本映画の傑作として評価の高い
此の時代劇は、何度観ても私の胸を熱くさせる。
映画のクライマックス、主人公・弥太郎とお小夜の別れの場面
此のムクゲの花の生け垣が、ヤクザと堅気の娘の
越えてはならない境界と成った。
川に落ち、溺れていた幼い娘を救った若いヤクザは
探していた生き別れの妹が既に死んでいたと知り
自暴自棄となり、頬に傷を持つ極道面に変貌してしまう。
だから美しく成長したその娘は目の前に居る男が
昔、命を救ってくれた恩人だと云う事に気付かない。
ヤクザは助けたのは自分だと告げぬまま
死地に向かって、去って行く・・・。
日本文化の底流にあるヤクザ本来のあるべき姿。
まさに究極の”男の美学”。
でも忘れる事だ、忘れて日が暮れりゃ明日になる・・・」
此の名場面の台詞は此処に!
最近、DVDが復刻されてTSUTAYAの時代劇コーナーに
在ると思うので、まだ観てない方は是非どうぞ!

トリッパ・スパゲティ
先日のトリッパを温め、解凍したパスタと絡める。
パルミジャーノを擂ってかければ
それらしいトスカーナ料理の香りが・・・。

バジルの大きい葉はトマトとモッツァレッラに挟むと
イタリア国旗の色、カプレーゼ。
岩塩と、トリフ入りのヴァージンオイルをかける。

アボガドが程よい柔らかさに成ったので
マヨネーズとアンチョビペーストを
種を取った凹みに入れて。

寝かせていたイタリアの赤ワインは
やっと旨く成ったが、たった2杯で、お終い。
ずいぶん時間のかかるワインだこと(笑)。
ジャケットをクリック
Ain't That Peculiar-Summer Madness
Soulpersona (Marvin Gaye, Kool & The Gang) 
今日の1曲もヤル気のあるDJによるMIXもの。
それも何と違う曲を1つにしてしまうという大胆さ。
夭折のソウル・シンガー
ヴォーカルだけサンプリングしてピッチを調整
クール&ギャングのSummer Madnessの演奏にWらせる
という超高度テクニック。
今時の若いDJは何を考えているやら・・・。
ソウルの名曲2つが違和感の無く
見事に調和しているのが、また凄い!

