2014年7月31日木曜日

 
E.T.とアストロノーツ
宇佐美には、E.T.は大から小まで沢山居るのだが
コイツのイジケタ目を見たら仲間に入れてあげたく成った。
そして、お供にアストロノーツ=宇宙飛行士のLEDライトも。
まさか此れがパソコンのキーボードを照らす豆ライトに
成っているとは、USBを差し込むまで気付か無かった。
しかも、彼のヘルメットを上げるとスイッチが入る事も。
まったく最近の雑貨は”遊び心”に溢れていて
油断も隙もありゃしない(笑)
あっ、脇に有る赤いサングラスは
昔のテレビのフレームだから、念のため。
かけるのに勇気が要るが・・・。

2014年7月28日月曜日

GODZILLA (2014)
休業しておきながら何だ!と文句を云われそうだが
余りにも暑いので映画館で涼もうと・・・。
いやNHKの東宝のぬいぐるみ”ゴジラ”シリーズで煽られても
ハリウッドのリメイク二度目に期待はしていなかった。
ところがところが此れは、やたら面白い!
今まで観たゴジラ映画の中で最高の出来ではないか?
監督のギャレス・エドワードはジョージ・ルーカスが
「スター・ウォーズ」の続編を依頼したという噂
今、ハリウッドで一番才能を注目されると云うのも納得。
今まで見た事も無い巨大な”ゴジラ”のスケールに
登場する人物達の家族愛などを手際良く盛り込んだ編集の巧さ
ビジュアル・インパクトと人間ドラマ・エモーションの融合。
まさに70mm「ベン・ハー」を最初に観た時の感動を思い起こした。
先の「GODZILLA」(1998)もCGの完成度にテンポの良さで
巷の”ゴジラ・ファン”が
あれはゴジラでは無い!と文句を云う程
私の期待を裏切るものでは無かったが
今回の此れは、日米全ての”ゴジラ・マニア”を
かなり満足させる出来・・・と云うのは
ゴジラの動きが、ぬいぐるみと同じスロー。
それはそうだろう、あれだけ巨大なら引力で速く動けまい。
それでもCGならではのリアルなディテールに恐竜ファンは納得。
顔が松井秀喜クリソツ、怒ると尚、似て嬉しい。
そして何より作品として成功しているのは
ゴジラの存在自体を神格化した事であろう。
ハリウッド・リメイク1作目のゴジラはビキニ環礁水爆実験で
放射能を浴びたイグアナの巨大化したものだったが
今回は神が人類の危機に与えたもうた正義の生き物?とした事だ。
そのファンタジーを渡辺謙演じる芹沢博士(昔は平田昭彦)が
予言者の様に解説しているのが上手、いや狡い。
太古の昔、地上が放射能に覆われていた時代に
生存した恐竜達のバランスを取るため
彼(ゴジラ)が、その生態系の頂点として君臨したという説。
先の東北大地震から原子炉事故まで全部,此の映画では
放射能をエネルギーとする”謎の怪獣”のせいにされ
「何じゃ、それ?」なのだが
それを云っちゃ、此の映画はお終いよ!と話は進む。
処で、その謎の怪獣だが巨大な昆虫のお化けの様な奴で
何処からこの名前が付いたのか”ムートー”。
Massive Unidentified Terrestrial Organism(未確認巨大陸生生命体)の略
名前が近所の”武藤さん”みたいだが
その残虐さと破壊力に気味悪さは怪獣ものの中ではピカイチ。
平成「ガメラ」を撮った金子修介は”ギャオス”をパクられた、うんぬん。
でも私は「スターシップ・トゥルーパーズ」の巨大宇宙昆虫に思える。
そう今回のゴジラは、此の”武藤さん”とのバトルなのだ。
しかも此の巨大な武藤さんは雄雌2匹いて
片方は羽が有って空まで飛べるから流石のゴジラも
前後左右上下から攻撃されては、たまったものでは無い。
我らがゴジラはズタズタにされ絶命寸前。
悪役が強い程,アクション映画は面白いの定説通り。
更に”武藤夫婦”は電波パルスを遮断する能力が在るので
我々人類はゴジラを助けようにも近代兵器は
ミサイルおろか戦闘機までも全く役に立たないという絶対ピンチ。
後はゴジラに残された闘争本能だけが頼みという
此の戦いがハワイからラスベガスに
そしてサン・フランシスコへと舞台を変え
観光地も大都会も滅茶滅茶に壊されるCGがリアル!
話の荒唐無稽さを、精密な映像力が見事にカヴァーする。
凄い演出力を持った監督が出て来たものだ。
さて、”ゴジラと武藤夫婦の戦い”の結果や如何に?
東京スカイツリー並みにデカくて見上げるのに首が疲れる
今までで一番巨大なサイズのゴジラ
それは出来れば大きなスクリーンの映画館で観て貰うしかない。
取り敢えず、アドレナリン全開に興奮して
ラストは哀愁あるトランペットの音色に泣けますよ(笑)

