2012年7月31日火曜日

自転車型サングラス
此れがサングラスだと判る人は、そう居まい。
でも、本当に、そうなのだよ。
上野の丸井の上の本と雑貨を置いている店で見付けた。
私は自転車乗りなのでワインやらTシャツなど自転車の絵の描いてある
ものは、つい買ってしまう癖があるが
此れには嬉しくなってしまった。
まだ、かけて出かけた事は無いが
かなり怪しい爺さんと思われるだろうな?


”ミザルーの展開”
Kronos Quartet-Misirlou
クロノス・クァルテットは名前の通り、弦楽四重奏団だが
只のクラシックのグループでは無い。
勿論、それらも演奏するが、アルヴォ・ペルトやフィリップ・グラスなど
現代音楽作曲家の作品を好んで演奏し
民族音楽からロック、ジャズ、タンゴとあらゆる音楽を取り上げ
その多様性は切りがない程。
そして、それらのミュージシャンとの
異種格闘技の様なジョイント・コンサートは
絶えず話題を呼び、もはや、その存在はカリスマ的とも云える。
そんな彼らが調理した”ミザルー”は正に
”エスニック”が”オルタナティブ”に変わる瞬間
見事なな緊張感を生み出している。
選曲から編曲までDr.モローの生体実験の如く
様々な音楽を自由に遊ぶ彼らは
シャンソンのダミアの”暗い日曜日”は、此処まで変化させた。



2012年7月30日月曜日

メキシコのお面
此れは、だいぶ前カンクーンで買ったもの。
ピカソのキュービズム=立体派のルーツの様な
いや、それを超えた発想の自由さに飛びついた。
頬の紅さと唇の形も艶かしい。
左右の眉と目の間に穴が空いているが
被って此処から外を見るのだろうか?


”ミザルーの展開”
Caterina Valente-Misirlou
我々の年代の方ならカレリーナ・ヴァレンテといえば
カンツォーネの女王として名前を覚えているだろう。
彼女も”ミザルー”をカヴァーしている。
それも当時はラテン・ブームだったからフル・オーケストラで
リズムはチャ・チャ・チャだ。
スペインとイタリア人のハーフでヨーロッパを中心に活躍していたが
ザ・ピーナツの「恋のバカンス」等もカヴァーしていたね。
今日は此れにアメリカのコニー・フランシスのもオマケしよう。
こちらもラテン楽団で迫力の有る歌唱だ。

2012年7月29日日曜日


”ミザルーの展開”
Jewrhythmics ft. Joe Fleisch - Misirlou 
このバンドの事は良く解らないが”ミザルー”を
クラフトワークもどきのテクノでやる処がユニーク。
映像もチープなレトロ・ヒューチャーがキマっている。
でも本気でやっているとは思えないので
よく調べて又出来たら追記しようかな?

なかなか情報が無いが
とりあえず解ったのはロシアのグループと云う事。
名前の通り”ジュー”つまりユダヤのメロディを
70~80年代のイタリア・ディスコ・サウンドにした
確信犯のグループだとか。
そんなに売れそうな気がしないが
ワタシは好きかも知れない(笑)



2012隅田川花火大会のご馳走





写真上から栃木の同級生が送って来てくれた
骨付きハムを宇佐美から保冷剤を入れて
背負って運んで来た。
こうして丸ごと出すとパーティらしくなるな。

よく此処に登場している浅草大門前の”熊さん”の餃子を
北越谷の友人がテイクアウトしてきてくれた。
まだ焼きたてで温かかった。

名古屋の友達が新幹線で運んでくれた
名物の”手羽”と”天むす”
どちらも飛ぶ様に無くなった。

二宮の友人が器ごと作って来てくれた
スモーク・サーモンの手まり寿司
器の青とサーモンのピンクのコントラストが美しい!

その他、だちゃ豆にスティック・サラダにチーズや海老せんと諸々
そしてお酒類も色々差し入れて頂き
贅沢な宴会と成った。

あっ、そうそう
私の兄が快気祝いで当日朝届いた”くみあげ豆腐”
これが懐かしい本物の豆腐の味がすると評判良かった。

例年になく暑い夜だったが風の方向も良く
(一昨年は煙で花火が隠れてしまったからね)
花火が派手に見え、花火の合間にスカイツリー
のライトアップが箸休めの様に効いていた。

