2012年6月30日土曜日

”エレキの時代”
アイビー東京:三田明
三田明は昨日の橋幸夫と同じ吉田正門下生。
だから吉田正が当時のアイビー・ファッション・ブームを
テーマに作った此の曲もエレキ・サウンドが全開している。
いま聴けば恥ずかしい歌詞も三田が歌えば、それなりにヒットした。
それにしても”ホイホイミュージック・スクール”からスタートした
「美しい十代」の彼に、生前の三島由紀夫が恋し
「昭和天皇の為には死ねないが、三田明の為だったらいつでも死ぬ」と
云ったとか?云わないとか?
なんだか凄い話だなあ(笑)





 
 旬のアサリは酒蒸し
魚屋の女将さんが「今のアサリは酒蒸しが最高!」と
云うので昨夜はボンゴレのつもりが和食に。
確かに洗っていても重くて貝いっぱいに身が詰まっているのが判る。
蒸し器に入れ、頃合いを見て酒を振り掛けると
待ってましたとばかりに貝が開きだす。
火を止め、余熱で開いたのを確かめ、ベランダの三つ葉を散らす。
口いっぱいに広がる甘い此の味は今だけの楽しみ。
蛸を入れた胡瓜揉みはポン酢醤油で
器も偶然、蛸唐草だ!
豆腐は茗荷に根生姜を擂って鰹だしの醤油をかける。
良い天気だった昨日は屋上で日光浴をしながら読書。
そろそろプール開きをしようかな?



2012年6月29日金曜日


蓮の花の造花
此れは蔵前の造花屋の店先に以前季節外れでバーゲンしていたもの。
中国製だが、さすが香港フラワーの国、作りが丁寧で
花や葉の上に水滴までリアルに付いている。
水に浮かべたら本物とまったく見分けがつかない。
いつも行く、南伊東の中華「かねい」の店の前には
若い主人の趣味で、今、本物が咲いていて、とてもキレイだ。
さて雨も降らなそうだから観に出かけるかな?


 ベトナム風ランチ
イカやエビ、アサリ等の入った冷凍のシーフードミックスを使い、
チキン・コンソメと酒とナンプラーでスープを作り
ベトナム麺のフォーを茹で
上からスープをかけ、ベトナム汁そばの完成。
ナンプラーの臭みはライムと、たっぷりのパクチで消す。
だいぶ浅草駅地下の店の味に近づいて来たな。
中国とも韓国とも違うアジアンな気分は
いつの間にか降り出した雨のせいか蒸し暑い。
食後はジャスミン茶と、デザートの冷やし小豆。





”エレキの時代”
チェッ・チェッ・チェッ:橋幸夫
橋幸夫という歌手は不思議な歌手である。
「潮来笠」でデビューして以来、演歌一筋・・・かと思えば
吉永小百合と「いつでも夢を」等という青春歌謡もこなし
師匠と仰ぐ作曲家・吉田正の気まぐれでエレキ・ブームに便乗した
こんな曲まで歌ってしまうのだから。
伴奏は紛れも無くエレキ・サウンド。現にアストロノウツのカヴァーも在る。
しかし橋が歌うと何とも奇妙な”エレキ歌謡”と成るのである。
私が浅草に住むようになった、今から35年位前、
遊園地「花やしき」から流れる此の歌に興味を持ち
演歌レコードなら無い物は無いという老舗”宮田レコード”で尋ねたら
店員が「ハイ!橋幸夫のリズムものですね?」と
45回転EPを3枚纏めて買わされた。
改めて聴くと、彼が歌えば、たとえ如何なるリズムであろうが
よく”ぼんち”のおさむがモノマネでやった顎を振る
”潮来の伊太郎節”になるのが何とも可笑しい。
此の曲「ゼッケンNo.1」なんざ西海岸の”ホット・ロッド”だ!
http://www.youtube.com/watch?v=F7Fi5GC7Ma0
それで、ふと気付いたのだが
”マツケン”こと松平健は彼のフォロワーなのでは無いか?と。

2012年6月28日木曜日

IKEAのドラゴン
此れは今年の干支の”辰”を当て込んでIKEAが売り出した
子供用のぬいぐるみと思われる。
まだ寒い頃、IKEAに行った時、
襟巻きにイイんでないかい?と購入した。
しかし、直ぐ暖かく成り、襟巻きに出来なく成ったので
こんな風にポールに巻き付けているワケ。
その内、中野の雑貨屋で見付けたTV型のサングラスを
かけさしたら意外に似合うので、そのままに。
毎日、窓の外のスカイツリーと睨めっこしている。




