2023年8月28日月曜日

Irving BerlinSongs :How Deep Is The Ocean 
How Deep is the Ocean : Peggy Lee
今日の此の曲のカヴァーはベニー・グッドマン楽団
ベニーのクラリネット演奏に当時専属歌手だった
デビュー当時のあどけないペギー・リーの歌がかさなる。
後に独立してソロ歌手になった彼女は
味が出て、ハスキーヴォイスがとても良いのだが
何処かにあるかな?








 

 

今日から1週間、鼻の手術で入院なので

昨夜は、好きな物を食い納めと

選んだのは、浅草ゆたかのトンカツ。

でもその前にイカの塩辛で一杯ぬる燗。

それに此処の鮪と赤貝の刺身も押さえて置きたい

なんて私を店の壁の古今亭志ん朝師匠が

"ついでに鼻を23センチ高くして貰ったら

どうだい"


 

2023年8月27日日曜日

Irving BerlinSongs :How Deep Is The Ocean (1932)
How Deep Is The Ocean (1932) :Paul Whiteman Vo,Jack Fulton
アーヴィング・バーリィの曲で
更にスタンダードになっているのが此れ
どんなに海が深いか分かる?
どんなに空が高いか分かる?
どんなに貴方を愛しているか分かる?

・・・と離れた街まで追いかけて来て
相手に恨みを言い続けている。
気持ちは分かるけど、ダメなのはダメだから(笑)
この頃のダンス・ミュージックの老舗
ポール・ホワイトマン楽団の演奏にジャック・フェルトンの歌









浅草のブレイクファスト

東京駅大丸地下メゾンカイザーの珍しいパン。

オリーブが練り込んであるらしい。

ベーコンエッグはカリカリに焼き過ぎ。

サラダにはスライスオニオンタップリ。

アイスカフェ・オ・レ。


 

2023年8月26日土曜日

「探偵はBARにいる3」:監督 吉田照幸

前の2作の監督は相棒の橋本 一。

良くも悪くも、そのロマンティシズムは私には鼻につく。

今回変わっての演出はあまちゃんNHKディレクター吉田照幸。

プロローグ、北海道の大雪原を走る車に

はちみつぱいの大道芸人が掛かっただけで嬉しい。

トラックを運転していた男が殺され同乗していた女は行方不明

その女の恋人は主人公の探偵の相棒の大学の後輩

彼女を探してくれとの依頼。

此の当たり前の仕事が後に大変な事となる。

札幌中心の探偵役の大泉洋に、未だ酪農を学ぶ大学院生だが

格闘技の得意な松田龍平のコンビ。

此れに今回はファムファタールー運命の女に北川景子

そして彼女を愛人にする悪徳実業家にリリー・フランキー。

此のキャスティングが先ず上手い。

あまちゃんもそうだったが役者が役にハマっていると

全て現場が自然に動き出す。

北川景子って、こんなに芝居が上手かった?と

コロコロ変わる彼女の表情に探偵・大泉洋ならずとも騙される。

そして大泉洋も脚本が上手いのか、前2作以上に

シリアスな演技を見事にこなして彼が今

映画TVと業界トップの地位に居るのが肯ける。

それでも金曜どうでしょうまんまの軽さが魅力だ。

コンビの松田龍平も「御法度」から何も変わらぬ大根だが

あの岸部一徳と同じで、それが芸風になりつつある。

意外に早く化けるかもしれない。

特に格闘技を活かした敵の用心棒との対決が面白かった。

他には孤独のグルメの松重豊のヤクザ役はテッパンだし

探偵に絡む喫茶店のお色気ウエイトレスの安藤玉恵は笑わせるし

ゲイBARのママ篠井英介は怖いし

シリーズの楽しさを繋いだ監督 吉田照幸の才能が素晴らしい。

此の後、「鎌倉殿の13人」でも大泉洋を使っている。

そして最後に又ムーン・ライダースの大寒町のエンディングに

喝采を送った。

   