2012年7月28日土曜日


Sherlock  BBC TV
BSで始まった「シャーロック」が順調だ。
アーサー・コナン・ドイル原作をベースにしているが
現代版のシャーロック・ホームズは携帯電話とパソコンを使いこなし
自ら”コンサルタント探偵”を名乗る変人だ。
スコットランド・ヤードでも手を焼く未解決事件に一度挑むや
その抜群の推理力で必ずや解決してしまう。
しかし、その天才肌から周りのものが馬鹿に見え、人付き合いが
極めて悪く、ルームメイトのジョン・ワトソンすら
腹を立てる事もしばしば。
今、シリ−ズ−2に入り、私が観た中では
此の「ベルグレービアの醜聞」というタイトルのやつが
やたら出来が良かった。
物語はこうだ・・・
職業が”女王様”、つまりSMの鞭を振る女が
本物の女王様の息子らしき男の、あの時の際どい写真だけで無く
世界中の要人や国家機密情報の入った”携帯電話”を持っていると
イギリス王室を脅して来たのだ。
これに英国政府に勤めているシャーロックの兄が、
弟に事件の解決を以来して来る。
(此の兄弟は確執があり、素直に弟は協力はしない)
その”女王様”が、シャーロックとの初対面で
いきなりスッポンポン全裸で現れるのが凄い!
(勿論、SMの方ね、本物は開会式に出てたけどチビデブのお婆さんだからね)
人並みはずれた美貌と知性を持ち合わせた此の謎の女性に
シャーロックは、明智小五郎vs黒蜥蜴のごとく恋をしてしまう。
その”携帯電話”のパスワードの探り合いが、正に物語の鍵だが
主人公シャーロックを演じる役者
ベネディクト・カンバーバッチのクールな顔に
妖艶という言葉を絵に描いた様な女優ララ・バルバー
此の対決は息をのむ緊張感が有る。
そして此れにリアリティを与えている映像が、
古都イギリスでありながら、現代感覚に溢れたモノ・トーンに近いブルー
例えるに、あのリドリー&トニー・スコット兄弟映画の美しさ。
そして編集の切れ味は「クイズ・ミリオネア」の監督
ダニー・ドイル調の鋭さ。
たとえば、様々な新しい映像の試みの一つに
携帯の画面を出さずに、それを観ている人物に
メッセージを被せる仕掛け、そして瞬きをしている間に
伏線のフラッシュ・カットが入る狂気じみた速いテンポは
嫌がおうにも観るものを画面に釘付けにする。
そして、最も驚いたのは時空を超えた登場人物の背景移動と
常識破りの映像技術に、原作が有るのに、まったく
先の読めない脚本の巧さにハラハラ・ドキドキ疲れるのなんの。
そして1時間半、待っているのは切なく甘いエンディング。
これには、もう映画館に足を運ぶ必要が無い!
という気分にさせられる。現にハリウッドで作られた
ロバート・ダウニーjr&ジュド・ロウの人気俳優コンビの
劇場版「シャーロック・ホームズ」はC.G.でスペクタクルにするだけで
コナン・ドイルの原作の本来の魅力はまったくゼロ
此のBBC版「シャーロック」の足下にも及ばない。
当分、此のシリーズ見逃せない事になりそうだ。
あっ、今夜もオンエアが有ったのだった!









”ミザルーの展開”
Dick Dale & His Deltones-Misirlou
昨日先にフランスのグループを取り上げたが
”ミザルー”をエレキで最初に演奏したのは
此のグループだろう。それは、まだ民族音楽の名残りを留めていた
ラテン・オーケストラの”エキゾチカ”とは違う解釈で
原曲の遠いオリエントの異国情緒は全く感じられず
テンポの速さやエレキの炸裂音はサーフィンの高い波や
スポーツ・カーのスピードをイメージさせるものであった。
1960年代の若者に歓迎された此の曲を
30余年の時を経て,蘇らせたのはタランティーノの映画
その映像にハマった此の曲の暴力的なアレンジが再評価された。


丸香うどん
もう何度も登場しているが
神保町の讃岐うどんの名店・丸香うどん。
秋葉原から小川町と炎天下チャリを飛ばし食べに行く。
11時半には、もう行列が出来ている。
うどんで長居をする客は無いから順番は早く来る。
此の暑さだから冷たいものを食べる人が多いが
私は写真下のイカの下足天を頼むから”かけ”にする。
塩気は少ないがダシの良く効いた汁に、
浸ける天婦羅の旨さと云ったら、もう。
値段も安いのは場所柄、学生が多いせいだろう。
青春時代に、こんなコシのある、モッチリうどんを食べた若者が
大人に成って、うどんの旨さを伝えてくれたら
嬉しいのだが・・・。



2012年7月27日金曜日

宇宙飛行士 i-Phone
こいつは、いつだったか空から下りて来た。
サイズは15cmくらい、背中にバッグを背負っている。
どうやら、そこに今流行のi-Phoneを入れるケースらしいが
はっきり云って宇宙飛行士の部分が大きくて
持ち歩くには使い辛い。
さて、どういう風に付き合うべきか未だ思案中?