2015年7月30日木曜日

”アクアパッツァ”
避暑地に住んでいるのだから
今更、避暑法でもないが、エアコンの無い
我が家の手っ取り早い暑さ対策は
屋上に設置した子供プールに浸かる事。
しかし水は放って置くと腐るので
毎朝、水を少しづつ入れ替えるのが面倒だ。
でも取り敢えず新鮮な水のプールに全身を浸す。
そうすると体温は下がり、サンオイルなど塗らずとも
ヒリヒリと皮が剥ける事無く、自然に肌が焼ける。
夏の間に、こうして置くと皮膚が丈夫と成り
此処2、3年私は冬に風邪を引いたことが無い。
此れは俗にいう”水煮=アクアパッツァ”。
イタリアはナポリのカンパニア州料理である。
基本的にアクアパッツァは魚貝類で作るものだが
私の様な動物系それも豚系は如何なものか?
客観的に見て、脂身が多過ぎると思うが
それを食べた人が居ないので
その味が判らないのが、今日の問題点。
パイレーツ・オブ・カリビアン「生命の泉」
スペクタクル映画のジャンルに入れるべき大作だが
私はジョニー・デップの臭い演技が好きでないので
此のシリーズは敬遠していた。
TVの連続オンエアに録画して初めて観た。
シリーズの順序通りでは無かったが
まず4作目の「生命の泉」
永遠の生命をもたらすと言う泉を目指して
スペイン海軍、英国海軍そして魔力が使える黒ひげが
入り乱れての大活劇。
主人公ジャック・スパロウの宿敵
ヘクター・バルボッサ役をオーストラリアの
名優ジェフリー・ラッシュが演じ
老獪な演技を見せている。
黒ひげを演じた役者は英国のイアン・マックシェーン
彼はなんと”エマニエル夫人”シルビア・クリステルの旦那
流石の眼力、此れにシルビアがやられたと思える
・・・というのは放っておいて
此の作品の魅力は後半から登場する人魚たちだ。
此れまで映画に登場した人魚は
”鯉のぼり”を履いた様なチャチなものが多かったが
此れではC.G.で見事に下半身は魚!
それも皆、処女っぽい(なんじゃそれ?)
可愛い顔をしていて
それが鮫の様な歯を剝いて襲って来るのだ。
此んなエロくて、スリリングな設定を考えた
監督ロブ・マーシャルが素晴らしい。
人魚達の色気と怖さには
スペインの名花ペネロペ・クルスも霞んでしまった。
さて続けて観たのが
パイレーツ・オブ・カリビアン「デッドマンズ・チェスト」
そんなワケで此れは2作目らしいので
前作との関わりの部分が解らなかったが
2枚目のオーランド・ブルームが
主役のジョニー・デップより出番が
多いんでないかいと思う位、大活躍。
ヒロインのキーラ・ナイトレイといちゃついている。
そして、そのキーラも美しいだけでなく
やたら劍を振り回しアクションが出来るのが偉い。
此の作品の目玉と云うか悪人が
ご覧の様に主役のジョニー・デップも驚く
”蛸人間”ことデイビイ・ジョーンズ。
こいつが、凄いのなんのって
髭の代わりが蛸の足!
それがギリシャ神話の”メドゥーサ”の蛇の髪みたいに勝手に動く。
此れには流石の私も参ったねえ。
蛸人間は”フライング・ダッチマン”という幽霊船の船長
それに船員は皆彼が呪いをかけて
此の様な怪物にしてしまったものばかり。
そのキャラはイタリアの幻想画家アンチンボルドの作品の様
日本の”仮面ライダー”に出て来る、ぬいぐるみ悪役とは
完成度が違うゴシック系の造形美(気持ち悪いが)
C.G.で出来ているから顔半分無かったりするのだ。
此れらを観れただけでも生きていて良かった!
・・・とは私も大げさな(笑)
それだけではなく超巨大蛸が8本足で海賊船を掴んで
真っ二つに折って沈めるという荒技まで見せてくれる。
もう此処ではジョニー・デップもサーカスのピエロ宜しく
ヘラヘラ笑って見守るしか無い。
ジョニー・デップはティム・バートン監督の作品での
アニメの様な癖のある演技が特徴だが
全編C.G.アニメ映画の様な此んな作品では
カリカチュアした彼の芝居も、ごく自然に見える。
此の作品、敵味方入り乱れての剣戟シーンが在るのだが
南の島に何故か大きな水車が在り、それに乗った主人公達は
山頂から海岸までクルクル転がり回りながら戦うという大仕掛け。
此れは無声映画のキートン等のスラプスティック喜劇
それも大仕掛けなスペクタクル。
此れを興奮せず観られる人は、まず居ないだろう。
此の映画、ディズニー・ランドのアトラクションの
乗り物から生まれたと言う企画、それを膨らまして
物語にしてしまった訳なのだが
今や世界中の映画館の観客動員で
本家の遊園地の稼ぎを遥かに上回るだろう。

さて物語は、その”蛸人間”の命を奪えるという
小箱に入った心臓なのだが
残念な事に、それは次回3作目の
「ワールド・エンズ」に続くと予告編。
確か近日中のオンエア、何が何でも見逃して成るまい!
ジャケットをクリック
RYHO - Kool & The Gang - Summer Madness (ryho'd)
YouTubeに音源はあるが
"RYHO"なるものの情報が殆ど無い。
それでも此のMIXは所謂ハウス系。
緩いテンポに工事現場ノイズ風
アーバンな仕上がりが超現代的
此のDJの感覚の鋭さが窺える。
続いてコチラも同じアーバン風だが
コーラスも含め、ほぼ原曲通りなのだが
ピッチがやたら速く
イメージは全く違うものに成っている。
”Summer Madness=夏の狂気”という、お題を
こうしてデザインする様に切り刻み再構築する
ハウス・ミュージックの世界はとても興味深い。
”禁断のシラス”
宇佐美港にシラスが大量に水揚げされたらしく
国道沿いの店にもスーパーにも
”大売り出し”の旗が立った。
シラスはプリン体を沢山含むので
普段、尿酸値の高い私は止めているのだが
こういう時は滅多に無いので我慢しない。
たっぷりの大根おろしに少し醤油をかけて頂く。
穫れたての甘みが口に広がる。