2014年7月27日日曜日

”夏休み”
今年の暑さはハンパ無いので暫くブログ休業します。
いつ再開するか解りませんが
気が向いたら又始めるかもしれませんので
気が向いたら覗いて下さい。

2014年7月26日土曜日

ジャケットをクリック!
Jimi Hendrix- Like a Rolling Stone
彼はローリング・ストーン誌が選んだ
”史上最も偉大なギタリスト100人”の中で1位だ。
ドラッグのやり過ぎで死んだ人が1位になるのは普通じゃないが、
彼の音楽が如何に人々に愛されているかの証拠だ。
音楽ドキュメンタリー映画「ウッドストック」で披露した
彼のアメリカ国歌のパフォーマンスは
当時の若者の反戦気分を見事に反映させた。
今流行の危険ドラッグ(脱法ドラッグ改め)など
まったく必要が無い程の頽廃性と高揚感の入り交じった
独特な世界は彼の「紫のけむり」等で味わえる。
彼を知らない今の若者たちに是非聴かせたい。
彼を調べると、その死も謎に満ちているので
いずれ又此処で取り上げてみたい。


 
今日の塩鮭
先日はソラマチの塩鮭を出したが
此れは浅草駅地下食品売場のタイム・サービスの塩鮭。
2切れで800円が半額、つまり1切れ200円
私としては清水の舞台から飛び降りた気分。
これで不味かったら怒るでで、怒らずニンマリ。
やはり高いだけの事はある。
ご飯は此れから稲荷寿司を作るので多めに炊いた炊きたて。
味噌汁には豆腐と茗荷。
漬物は某漬物メーカーの新生姜。
さて、暑く成らないうちに買物に走らなくちゃ!