浅草・肉のすずき
観音様の裏通り、検番の先にある此の店は入口のドアが
肉の冷凍庫の、ぶ厚いジュラルミンで出来て居り
肉屋が始めたと云うムードを盛り上げている。
”東京和牛”というブランド肉を上の写真の様に
厚切りの大盛りで安く食べさせてくれる。
連日の暑さで食欲も落ちる処だが、負けては居られない
スタミナを付け,なんとか乗り切らなくては!






”ミザルーの展開”
Les Chaussettes Noires-Misirlou 
彼らはル・ショーセット・ノワールという
名前通りフランスのグループだ。
60年代アメリカはビーチ・ボーイズ等のサーフ・ロックの流れを汲んだ
テケテケテケと、いかにもエレキらしいサウンドが懐かしい。
それにしてもアメリカから遠く離れたフランスにも
こんなバンドが居たなんて面白い。
ベンチャーズほどテクニックは巧くはないが
イントロからサビそしてオカズとエレキの魅力が
たっぷり入った構成が嬉しい。


2012年7月26日木曜日

イカの 塩辛で朝ご飯
此の時期にイカの塩辛は足が速いから作るのに迷ったが
作って良かった。
温かいご飯に載せて焼き海苔で包んだら朝から至福の時に成る。
糠漬けは茄子も良いがオクラが上手に漬かった。
オクラは納豆にも使えるしエスニック料理に炒めてもイケる。
モヤシとニラの味噌汁にお揚げを入れようと思ったが
ベーコンの残りを入れてみたらコクが出た。
ただ味噌の量を加減しないと塩っぱくなるな。

”ミザルーの展開”
Martin Denny-Misirlou
航空機の発達などで今は海外旅行が楽に成ったが1950年代に
西洋人が東洋や熱帯に憧れ,未だ観ぬその地のイメージを音楽にした
”エキゾチカ”というブームが有った。
主にハリウッドの映画音楽の影響が強いが、それらも又
現地に行って居らず、あくまでも想像で創られた世界であったが
ジャズ・コンボやオーケストラで演奏されたものは
”異国情緒”を楽しませるに充分だった。
此のマーティン・デニーの”ミザルー”も、その流れで
取り上げられたものだが、60年代のラテン音楽ブームまで続き
レス・バクスター、エドムンド・ロス、アーサー・ライマンと
ビッグ・バンドのレパートリーに成った。
原曲から比べれば、だいぶソフィスケートされているが
これでミラー・ボールの回るダンス・フロアーやラウンジで踊った
お洒落なカップルが沢山居た事だろう。
<追記>
楽団の中にザビア・クガートを入れるのを忘れていた
スペイン生まれながらヴァイオリンの名手で
N.Yのウォルドーフ・アステリア・ホテルの専属バンドの
指揮者となりハリウッドにも招かれ
マンボ&ルンバのブームの中心人物として活躍した。




2012年7月25日水曜日




シーフード・イタリアン
シラスをニンニクとオリーブオイルで炒め
在り合せの野菜の上にジュ〜ッとかけたサラダ。
もちろんバルサミコとレモンも搾って。
パスタを茹で、シメジやピーマンをアーリオ・オーリオで炒め
イカの冷凍を戻し、固くならない様に混ぜ
イカ墨を足し、茹で上がったパスタに絡める。
トッピングにバジルとパルメザン・チーズを擂って
塩気はパスタの茹で汁やチーズで充分。
パスタは多めに茹で、後であれこれ使い易い様に小分けして置く
だって火を使うのはこの時期一度で沢山だからね。



”ミザルーの展開”
Rebetiko - Misirlu

ギリシャ及びトルコでは1930年頃”レベティコ”という大衆音楽が
アナトリアから移住して来た人たちによって生まれた。
エリア・カザンの映画「アメリカ・アメリカ」にも描かれているが、
此の頃の両国は領土を巡って微妙な関係であった。
今日の曲が昨日のものより、更にゆっくりしているのは
それらは後に、あのベリーダンス(激しく腰を振るやつ)
吸収されていくが、此処では、まだ
東欧や中央アジアの素朴な雰囲気が感じられる。
此の曲はミハリス・パトゥリノスが率いる楽団により
「エジプト娘」というタイトルと歌詞が付き
レコーディングされ当時、大流行するが
それが今日まで様々な編曲をされ受け継がれて行く事になるのだ。