夏はカレーだが前日トリッパをやったので
煮込みは暑いなと、炒め物
ニンニクとタマネギと牛肉を炒め
後からエリンギ、セロリと混ぜる。
味付けは赤ワインに塩胡椒。
チキン・スープの素は隠し味。
汗をかかずにカレー味が楽しめる筈だが
食べる時に汗がダクダク、扇風機の出番だ。

食後の映画館は録画した
「パイレーツ・オブ・カリビアン」2本立て
カリブの海が舞台だから
少しは涼しく成る筈だが、やっぱり暑いや。

2015年7月29日水曜日

椰子の葉落とし
今日、伊東まで買物にチャリで出掛けたら
こんな工事をしていた。
国道135の椰子の葉が枯れて落ちて来ると
下を通る車や人間に危険なので
大クレーンを使って葉落としをしていたのだ。

宇佐美〜伊東の間マリンタウン辺りの椰子の並木は
ハワイやL.A.の風景を想い出させて私は好きだ。

その昔、L.A.のロケハンで
私が「此処に椰子の木が1本在れば・・・」と云ったら
「そんなの簡単です!」とロケ・コーディネーター
2m位のプラスチックで出来た椰子の木を
大中小と5,6本も繋ぎ合わせ
てっぺんには本物の椰子の葉を当日切って来て
パラソルの様に拡げたら
全く本物と見紛う椰子の木が出来上がった。
しかも、カメラのフレームに収まる様に高さは自由自在。
映画の都ハリウッドならではの需要から
開発された大道具なんだそうだ。
今度、L.A.ロケらしき映画を観たら椰子の木は
全部偽物と皆さん思って下さい。
写真をクリック
Kool & The Gang ft. Youssou N'Dour - Summer Madness
彼等が結成40周年を記念して発表したアルバムの最後に
納められた此の曲は、今やアフリカのヒーローにして
ワールド・ミュージックのスター、ユンスー・ンドールの
ヴォーカルがフィーチャーされている。
伸びのある声が、ひと昔前の英国のジャジー・Bが
仕掛けた”ソウル・トゥ・ソウル”の様な
グランド・ビートに乗り、心地よいグルーブを生んでいる。
だからバックのソウルフルな女性ヴォーカルは
キャロー・ウィラーだと思ったら
なんと元フージーズのローリー・ヒル!流石だね。
此のアルバムは此の曲以外にもジミー・クリフ
沢山のミュージシャンとのコラボが有るので必聴。
ハチノスでトリッパ
上野キムチ横町で買って来たハチノスで
久しぶりにトスカーナ料理トリッパを作る。
此の時期、火の周りは暑いが、セロリと生姜等を入れ
圧力鍋を使えば、ほんの10分程度で臭み抜きが出来る。
まず一度、此の湯を抜き
それにエリンギ、ピーマン等の野菜を入れ
水にホールトマト半缶そして
アンチョビ・ペーストに塩胡椒で
再び煮込むこと5分で、ご覧の様なものが出来上がる。
今回は薄味にしたので同じトスカーナの
ランブレッドに近い味に成ったが
スープとしてパンに浸けて食べるには此れ位が良い。
更に煮込んで次はパスタにかける予定。

サラダには、ふと思い付いて温泉卵を載せてみた。
レモンとポン酢とヴァージンオイルで
此れを崩して野菜と絡めると濃厚なソースに。

ワインはちょっと高い赤の残りだが
冷蔵庫に寝かしても冷たく成っただけで
ちっとも美味く成らない。
やはり冷やすのは安いワインにだけか(笑)


2015年7月28日火曜日

葉っぱのお皿
手前の大小2枚バナナの皿は前から在ったが
今回、蓮の葉の形をしたやつを合羽橋で見つけた。
さっそく昨夜アジフライを載せたが
本当は、もっとアジアンな料理でデビューさせたかった。
バナナはハワイ料理に合いそうだが
意外に刺身等もイケる。
どちらにしても此の時期、涼感を誘うが
意外に冬、焼肉等も合うかも知れない。
 
 宇佐美に戻って
強い陽射しを避けて夕方、伊東まで
買物に行ったがAOKIの特売日は明日だった。
それでも豆腐と竹輪とトマトを買い
戻ってシャワーを浴びた後
ライムを絞ってジンライムを作り
写真の様な冷や奴
此れは花火の時に頂いたパクチを載せて
ナンプラー味。
竹輪は穴に栃木の某漬物メーカーの新生姜を
無理矢理突っ込んで。
AOKIの味フライは肉厚で上手に上がっていた。