 湯ケ島へドライブ
昨日は近所の友達4人(皆、還暦は過ぎている)が誘い合い
キャンピング・カーで湯ケ島の温泉へ。
伊豆半島の、ぼぼ真ん中「伊豆の踊子」にも出て来る処だ。
目的の温泉に入るには早く着いたので
狩野川の縁で珈琲の野点と洒落込む。
007のボンド・カーの様に何でも装備してある車が素晴らしい。
ミル・ドリップで挽き立ての香りを
狩野川のせせらぎを聴きながら頂く。
サクランボのおまけまで付いて。
鮮やかな緑に囲まれた露天風呂は、ことのほか気持ち良かった。







”エレキの時代”
さすらいのギター:小山ルミ
此の曲もベンチャーズだと思ったら
実はフィンランドの”ザ・サウンズ”というグループのヒット曲だそうだ。
原題は”マンチュリアン・ビート”=満州ビートという意味で
やはりラスト・エンペラーでは無いが日本人に縁が有ったのかも?
歌っているのは当時アイドルだった小山ルミ。
沢山の映画やバラエティで活躍していたハーフだから
愛くるしい瞳を覚えている方も多いだろう。
今はL.A.で日本人宝石商の奥さんとして幸せに暮らしているとか。

2012年6月27日水曜日

”エレキの時代”
さらばシベリア鉄道:大滝詠一
タイミングよく大阪のボディ・ボーダーさん
(お名前が長いのでこれからは”おボボさん”と略させてもらいます)
が  ”シベリヤ”のキーワードを振ってくれたので
エレキの時代らしい此の曲を思い出した。
大滝にしては珍しくフィル・スペクター・サウンドでは無い
此の曲はエレキ・ブームから少し時間が経っていたが
聴いてもらえば解る通り
大滝が”エレキの時代”へのオマージュとも思える
ストレートなパクリをしている。
「テルスター」と「霧の中のジョニー」を足して2で割ると
こうなりました!と云った遊びが楽しい。
大滝のアメリカ・ポピュラー音楽への造詣は深く彼の曲は
日本語なのに何れの曲もビーチ・ボーイズやソウルのロネッツ等の
オールデイズの匂いがプンプン。
多分、彼も、あの”エレキの時代”は認めていたのに違いない。



ハーブが元気だった。
留守の間にベランダのバジルが大きく成っていた。
こうなればモッツアレラとトマトを挟んで
イタリアの国旗の様にして食べられる。
ヴァージンオイルにニンニクを刻んで入れた
ドレッシングだけで他は何も要らない。
そういえば仕込んでおいたレモンチーネの味見をしたら、
それらしく成って来たのでソーダで割ってワインのチェイサーに。
蛸とシメジをアーリオ・オーリオで炒め
少しナンプラーとパクチを載せて1品。
あれこれハーブの有る生活は豊かだ。


2012年6月26日火曜日

スリー・デイズ:ポール・ハギス
もう消えてしまったがMobileMeのサイトで
主演のラッセル・クロウは
「グラディエイター」「マスター&コマンダー」そして
監督のポール・ハギスは「クラッシュ」で紹介していたが
再度、お薦めの映画を観てしまった。
この「スリー・デイズ」(2010年)である。
フランス映画「すべて彼女のために」のリメイク作品だが
2年続けてアカデミー作品賞の脚本を手がけた彼の才能は
此の映画を別の魅力として生き返らせた。
殺人の罪で刑務所に入っている妻の無実を信じ、
再審させようとするが証拠もなく無理だと判ると
それなら脱走させようとする大学教授の夫がラッセル.クロウ。
このインテリで学問以外に興味の無さそうな中年男が
自分の知力だけで計画を実行に移すのに観客は巻き込まれる。
タフガイでは無いから、あれこれ失敗を繰り返し
学習して徐々に脱走の手配へと漕ぎ着けるサスペンス構成とテンポは
今やハリウッドではトップの脚本家ポール・ハギス
新ボンド・シリーズ「007カジノ・ロワイヤル」「007慰めの報酬」で
観客の心をつかむシナリオの巧さは実証済み。
それに答える俳優たちが又、贅沢なキャスティング。
脱獄の難しさを教える元受刑者に
リーアム・ニーソン(「シンドラーズ・リスト」)
息子の計画に気付きながらも静かに見守る父親に
ブライアン・デネヒー(「コクーン」「F/X」)
どちらも、彼らのキャリア全てに重なった存在感をみせる。
そして本当に殺人を犯したか最後まで観客には判らない妻に
エリザベス・バンクス。
此の女優は、それまで印象の薄い役が多かったが
この作品では難しい演技を見事にこなして作品に深みを出した。
私なら彼女にアカデミー助演女優賞を上げていた処だ。
主演のラッセルの寡黙な演技は完璧で申し分無いが
とにかく端役と思われる登場人物、全てのキャラクター
人間性を丁寧に描き、そして無駄の無い構成には感嘆してしまう。
映画としては本当の殺人犯は誰なのか?伏せてあるから
カタルシスが無い!と米国では評価が分かれたらしいが
私には充分、”すべて彼女のために”と取った行動
満足するラスト・シーンであった。







