2012年5月31日木曜日

若布のサラダ

ブリ大根

鶏の唐揚げ
いつもの居酒屋 メニュー
いつか頂いた宇佐美海岸の若布を戻し、胡瓜と玉葱を刻んで
マヨネーズ&ヨーグルトに胡椒を少々のソースを絡めてサラダに。

ブリのアラが出ていたので真直ぐな大根を一本買い
まず大根を茹で、その茹で汁でアラの臭みをとり、炊き合わせた。
それでも臭みは残るので根生姜を入れ
酒と薄口醤油で味付け、山椒の実を足す。
オマケに近所の人が山で採って来たという山椒の葉も叩いて。
(山椒の葉の保存法はネットにあった)

”揚げずに唐揚げ”のパウダーが一袋残っていたので
鶏肉を一口サイズに切り分け
ビニール袋に入れ、そのパウダーをまぶし、揉みあげて
フライパンに2匙の植物油を敷き、片面づつ焼き上げると
あら不思議、揚げてないのに唐揚げのサクッとした食感が!
下に敷いたレタスも3日目だが、50°のぬるま湯に浸けると
何故が弾力が復活(これは”はなまる”か”アサイチ”でやっていた)
いろいろな情報は知っていると徳をする。






道化師たち:ニーノ・ロータ
外の物音に目覚めた少年が夜中にベッドから起きて
窓を開けると広場に大きなサーカスのテントが!
こんな出だしで始まるフェデリコ・フェリーニの映画「道化師たち」は
取り立ててドラマが有る訳では無いが
サーカス自体がドラマチックな要素を含んでいるので
次々に繰り広げられる出し物に魅せられている内に
いつの間にかフィナーレとなってしまう。
面白うて、やがて哀しき、その世界は
フェリーニの映画そのまま、”人生はサーカスだ!”と云っている。
そして、その世界はニーノ・ロータの音楽のすべてでもある。
彼がフェリーニと組んだ映画のスコアが
続々と出て来る楽しみも有る
でも、此のビデオ1時間半位あるな。


箱を運ぶ男(ブリキ)
此れは昔勤めていた会社がボーナス代わりに
ヨーロッパ旅行に行かしてくれた時ロンドンで購入した。
その頃は「なんでも鑑定団」などやっていなかったが
イギリスの骨董屋だから安く無かった。
此れを機会に私のブリキのおもちゃコレクションが
始まったような気もするが、もっと前だったかも知れない。
とにかく国内外、片っ端から集め、一時は消防車だけでも7台位あった。
独立して原宿に事務所を持った時も壁際の棚いっぱい並べては
鰹節の倉庫に入った猫の様に悦にいっていた。
そんな収集癖に水を差したのが、あの北原照久くん
彼は自分で持っていないものを欲しがり
ストーカーの様に留守電に、アレと交換してと
日に何回も入っていてコレクターの、その異常な世界を知った。
でも彼は、それを商売にして成功したから凄いと思うが
私は一応、モノを作る方の人間のつもりだから
いつか、その世界から身を引いた。
それでも、いつも何か”モノ”には取り憑かれているのは
このサイトが証拠だな(笑)




2012年5月30日水曜日



朝から本マグロ!
先日の本マグロの半分を”ヅケ”にして置いたもの。
1000円が800円になっていた刺身だが2日に分けて食べれば
更に安くなった気分に旨さが加わる。
紫蘇の葉も、その日、ハーブ売り場で買った鉢植え(78円)。
食品売り場のアイロンをかけたような不自然な葉より
香りも味も紫蘇そのものだ。
ベランダにウジャウジャ育って欲しい。

糠床の調子が良く成って来た。
茄子は前夜に仕込むと朝食べるのに丁度良い。
これ以上暑く成ると冷蔵庫の野菜室に避暑だな。

味噌汁も茄子とシメジに油揚げ。
二日分作って置くと次の日の朝の冷や汁に成る。







過去のない男:アキ・カウリスマキ
フィンランドの監督でありながら小津安二郎のフォロワーである
彼の映画は本家の小津以上に端正な構成だが
それを現代に結びつけているのが音楽。
それも誰もが知っているのに忘れていた様なサウンド。
そう、彼の狙いは、常識的な映画技法をズラすという技。
これに観客は見事にハメられてしまう。
女房から逃れて港町に流れて来た男が暴漢に殴られ
記憶喪失になる話だが、
その港町の素人楽団が此のビデオの様なベンチャーズ風とか
はて又、何故か日本の”クレジーケン・バンド”の曲が
ジュークボックスから流れていたりと監督の選曲センスの光る
音楽映画なのだ。
その音楽趣味は「レニングラード・カウボーイ」という
ヘンテコな映画まで作っている。

お茶の水で出会ったベイビー
学生街の中に本と雑貨を混然と並べて売っている店があるのだが
そこの棚の上にコイツは乗っていた。
店に行く度に、その鋭い眼差しで睨みつけ
しまいには私に話しかける様に成り
「いつまで此処に置いておくんだ!」と
それで今はウチのピアノの上に乗っているというワケ。
その存在感は、これまで此のコーナーで紹介した
幾多の仏像神像より遥かに強い!