Irving BerlinSongs :Blue Skiesその2

Blue Skies:Doris Day
今日の”ブルースカイ”はドリス・デイのカヴァーで。
ご覧の様にとびきりの美人では無いが庶民的なお姉さん。
声も美しいと言うより優しい声。
ヒッチコックの「知りすぎていた男」の”ケ・セラセラ”が懐かしい。
”ブルースカイ”は晴れわたった青空のイメージだが
此の歌では、失恋して私の心はブルーと嘆いているんだが
彼女が歌うと立ち直りも早そう(笑)






昨日は、今日から上京するので

夕方ベランダのハーブたちの面倒をみていたら、

まずミントが、そろそろお終い。

だからモヒートを作る。

プロシュートメロンのつもりで生ハムを胡瓜に巻くのは前にも

バジルは未だイケそうだが摘んでパスタに載せる。

此のパスタはインチキのカルボナーラ。

卵黄に黒胡椒を真っ黒になるまで擦ってパルミジャーノも

此れにアルデンテのパスタを絡めると生ニンニクの辛さと黒胡椒がピリリ。

後から醤油を少しの味変は私のオリジナル。(^^)


 

2023年8月25日金曜日


「ゴーストライター」(2010):ロマン・ポランスキー監督
ポスターは007のボンド役ピアーズ・ブロスナンに
スターウォーズのユアン・マクレガーが上下半分ずつ
果たして何方が主役か?と言えば題名どり
ゴーストライター役のユアンだろう。
そしてピアーズは、彼に代筆を依頼する英国元首相役。
何方も一枚看板で映画が撮れる俳優だから贅沢なキャスティングだ。
原作はロバート・ハリスのポリティカル・スリラー小説を
ポランスキー監督が英国で映画化。
彼が米国に戻ると少女強姦罪で捕まってしまう頃の
だから彼は米国に恨みがあるのか英国元首相の
米国C.I,A絡みの殺人犯罪を告発している。
話は引退した英国首相の回顧録のリライトを頼まれた主人公が
彼が住む、米国東部の島の別荘で取材する内に
彼の前に、それを引き受けていたゴーストライターが
死体で島の海岸で見つかり、それは自殺とされていたが
主人公はが調べるうちに他殺だと気付く。
先代のライターは幾つか英国元首相の裏の部分の証拠を見つけ
彼が首相時代にC.I,Aと組んでいた事実を突き止めたので
消されたらしいのだ。
前半の、イタリアのアントニオーニ映画の”愛の不毛”の様な
怠いテンポが、一気にサスペンスへと加速する流石のポランスキー。
今度は自分の身も危ないので、島から逃げようとする主人公。
それを追っ手が、それは敵か味方か?
そして意外な結末は・・・観てのお楽しみ。

007ジェームス・ボンドを4度も演じて、ショーン・コネリーの様に
イメージチェンジを図ろうと、もがくピアーズ・ブロスナン。
「トレインス・ポッティング」の薬漬けイカれポンチから
STAR-WARSのオビワン役で悟りを開いたユアン・マクレガー
何方もイギリス俳優だが、ユアン・マクレガーの
ジェームス・ボンド役は有りや無しや?

  

Irving BerlinSongs Blue Skiesその1

Blue Skies(1926): Irving Berlin

連日、青空が定まらないスッキリしない天気だが

此れもアーヴィング・バーリンの作曲

ミュージカル「ベッツィ」の追加曲だったが

アル・ジョンスンが映画「ジャズ・シンガー」で歌い

トーキー最初の曲となった。

それ以来、ビング・クロスビーやフレッド・アステアで

映画「ブルースカイ」が作られ

ベニー・グッドマン楽団と何もヒットしてスタンダードに。












昨夜は
冷凍庫にあったカレーに
牛肉をニンニクで炒めて足して
玉葱にヨーグルトとトマトピューレも追加してリサイクル。
トマトにベランダのバジルでサラダ代わり。
秋田のイブリガッコにはギリシャのチーズを付けて、
残り物の赤ワインでディナー。
それにしても暑い!もう暗くなって来たと言うのに\(//∇//)\


 

2023年8月24日木曜日

 

What'll I Doのカヴァー集その7

What'll I Do:Chet Baker
What'll I Do:Chris Botti
今日は2人のトランペッターで此の曲のカヴァー
どちらもイケメンで売れっ子だった。
貴方はどちらがお好み?