”あんです”のシベリア
私は”おめざ”と称して朝イチで緑茶と甘いものを頂く習慣があるのだが
上京すると近所に”あんです”というパン屋から
このケーキを買って来る。
そのパン屋は昔,アンコ屋だったのだがパンを焼く奥さんを貰い
パン屋に変身した。あんぱんが上手なので”あんです”と
名付けたらしいが,今や此のシベリアがブームになっている。
シベリヤの名の謂れは見た通り雪に挟まれた凍土のイメージから
来たものと思われる。
しかし此の店のシベリアは羊羹が水ようかんの様に柔らかく
パウンド・ケーキと口にほうばると自然に溶ける。
その食感が溜らないのだ。
いつも早く売り切れるので午前中に買いに行かないと・・・。
”エレキの時代”
京都の恋:渚よう子
そんなワケでベンチャーズは此の曲を始め
奥村チヨの「北国の青い空」、歐陽菲菲の「雨の御堂筋」
次々とヒットを連発した。
それは”ベンチャーズ歌謡”と呼ばれた。
それまでのマーチン・デニー等の西洋人が異国を意識した
エキゾチック・サウンドとは異なるもので、
彼らが長年に渡る訪日で理解した日本人の好むメロディと
自分たちのエレキ・サウンドを見事に合体させた結果と云える。
しかし此のサウンドは橋幸夫、三田明と
日本の歌謡曲のメインストリートとなり、英国のビートルズの影響も受け
加山雄三、ブルーコメッツ等のグループ・サウンズへ展開して行ったのである。




2012年6月25日月曜日

押上・朴仙
今のところ私の蕎麦ランキング1位は此の店
蕎麦のコシと云い,汁(つゆ)の味かげんが丁度良い。
量も値段も、今どき真っ当だ。
押上と云えばスカイツリーの麓
狂った様に人波が押し掛けて居る割には
少し裏通りに在るので、気づかれていないのが有難い、
でも時間の問題かな?
出来れば,無口な若い大将がペースを崩さない程度に
繁盛して欲しい。



2012年6月24日日曜日




立石・鳥房
実は,此の店に行く予定では無く
もうすぐ禁止に成るレバー刺しを食べに行くつもりだった。
浅草から、それほど遠く無い立石だが、乗り換えが不便なのだ。
それでも旨いもんには地の果てもと云う私のポリシーで
久しぶりの立石駅前の迷路の様な場所にある
モツの名店「うちだ」へ。
しかしシャッターが下りている。
前の総菜屋で辞めたのか?と聞けば
土曜日は3時で売り切れとか。
えっモツを朝から食べる奴が居るのか?と驚く私。
仕方ないので駅の反対側、何時かTVで観た,鳥唐揚げの此の店へ。
ところがご覧の通りの行列。
諦めようかと思ったが折角,立石まで来たからにはと
食い意地を張ったのが間違いの始まり
外で立つ事、1時間、やっと中に入ったら
狭い店に満員電車の様に詰め込まれ、また30分。
厚化粧の鬼婆みたいな店員が傲慢に注文を取る。
ビールだけの手持ちぶたさに客同志で会話をするも
殆どが此の店初めてという人ばかり。
此の蒸し風呂の中、皆,信じられぬ程、忍耐強い。
ようやく出て来た唐揚げ(650円)は待ちくたびれて
旨いのか?不味いのか?胃が変に成り、味はサッパリ判らん?
安い!遅〜い!旨い・・・と成るワケが無い。
TVでやった店は気を付けなくちゃと反省。






”エレキの時代”
Walk Don't Run : The Venturs
そんな訳で日本ではエレキと云えば、
彼らベンチャーズが人気実力とも一番だった。
「パイプライン」はシャンティーズのカヴァーだし
「テルスター」も来日してタクシーの中で
トルネドーズのやつを聴いて
直ぐレコーディングしたというのにね。
まあ、それはともかく
その影響は、それまで、「禁じられた遊び」を
ひとりで弾いていた若者が、仲間と集い
アンプを繋いで”デンデケデケデケ”と爆音を轟かせたのは
直木賞を取り、映画化もされた芦原すなおの青春小説
「青春デンデケデケデケ」に書かれている通り。
とにかくベンチャーズは数十年間、季節を問わず来日公演し
都会のみならず田舎の体育館でまで演奏しまくり
それまで、せいぜいラテン音楽か歌謡曲だけの
日本の音楽シーンを一変させてしまったのだ。
その功績により彼らは2010年
春の叙勲で旭日小綬章まで貰っている!