2012年5月29日火曜日

喜劇・東京ものがたり
先日BSで再放送していた此のドラマは演出・久世光彦
昔、観た記憶があるが改めて鑑賞。
まず向田邦子亡き後、久世ドラマの脚本を一手に引き受けた感の有る
金子成人の出来が良い。
戦前・昭和の匂いをプンプンさせた風景描写は演出・久世の、お手の物。
それに登場する人物の顔ぶれが、此れ又、ピッタリのキャスティング
・・・というか、それぞれの役者に合わせた”アテ書き”だろう。
まず自分の料亭を再興しようとしている女将に森光子。
その放蕩息子に小林薫。
彼が大阪に板前修業に行っている間にデキてしまった女に藤山直美。
その女が息子を尋ねて上京してくる処から此のドラマは始まる。
父親・寛美ゆずりの舞台で鍛えた藤山直美と、「びっくり捕物帳」で
関西芝居に慣れた森光子のボケとツッコミの掛け合いは迫力があり
久世が自分でやっていた「時間ですよ」「寺内貫太郎」の比ではない。
そして戻って来た息子・小林薫の芝居も状況劇場出身らしく
カリカチュアされて面白い。
此の頃の小林薫は若くて粋で女たらしがよく似合う。
そこへ敵役で登場するのが柄本明。
コイツが借金取りで大阪から小林薫を追って来たという設定。
その東京乾電池の舞台の時の様な癖の有る小芝居が
此れだけの芸達者たちを相手に画面をさらう。
此の頃から柄本明は凄かった。
それぞれの登場の仕方、メイクや衣装の面白さの切れ味の良いコト。
全てを解って役者を遊ばせていた久世の演出力には唸ってしまう。
柄本明をボロボロにして追い返し、小林薫に愛想をつかした
森光子と藤山直美の姑嫁が抱き合うラストの落ちも良く効いて
久しぶりに笑って泣けた。
もう、こんな昭和を描ける演出家も役者も
どんどん居なくなるんだとシミジミ・・・。







アリゾナの鏃(やじり)石
今日も又、ろくでもないものだが
ロケで行った米国はアリゾナ州のレイクパウエルで
外人スタッフの一人が拾って来てくれた鏃石。
その男は照明さんで2mの大男
噂では病気で亡くなったと聞いたがイイ奴だった。
西部劇のインディアンが隠れていそうな崖の間から
野生馬が走り出て来る風景は
素晴らしかった。





アンダーグラウンド:エミール・クストリッツァ
昨日の”ロマ”の文化の様にソビエト連邦崩壊と共に
東欧の国々のそれも世界中に紹介される様に成ったが
今日の「アンダーグラウンド」は旧ユーグスラビアのサラエヴォ出身の
監督エミール・クストリッツァが1995年に発表した作品だ。
ユーゴスラビア50年に渡る悲惨な歴史を寓話的に描いた世界は
彼自身がメンバーであるノースモーキング・オーケストラという
吹奏楽器主体の音楽で東欧の夜明けを告げるのに
相応しい明るさと力強さを持っていた。
映像も大胆なアングルに構成
ジプシー達の持つシリアスなテーマをユーモアに置き換えた
表現は、あっけに取られるほど面白い。





新しいフライパンで中華
上京前に仕込んでいた”しめ鯖”は進んで殆ど酢漬けに。
それでも利尻昆布で締めてあるので旨味は十分
胡瓜と茗荷の千切りに載せて胡麻油でサッパリと。


作り置きの”鬼赤”で(豚そぼろに唐辛子と山椒を混ぜたもの)
順当に麻婆豆腐を作る。
辛いだけでなく味に深みを出そうと蜂蜜と赤味噌を少々
此れを新鮮なレタスで包んで食べると、もう止まらない程。

新しいフライパンに残った麻婆豆腐の残りで焼きそばを。
流石にコビリ付かず強火でパリッとするまで焼いたら
今までに無い焼きそばが!
女房と畳は新しい方が・・・にフライパンを入れよう。
あっ、そうそう焼きそばの上に、ベランダの香菜の新芽を
やっぱり中華には香菜(パクチ)良い香り。