2014年7月25日金曜日

ロビン・ウィリアムス出演集
彼の演技者としての引き出しは何れくらい在るのだろう。
とにかく、笑いが取れるコメディアンだけで無く
未来のロボット人間から、パラノイア的な犯罪者まで幅広く演じて
それは、さながら自在に色を変えるカメレオンの様。
そしてカリカチュアライズしたキャラクターは
アニメの”ポパイ”から、「バロン」では太陽神まで演じてしまう。
私が録画して持っている”アクターズ・スタジオ・インタビュー”では
1時間、観客というか俳優志望の学生を爆笑の渦に巻いた。
とにかく無謀とも思えるシチュエーションに
ムキになって取り組む姿が素晴らしい。
私が元気を付けたい時の愛聴曲だ。
「ミセス・ダウト-2」が近々出来るらしいが
オバさんのベビー・シッターだけは少し無理があると
思っていたので、さてどうなるやら?
マッド・MUD (2012)
映画好きの先輩お薦めの作品。
第65回カンヌ映画祭でパルムドール賞を争ったとか?
残念ながら、それは前年に続きミヒャエル・ハネケ監督作品に
持って行かれたが、此れも中々の出来である。
主人公は14歳の少年。
家族と共に、河に浮かべたボートハウスで暮らしている。
その少年が仲の良い友達と河の中州で
大きな樹の上に乗った小舟を見つける。
洪水で流され樹に取り残されたらしい。
そのビジュアルが何とも象徴的でインパクトがある。
少年たちが隠れ家にしようとした、その舟には先に先住者が居た。
その男が殺人をして、警察に追われている逃亡犯と云う事は
後で解るが求めるまま、男に食料を運ぶ。
男の呼び名がマッド=変人(映画のタイトルの由来)
此の男役に若手演技派マシュー・マコノヒー。
男が殺したのは、彼が愛していた娘を妊娠させ
捨てたからと云う話に少年達は素直に彼に同情し
河からメキシコ湾に逃げる為の舟の修理と部品を集める。
ところが、一緒に逃げようと誘った娘は逃げてしまう。
やっと探し出した娘に少年が問いつめると
彼は嘘つきだから嫌だと
此の娘役がリース・ウイザースプーン。
揺れ動く娘心を見事に演じて流石のアカデミー賞女優。
全てに不信感を持った少年が逃亡犯に真相を問いつめる。
自分の逃亡を手伝わせるため騙したのか?と。
此の少年役のタイ・シェリダンが巧い。
両親の不和と離婚の危機に心を痛める子供の感情や
思春期の少年らしい恋心の表現など
自然で陰のある彼の演技が此の映画の要だ。
監督ジェフ・ニコルズ自ら書いたシナリオが緻密で
上手に張った伏線がラストに向かって効いて来る。
そして逃亡犯を子供の頃から父親代わりに育てた
河の対岸のボートハウスに住む元軍人役に名優サム・シェパード。
さすがに老いたが魅力的な演技を見せる。
名優と云えば逃亡犯が殺した男の父親に、懐かしい悪役
ジョー・ドン・ベイカーが街を支配し逃亡犯を追いつめ
恐ろしい緊迫感を出している。
マーク・トゥエインの少年小説「トム・ソーヤーの冒険」から
インスパイアされたという此の映画
無垢で危うい少年時代の感情を丁寧に描いて
全体の構造はサペンスとアクションを盛り込んだ
申し分無い娯楽映画と成っている。
何よりラストがハッピーエンドなのが嬉しい。
此の監督の次回作が早く観たいものだ。
写真をクリック!
David Bowie & Mick Ronson - Like A Rolling Stone 
ボウイがグラム・ロック時代にギターのミック・ロンソンと
此の曲をカヴァーした珍しいヴィデオ。
ミック・ロンソンはボウイのバック・バンドの後
”モット・ザ・フープル”を結成し
ボウイは”すべての若き野郎どもの曲を提供した仲。
ボウイは時代と共に様々な才能の有るミュージシャンと
組んで音楽的成長を遂げたのは
モダン・ジャズのマイルス・デーヴィスと同じだ。

 Breakfast
隅田川花火に上京するので冷蔵庫の在庫整理。
カボチャの”兄貴”は牛乳と混ぜ
フード・プロセッサーでパンプキン・スープに。
塩・胡椒を入れないと味が締まらない。
ベランダのパセリを載せたが、写真を撮る前に沈んだ(笑)
グレープ・フルーツ・ジュースは前夜のカクテル
”ソルティー・ドッグ”に使い切れなかった。
珈琲は薄めのアメリカンが朝食には合う。
目玉焼きは餃子と同じ様に途中で水を足し蓋をして
蒸らすと丁度良いサニーサイド・アップが出来る。
パンもオーブンで温めるとサクッと成る。
<業務連絡>
花火見物にエントリーされる方は
早めに私の携帯電話の方に申し込みください。
準備の都合が有りますので。

