2012年5月28日月曜日


ラッチョ・ドローム:タラフ・デゥ・ハイドゥークス
昨日の映画「耳に聴こえるは君の歌声」に
ジョニー・デップと共演していた
ジプシーのグループは”タラフ・ドゥ・ハイドゥークス”
というルーマニアの楽団だ。
普段は鍛冶や鍋の修理等をしながら冠婚葬祭の伴奏をして
ヨーロッパ全体をさすらう”ロマ”移動民族である。
フランス籍ながらも”ロマ”の血の混じるトニー・ガトリフが監督した
「ラッチョ・ドローム」は、その”ロマ”の世界を描いた作品だ。
古代インド西部に発祥のルーツを持つ彼らは
ナチスや社会主義時代にも迫害されたが、その根は強く生き残り
どの国にも混じらない独自の魅力溢れる文化を持っている。
映画全編に躍動する歌と演奏そして踊りは正に”ロマ”の音楽の宝庫。


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