2012年5月28日月曜日



成り行きで居酒屋 メニュー
昨日は天気も良かったのでチャリで山上のカインズホームへ。
電動アシスト付きだが電池の残量を計算しないと上り坂にアウトになる。
お目当てのフライパン(コビリ付く様に成ったので)を購入。
家庭菜園コーナーで青シソ(78円)を発見!
5個ほど買って、帰り「中華かねい」の大将が店の前に居たので
一個あげる。パクチの種を貰っていたからね。
又、途中の魚屋で鯵フライにマグロの刺身が安売りしていたのでゲット。
それぞれ量が多いので半分づつに、刺身は山葵醤油でヅケに。
そんなワケでイタリアンのつもりでフライパンを買いに行ったのに
和食というか居酒屋 メニュー。
出だしは”モスクワのロバ”ことカクテル・モスコーミュールから
後で肉じゃがが在ったのを思い出しチンして生卵を付け、すき焼風に。
食後の全日本女子バレーは
2セット取ってオリンピック出場が決まった途端
気が抜け負けてしまうという結果。
それが今の実力と云う処かな?





ラッチョ・ドローム:タラフ・デゥ・ハイドゥークス
昨日の映画「耳に聴こえるは君の歌声」に
ジョニー・デップと共演していた
ジプシーのグループは”タラフ・ドゥ・ハイドゥークス”
というルーマニアの楽団だ。
普段は鍛冶や鍋の修理等をしながら冠婚葬祭の伴奏をして
ヨーロッパ全体をさすらう”ロマ”移動民族である。
フランス籍ながらも”ロマ”の血の混じるトニー・ガトリフが監督した
「ラッチョ・ドローム」は、その”ロマ”の世界を描いた作品だ。
古代インド西部に発祥のルーツを持つ彼らは
ナチスや社会主義時代にも迫害されたが、その根は強く生き残り
どの国にも混じらない独自の魅力溢れる文化を持っている。
映画全編に躍動する歌と演奏そして踊りは正に”ロマ”の音楽の宝庫。


ゴビ砂漠の砂
昨日の”ベルリンの壁”に続いて、
他人には何の価値もない私のお宝。
最初にモンゴルに行ったとき大きな砂漠から持ち帰った。
大きな砂漠はエジプトやカリフォルニアでも見たが
砂を運んで来たのは此れだけ。
近くに恐竜博物館が在り、バレーボール位の卵の化石が
無造作に置いてあった。



2012年5月27日日曜日



中華をあれこれ実験
いつか”はなまる”で、やっていた何処かのラーメン屋の”赤鬼”
挽き肉を酒、味噌、唐辛子そして山椒で炒めたもの。
見た目が赤いし辛いので、此の名前。
これを作り置きすると便利というので昨夜作ってみた。
まずはチンした茄子の上に。
まあ、麻婆茄子というワケだね。
豆腐に載せれば冷やし麻婆豆腐となるが
ピータンが在ったので辛し醤油で冷や奴。
それと何時か中華街で買った腐乳を調味料に使うと良い
と云うのでモヤシ、シメジ、ベーコンを炒めるのに使ってみた。
今、流行の塩麹と同じ様なものだが
いつもの野菜炒めと一味違うコクが出た。
酒は紹興酒、南伊東の中華かねいの瓶出しを
譲ってもらったのだが、やはり中華には紹興酒だね。








耳に残るは君の歌声:サリー・ポッター
ダンサーでありながら「オルランド」で華々しくデビューした
イギリスの女性監督サリー・ポッターの此の映画も音楽映画と呼べるだろう。
全編にフィーチャーされたビゼーのオペラ「真珠採り」の名曲は
主人公のロシア系ユダヤ人の少女が離ればなれに成った父親の記憶として
何度も繰り返し歌われる。
此の映画はナチスに迫害されロンドン、パリと彷徨う少女のみならず
当時のジプシーの楽団も描かれる大河ドラマなので、至る所に
オペラ&民族音楽の魅力が散りばめられ
音楽好きには溜まらない作品だ。

ベルリンの壁のかけら
こんなもの見せられても誰も面白く無いだろうが
だいぶ前、カード会社のCMで、当時青春スターだった
加勢大周を連れて、まだ東西に分かれていたベルリンへ
ロケした時に拾って来たもの。
すでに壁は在って無き存在で
夜中に東ベルリンへ車で遊びに行き
ヘッドライトに浮かび上がる東側のビルの壁面に
沢山の銃弾の跡が残っていて怯えたものだ。
その頃は薬物中毒になって居なかった加勢も
とても素直な好青年だったが
今はどうしているのだろう?