2014年7月24日木曜日

向田邦子x久世光彦ドラマ傑作選
此の2人は余程、相性が良かったのだろう。
脚本家と演出家のコンビで互いに花開いた。
特に久世は彼女のシナリオが無かったら日本TV史上に
名を残すディレクターに成り得なかったかも知れない。
2人の濃密な関係は久世の「触れもせで」というエッセイ集に
書かれているが、まさに”触れもせで”
それ以上の強い絆で結ばれていた様に思える。
向田の自伝的な家族の風景は「あ・うん」に描かれ
TVシリーズ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」でも
下町の銭湯や墓石職人の家族に昔ながらの
愛情や人情を風景として懐かしく盛り込んでいた。
そして軍人を父に持つ、久世の家族の風景も
”終戦記念日ドラマ”シリーズで描けたのは
2人の生まれ育ったのが、
昭和と云う同じ時代だったからだろう。
それらのドラマに共通して云えるのは
太平洋戦争前後の混乱期に少しでも自分らしくと
懸命に生きた人々の姿を描いている処だ。
そこには彼等の父や母の姿を映していたのだろう。
そのドラマには向田のセンチメンタルな陰の部分と
久世のコミカルな陽の部分のバランスが
”面白うて、やがて哀しき”
絶妙なハーモニーと成っていた様に思える。
今や、それらのドラマを演じた名優達も
どんどん歯が抜ける様に消えつつある。
それでもこうしてDVDで何時でも観れるのは有り難い。
ジャケットをクリック!
The Rolling Stones - Like A Rolling Stone
此の曲をバンドの名前にしておきながら
何故かカヴァーしなかった彼等が突然やった裏に
どんなエピソードが有るのかは知らないが
此の演奏とヴィデオを観る限り
ディランのテーマが時代を超えた普遍性を
持っている事に気付く。
見かけは”お達者クラブ”の爺さん達の集まりの様だが
信じられないくらいにパワフルな演奏の”ストーンズ”は
ミック・ジャガーの気迫がグイグイ伝わって来る。

ヴィデオに描かれた女性の転落の日々は
正に”ローリング・ストーン=転がる石”
ドラッグでハイになった彼女の眼に映る歪んだ世界を
そのまま映像にしたアイディアもさることながら
描かれた英国社会が”怒れる若者たち”の頃と
何も変わっていない様に思える。
たった4分半のヴィデオだが此のクオリティは
トニー・リチャードソンの長編映画「蜜の味」
ジョン・シュレジンガーの「真夜中のカウボーイ」と
同じレベルだ。

夏は、やっぱり”そうめん”
広島の親戚から毎年贈って頂く此れは
夏には欠かせないメニューだ。
特に昼は麺類の私には有り難い。
オクラと茗荷と根生姜を薬味に
鰹、昆布だし&酒・醤油の自分好みの”つゆ”で頂くと
まさに”涼味満点”
日本の夏の暑さも総て
此の為の自然の演出に思えてしまう。

2014年7月23日水曜日

マージン・コール(2011)
私は映画や音楽に関しては強いつもりだが
事、経済と云うものに、大方のご想像通り大変弱い。
日本経済新聞は取っていないし
経済界のお偉方の名前も殆ど知らない。
それでも”リーマン・ショック”という言葉ぐらいは知っている。
此の映画は、どうやら、それを題材にしていると
始まって三分の一位で、やっと気が付いた。
物語は大手投資銀行の大掛かりなリストラから始まる。
N.Y.が舞台だから切れの良い斬新な映像がサスペンスを盛り上げる。
いきなり会社から首を宣告された社員が、やりかけた仕事を
若い社員にデータとして渡し「気を付けろ!」の
言葉を残し退社する。
その社員が何気なく開いた、そのデータには
恐るべき業績赤字、会社の存亡が予測されていた。
それを彼が上司に報告すると急遽重役たちが会社に招集される。
これが真夜中、全員揃うのが米国社会の凄さ。
彼等の困惑と対応が此の映画の見所だ。
先日も此のサイトで紹介した「ラスベガスをぶっつぶせ!」の
ケヴィン・スペイシーが重役の1人として
今回は悪役ではなく、マトモな主役で、その問題に立ち向かう。
直属の上司は若くて役に立たず、その補佐役デビー・ムーアも
ヒステリックで手が付けれない。
こう云う主演級の女優を使うのが贅沢。更に
ヘリコプターで仰々しく登場した会社のオーナーに
彼はキャリアを買われ、直接相談される。
年収約80億円のオーナー役がジェレミー・アイアンズ。
流石の貫禄、それでも自分の利益しか考えない彼に、
今の危機的な状況を伝えても
彼からは無責任な答えしか帰って来ない。
結局、会社が倒産する事が”世界恐慌”を起こす引き金に
なる事が解っていてもだ。
この辺りの映画の緊張感たるや、金融経済が丸で判らない私にも
中東の地雷撤去の映画「ハート・ロッカー」の
起爆スイッチを外すのと、殆ど変わり無い状態に思える。
やはりアメリカと云う国の途轍もない巨大さに恐怖を感じた。
それを主人公のケヴィン・スペイシーの愛犬の死と
先が読める”世界恐慌”に、打つ手の無い無念さ重ね
静かに表現した脚本と監督の巧さに感心した。
そのディテールの細かさ、例えば彼等が普段、幾ら給料を貰い
それで、どんな車やスーツを着て、どんな生活をしているか?が
それぞれキッチリ描かれているので、只のサスペンスでは無く
米国現代社会の人間ドラマが見えて来るのだ。
そんな人間達が犯した”ミス”が今なお続く不況の原因だと
云う事を此の映画は解り易く面白く教えてくれる・・・はずだが
それでも私には”リーマン・ショック”が
”風が吹けば桶屋が儲かる”程度にしか
理解出来ないので、誰か教えてくれまいか?
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Bob Dylan - Like A Rolling Stone
ディラン最大のヒット曲は此れだ。
米国60年代のドキュメンタリーのBGMには必ず使われている。
弾き語りのフォークからロックへスタイルを変えた彼は
マイク・ブルームフィールドのエレキ・ギターに
アル・クーパーのキーボードを従えて此の曲に挑み
見事に当時の若者達の心を掴んだ。
それまでのシングル曲はだいたい3分なのに
6分という長さでも、DJ達が好んでラジオにかけたのも
此の曲が如何に時代を捉えていたかの証拠だろう。
明日は此の曲を自分たちのバンド名にした
ご存知のグループのカヴァーを。