上海の貯金箱
中国の上海で見付けた陶器の貯金箱
背中の扇に硬貨の入口が有る。
宗元明秦時代の賢きお方らしいスタイルに
なんともトボケた表情が楽しませてくれる。
既にお腹の中には何度かの中国旅行で残った小銭が一杯。
まるで自分を観るようで重たい。


2012年6月23日土曜日

丸香うどん
うどんが食べたくなり、チャリで神田神保町の丸香うどんへ。
丁度,昼時、長い行列が出来ていたが、
うどん屋に長居する客は居ないから順番は直ぐ来る。
いつものイカ下足の天婦羅をトッピングしたが
目の前に「温泉卵50円」のカードで、それも追加。
出て来たのが上の写真。
麺の食感と云い、ダシの旨さと云い
此処を超える店は香川にもあるまい。
それに今日は温玉が溶けて汁にとろみを出し何とも濃厚な味。
肉厚のステーキにも勝かと思うイカ下足のボリュームに満足。
わざわざ浅草からペダルを漕いだ甲斐が有ったと云うもの。



"エレキの時代”
Pipeline : The Chantays
此の「パイプライン」はベンチャーズの曲だと思っている人が
多いだろうが実は此のシャンティーズがオリジナルだ。
ただ、ご覧の様なアイドル・グループだから
演奏技術が総て上のベンチャーズにカヴァーされ
そちらの方がヒットして影が薄く成り
彼らは1発で消えてしまったというワケ。

ハート付き藁人形
此れはペルーだったか?
30cmにも満たない小さな藁人形だ。
丁度、左胸の辺りにハートの印が編み込んである。
誰かを呪うなら、そこへ釘でも射し込めってか?
あら、恐ろしや!


2012年6月22日金曜日



ローテーションでは中華なんだが
皮と具のバランスで包んだまま冷凍して置いた餃子を
油を引いて、そのままフライパンで焼く。
途中で、お湯をたっぷり注いで蓋をして蒸らし
油を捨て、もう一度コンガリ焼くのがコツ。

中華・冷や奴にはピータンを載せパクチを散らし
辛し醤油をかける。此れは中国人に食べさせたい!

アボガドが中華で出て来た試しが無いので
腐乳と食べるラー油を穴に入れてみたが
何だかな〜という味、まだ研究の余地有り。

紹興酒は南伊東の「中華かねい」の瓶から
特別に分けてもらったもの。
どうせ飲むなら本物で。









"エレキの時代”
Movin(太陽の彼方):The Astronauts
アストロノウツ=宇宙飛行士の意だから
エレキのサウンドは人工衛星にも合うが
何と云ってもサーフィンのイメージが強いだろう。
夏=海=サーフィン=エレキ・ギターと
当時の日本の若者の心を捉えた。
とにかくエレキ・ブームは此の曲から始まったという位
ヒットしてパチンコ屋から海の家まで此の曲は鳴りまくった。
それまで夏と云えばビルの屋上ビアホールの
ハワイアンだったのにねえ。



木のペンダント?
此の3匹はグアテマラだったかな?
やはりメルカド=市場の露天に並んでいた。
向かって左は魚、真ん中はアザラシかオットセイか
口に櫛の様なものをくわえている。
右は双頭の鳥だ。
どれも紐が付けられる様に穴が開いているから
呪い師か何者かが首からぶら下げる物だろう。
色使いが渋くて素晴らしい。


2012年6月21日木曜日



”ピザ・スルガリータ”
昨日は台風一過の夏日
ベランダで陽を浴びたミント達が”モヒート!”と
叫んでいる様に思えたので夕方シャワーの後に。
伊東のマリンタウンに新名物”ピザ・スルガリータ”が出来たという。
何じゃそれ?と聞いたら
”ピザ・マルガリータ”はバジルとモッツアレラとトマト・ソースだが
なんと駿河湾の桜えびをトッピングするんだと。
それなら私も出来るわいとやったのが
中段の写真。
薄型のピザ生地で焼くと殆ど海老煎餅の香りと味!
笑ってしまった。