2012年5月26日土曜日

最近のランチ3種
パエリア

トムヤンクンのつけ麺

ビーフ・カレー

最近はランチも家で食べる事が多い。
それでもワザワザ作るのは面倒なので大概有りもので済ませる
・・・というか冷蔵庫のものをやりくりする。

一番上の写真は古米で作ったパエリアを
解凍し、パセリを刻んだもの。
具は何も入っていないが米に様々な魚貝類の味が染み込んでいる。

真ん中はタイのトムヤンクンを作った時の残りを
次の日、ベトナムの麺フォーを茹で、つけ麺にしたもの。
パクチを入れると正にアジアン。

下はカレーの残りに、新しく肉をニンニク塩胡椒で炒め
玉葱も足して又煮たもの。
此のカレーはエンドレスで、まだまだ使い増しされるはず。





ベティ・ブルー(37°2):ガブリエル・ヤレド
昨日の「グラン・ブルー」の後だから、続編の様だが関係ない。
監督はジャン=ジャック・ベネックス。
映画「ディーバ」で一躍脚光を浴びた人で
その繊細かつ濃密な恋愛描写には定評が有る。
海辺に住む小説家志望の男が、奔放な女に運命を狂わされる物語。
此の女性を演じるのがベアトリス・ダル。
その大きな瞳と唇は主人公に、此の映画の副題”愛と激情の日々”を
もたらす事になる。
官能的なサックスの音色が更に、彼女の魅力を増幅し
此の女の為ならと破滅に向かう男の悲劇が歌い上げられる。
此のスコアを書いたガブリエル・ヤレドは、此の後
先日、取り上げた「ラ・マン(愛人)」に
「イングリッシュ・ペーシェント」
「リプリー」「コールド・マウンテン」
「善き人の為のソナタ」と、
今やヨーロッパならずハリウッドにも招かれ
映画音楽作曲家の大御所と成った。




ブータンの煙草入れ
ご覧の通り、此れは木製。
”ちびまるこ”の髪型の様な蓋を開けると
約1cmに満たない溝が空いていて、
多分、そこに煙草の葉を入れる仕掛け。
両脇に紐をかける手が在るから肩から吊るして
持ち歩くのだろう。
ブータンはヒマラヤの麓にある国だが
チベット仏教の信仰心が厚く
人々の幸福度数が高いとか?
私の行った時は、やたら虹が多く出ていた。

2012年5月25日金曜日


翡翠の豚
今から35年くらい前、初めて中国へ行った時、
広州の翡翠工場見学で買った豚。
勿論、仏様や観音様など、ご利益が有りそうなものは沢山居たが
やはり中国は豚でしょう!と。
翡翠の緑色は濃いのが良いとか云うらしいが
豚には此れくらいの色が相応しいのではないかな?

グラン・ブルー:エリック・セラ
フランスのリュック・ベッソン監督の作品の音楽担当として
コンビを組んでいるエリック・セラは此の映画のヒットで
世界的に有名に成った。
ロベール・アンリコの「冒険者たち」と似た様なテーマの
此の映画は多くの共通点が見られる。
女性ひとりを残し
フリーダイビング(素潜り)の世界記録更新をめぐる
ライバル2人の男の確執と友情は懐かしく
そしてイルカに魅せられた男の妄想は
その鳴き声をフィーチャーしたエリック・セラの音楽で
此の映画に独自の世界観を作り上げた。
もし海洋映画というジャンルが有るなら
此の映画は、そのトップに上げられるかも知れない。




明太子で朝ご飯
ベランダのハーブ達が気になり宇佐美に戻る。
パクチは順調に伸びていたがバジルの調子がおかしい。
葉に黒点が出て来た。
強い潮風か?はたまた暑さか?
今朝は明太子と納豆、そして
茄子とお揚げの味噌汁。
漬物は糠漬けのキュウリと人参
そして先日”アド街”でやっていた
京島キラキラ橘商店街で買って来た、べったら漬け。
これが薄味でイケる。



2012年5月24日木曜日

クラゲと夏野菜の胡麻酢和え

稚鮎の酢漬け

ミル貝、ツブ貝、平貝の貝三種の九条葱ソースがけ

冬瓜と蟹肉のスープ

五目やきそば

錦糸町・中華・大三元
昨夜は都バスに乗り、スカイツリーの混雑を尻目に
錦糸町の中華の名店・大三元へ。
此の店は季節の魚貝類や野菜を見事に調理してくれる。
イタリアンから中華にレパートリーを広げようと
している私には、スパイスの使い方等とても勉強になる。
早く来んなメニューを作れるようになれたらイイんだが。