2012年7月24日火曜日



”ミザルーの展開”
Misirlou - Original(1930)
日本ではエレキのベンチャーズのナンバーで
ヒットした此の曲は実はギリシャ民謡だ。
本当の題は”ミシルルー”で
地中海を挟んだ対岸のエジプト娘を歌っているらしい。
原曲で聴くとなんともエキゾチックで面白い。
此の曲は世界中で沢山のカヴァーが有り
それぞれ全く違うアレンジに成っている。
砂漠の暑い風の様でも有り
夏らしい気分が出るから、しばらくシリーズに。


マルガリータもどきと中華あれこれ
カクテルのソルティドッグを作ろうとしたが途中で気が変わり
グレイプフルーツ・ジュースをウォッカで無く
テキーラとシェイクしてみた。
思った通りホワイトキュラソーの甘みとレモンの香りは
グレープ・フルーツで出来るじゃないか!
マルガリータの様でそうではない
此れは私のオリジナル、何と云う名前にしようか?

先日出かけた南伊東の中華かねいのお土産
あれこれ頼んだから当然食べ切れない。
それでテイクアウトした豚肉の豆豉炒めを使って
モヤシとニラに豆板醤を足し炒め直したもの。
お店のチャイナ・ママから頂いた支那胡瓜を
ザーサイと同じくテイクアウトした焼豚を刻み
豆腐の上に載せた中華冷や奴。
それからウチの香菜(パクチ)を載せた冷やしトマト。
どうです、007は二度死ぬ、中華は二度楽しめる!
此れ等は冷蔵庫で冷やした紹興酒で。


2012年7月23日月曜日



昨日も涼しい一日だったね。
アボカドの安売りを半分に割り、中に熟成したイカの塩辛を詰め
溶けるチーズを載せ、ロースターへ。
レモンチーネをソーダで割りアペリティフ。
鯵のマリネは先日作って置いたもの。
ピザ生地に自家製ピザ・ソースを塗り、
サラミやシメジそれにチーズもたっぷり載せ
予め、温めておいたオーブンに入れると
赤ワインを飲んでいるうちに焼き上がる。
これで済ませば良かったがグラッパをチビリチビリと食後の映画館
デ・ニーロとパチーノの”ゴッドファーザー・コンビ”の刑事物を
観ていたが途中で犯人が判ってしまう出来の悪さ。
風邪を引きそうだったから早めに寝た。
さて今日は草刈りだ!







2012年7月22日日曜日

タンタンのフィギュア
私のタンタンのコレクション歴は長い。
原宿に事務所を持っていた時からだから何十年になるか?
しかし、其の割に収集は進んでいない。
でもパリのカルチェラタンで買い漁った絵本は結構あるし
バルセロナで見付けたポスター等”レアもの”だ。
此のウチの階段の途中に有るフィギュアたちも
何処か外国で安く手に入れたもの。
(だいたい日本のタンタン・グッツは高すぎる!)
そういえば先日タンタンの生みの親エルジェの
ドキュメンタリーをDVDで観た。
長い時間をかけて撮って編集してあったから見応えがあった。
でもスピルズバーグとピーター・ジャクソンが組んだ
タンタンのC.Gアニメ映画には見事期待を裏切られたな。
彼らもマニアで何か自分の作品にしたいという気持ちは解るが
まあタンタンは絵本で見る物だし、せいぜい2次元の
アニメ映画くらいが丁度良い。
ちなみに私は、そのDVD全作持っている。
マニアとはそういうものだ。(なんちゃって)






中華かねいのディナー
昨夜は雨が上がったので久しぶりに外食がしたくなり
伊豆急に乗って南伊東の中華かねいに。
瓶入りの紹興酒を飲んで待っていたら
最初に出て来たのが ”イカの生姜葱炒め”
なんと香草(パクチ)が載っている!
この店のママさんに種を貰い私が育てているのと同じだ。
でも此れの方がずっと大きく香りも良い。
炒め方が上手で新鮮なイカの生すれすれの柔らかさ、
さすがプロの技と味わう。
そして出て来たのが此の店の名物”シラス入りの茶碗蒸し”
文句無しの薄味にしっかりしたダシ。
それから此の辺りでは此処しか食べられない
横浜中華街のメニュー”鶏の足のピリ辛炒め”。
厨房の若いオーナーシェフとママさんに
めちゃくちゃ美味しい!と賛辞を送ったら
お土産にやはり彼女が育てたという中国・胡瓜を頂いた。
棘が鋭く明らかに日本の物と違う。
さて、此れを今日どう料理したものか?