過去のない男:アキ・カウリスマキ
フィンランドの監督でありながら小津安二郎のフォロワーである
彼の映画は本家の小津以上に端正な構成だが
それを現代に結びつけているのが音楽。
それも誰もが知っているのに忘れていた様なサウンド。
そう、彼の狙いは、常識的な映画技法をズラすという技。
これに観客は見事にハメられてしまう。
女房から逃れて港町に流れて来た男が暴漢に殴られ
記憶喪失になる話だが、
その港町の素人楽団が此のビデオの様なベンチャーズ風とか
はて又、何故か日本の”クレジーケン・バンド”の曲が
ジュークボックスから流れていたりと監督の選曲センスの光る
音楽映画なのだ。
その音楽趣味は「レニングラード・カウボーイ」という
ヘンテコな映画まで作っている。
新作「ル・アーブルの靴みがき」が早くみたい。
音楽はホントに国境をヒョイと越えますね。
返信削除たまたま見つけたアラビア版の
ホテル・カリフォルニアですが、
音楽は壁がないのに、
宗教はどうしていつまでも揉めているんでしょう…。
http://www.youtube.com/watch?v=oryJIBThTP0&feature=related
なにやらホテル・カルフォルニアでは無くて
削除ホテル・イスタンブールにも聴こえますね。
でもナカナカのアレンジです。
そういえば先日のジプシー・ブラスにも
こんなのが在ります。
http://www.youtube.com/watch?v=IIHB7LGJsVg
元気でますよ!