 

今朝は、さしたる目玉は無いが

ちりめん山椒と浅利の出汁の残りの豆腐の味噌汁。

糠床はまあまあ。

納豆には和布蕪と茗荷。

外は、さっきから雨が降ったり止んだり。


 

2023年8月23日水曜日

オルガ・キュリレンコ(1979生まれ)
昨夜観た映画「ヒットマン」(2007) に彼女を見つけた。
私の”殺し屋映画”コレクションに入る作品だが
同名のコンピューターゲームの実写化だからテンポは良いが
主人公はスキンヘッドで、その後ろ側に刺青のバーコード付き
何でヒットマン=殺し屋が、そんなに目立つのに捕まらないの?という
疑問が、頭から最後まで付き纏い話の展開に乗り切れなかった。
それでも最後まで観たのはヒロイン役のオルガ・キュリレンコの魅力。
「007慰めの報酬」でボンドガール
「オブリビオン」でトム・クルーズの相手役
「その女諜報員アレックス」で元CIAの諜報員
「スターリン葬送狂想曲」ではピアニスト・マリア・ユーディナ役
「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」ではロシアの大富豪の愛人と
兎に角、どの作品でも色仕掛けで主人公を誘惑する役ばかり。
その東洋と西洋の血が入り混じったかの様な美貌に
177cmのプロポーションは
007のボンドに、ドン・キホーテならずとも
世の男子すべてメロメロとなるだろう。
かく言う私はポスト、モニカ・ベルッチとして早くから
”女諜報員アレックス”の頃から彼女に目を付けていたが
既に彼女もモニカと同じ熟女の世代。
先日コロナに掛かったらしいが幸い既に復帰した様子。
さて次はどんな作品に登場するか?楽しみ楽しみ。



「ミラクル・ニール!」(2015):テリー・ジョーンズ
テリー・ジョーンズは同じテリーという名前のギリアムと
英国のTV番組”モンティパイソン”をやっていたメンバーである。
そして、そのメンバーを再集結した此の映画は
犬の声の主演で参加したロビン・ウィリアムスの遺作でも有る。
話はまさに奇想天外な”モンティパイソン”の世界
高度な能力を持つ宇宙人が、地球はロクでも無い生物ばかりなので
滅ぼしてしまおう!しかし、その前に誰かをテストしてみようと。
”ニール”という冴えない男を選び、彼らと同じ能力を与える。
願い事を言い、手をふれば、何でも叶うという力。
まあ”アラジンの魔法のランプ”の大男と同じだ。
それで売れない小説家のニールはアルバイトの小学校の教師を
していて呟いた荒れた子供達の教室を破壊させたり
とにかく、思った事が全て叶う魔力を身に付ける訳だ。
下の階にいる女の子を自分を好きなる様に仕向けたり
飼い犬のデニスが人間の言葉を話せる様にしたりとね。
まあロンドン中の警官の制服をピンクにしたりするのは
”モンティパイソン”風の細かいギャグで、観る人によっちゃ
つまらんと微妙なんだが。
案の定、評論家の点は辛かった様だが
私には宇宙の映像や宇宙人の作りが上手で
また吹き替えが全てモンティパイソンのメンバーだし
”モンティパイソン”の頃の2次元のコラージュ・アニメーションから
ずいぶん進化したものだと感心。
でも、良くも悪くもTV番組モンティパイソンのまま。
「未来世紀ブラジル」や「ドン・キホーテ」で
映像作家として飛躍を遂げたテリー・ギリアムとは違う
ナンセンス映画として観れば、それはそれで楽しめる筈。
特に犬好きなら CGでは無い本物のワンちゃんの演技に
ロビン・ウィリアムスの声で楽しめる。

 

What'll I Doのカヴァー集その6

"What'll I do"Willie Nelson
ウイリー・ネルソンはカントリー歌手だが
今は此の様なスタンダードからレゲエまで
ジャンル関係なく何でもカヴァーして、それが又素晴らしい。
此のヴィデオも彼の自然な姿を映して素晴らしい。


パストラミを挟んだベーグル・サンド

飲物はアイス・カフェ・オ・レ

毎日暑いが、此処はハワイだと自分に思い込ませる

(^^)


 

2023年8月22日火曜日

What'll I Doのカヴァー集その5

"What'll I Do?" The Nat King Cole Trio
ナッキンコールもレコーデイングの編曲はシナトラと同じ様に
ゴードン・ジェンキンスが多い。
でも此れは彼のコンボの伴奏。
自らピアノを弾いて歌っている。
彼のピアノはモダン・ジャズマニアに言わせると
ピアニストとしても天才で、それだけで一流らしい。


 


昨日のディナー

買って来たセールの牛肉をニンニクで炒め、

例の送り主の分からないレトルト野菜と煮込み、カレーを仕込む。

ホールトマトとヨーグルトにスパイスを足すのはいつもの通り。

"私カレーは失敗しないので!"

此れにはイタリア産の赤ワインを開け。

つまみもアレコレ。

自家製ラッキョウに新生姜は

我が故郷、栃木のもの。

それにソーセージとオリーブも。

外は未だ明るい(((o(*゚▽゚*)o)))


 

2023年8月21日月曜日

「名探偵ポアロ」(死との約束)(2008):監督アシュレイ・ピアース

此のシリーズで一番金を掛けたんでは無いかと思うくらい

スケールのあるシリア・ロケの映像には冒頭から目を奪われる。

カメラマンはヴェルトルッチの「シェリタリングスカイ」の

ヴィットリオ・ストラーロのセンスに近いし

日本人なら差し詰め市川崑とコンビの宮川一夫だな。

とにかくどの場面も光と影を計算し尽くしていて

フレームの切り方のシャープさは楽園の三浦賢治。

砂漠の中のコロニアル様式のホテルも素晴らしいし

何より遺跡発掘現場はインディジョーンズ並み

その深い穴に地上から差し込む光は天国からの様。

此の俳優はティム・カリーミュージカルのロッキー・ホラー・ショー

に映画舞台両方で主役を演じた怪優。

此の映画では考古学者役、居るだけで怪しい。

まあアガサ・クリスティだがら名探偵ポアロ以外は登場人物は全員怪しいんだが・・・

話はその考古学者と再婚したサディストの大金持ちの女が

養子にした子供達を次々と虐待しては楽しんでいた過去が描かれる。

その後、大人になった養子たちも此の旅行に参加している。

此れはアガサには良く有るパターンだが。

でも今回は捻って有り

子供を預けた実の両親が恨みを晴らすという訳、

その殺し方も、手が混んでいて

発掘現場近くの高台に彼女を座らせ全身が麻痺する注射を打ち

砂漠の強い日差しで焼き殺すという残酷さ。当に先住民の鳥葬だ。

それは彼女の児童虐待場面とカットバックするから

観る方は彼女の自業自得と納得させられる編集だが、観ていて気持ち悪い。

それでも、それを救うのはシリア砂漠の圧倒的な美しさ。

題名の「死との約束」は発掘された遺跡の壁に彫られた

古代文字の文章で何やら、意味ある様な無いような・・・

凄惨な復讐劇だから死は約束されている訳だが。

それも事件が解決してポアロが本当に孤児となった娘に

生きていれば何か良い事がありますよ!の台詞は

ホテルを去る時の余韻の残る良い場面だ。