”カレーの活性化”
最初は解凍カレーに肉だけ追加するつもりだったが
結局、玉葱でルーを作る処から始まり
ピーマンや人参も足して、新たに作るのと同じ結果に。
それでも”タネ”にしたカレーの熟成が効いて
何ともコクの有るものが出来た。
例によってジャガイモは別に茹で、後から合体。
ニンニクで炒めた鹿児島牛肉の旨味がジュワ〜ツと口に広がる。
やはり夏はカレーだ!
サラダはモッツァレラとバジルで”カプレーゼ”。
トリフ風味のヴァージン・オイルに全てを乗っ取られた。
アボガドは”アナと雪の女王”で無くて
アナに明太子、ヨーグルト&マヨネーズ・ソース。
飲み物はジン・ライムから赤ワインへ。
某漬物メーカーの”オリーチェ”でキリが無くグビグビ・・・。

2014年7月22日火曜日


山椒の枝
今日という今日は自分に愛想が尽きてしまった。
春先に近所の方に頼んで山椒の木を植えてもらったのだが
今朝、膝まで伸びた雑草を刈っているうちにヤッてしまった。
草刈り機の反動で、その大事な山椒の木を根元からバッサリ!
アッと思ったときは後の祭り、ご覧の様な観賞用の枝に。
まあ命有るもの何時かは滅びる・・・諸行無常。
山椒の実を塩漬けにするの楽しみにしていたのに、嗚呼(涙)
さて、ヤッちゃった事は仕方ない。
まだ一緒に植えたレモンの木が有るじゃないか?
小さな青い実が、毎日どんどん大きく成っている。
今年の秋か来年の春には黄色い大きな実で
自家製リモンチェロを絶対作るぞ〜!
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Antony & The Johnsons-Knockin On Heavens Door
ディランの此の曲のカヴァーも、そろそろ終わりにするが
今日のアントニー&ザ・ジョンソンズは
イギリスのミュージシャンのソロ・プロジェクトだ。
スモーキーな声は女性歌手アリソン・モエットの様だが
風貌も女性的、おそらく性同一障害の男性歌手だろう。
それでも才能に恵まれ早くから前衛的な音楽を志し
此れまでの4枚のアルバムは高い評価と人気を得ている。
ヴォーカルの巧さもさることながら
音楽性がクレプスキュー・レーベルのサウンドを
彷彿とさせる魅力があり
彼の全ての曲を聴いてみたい欲望にかられる。



〆鯖にエンドウ豆御飯
カレーにするつもりだったが先に行った魚屋で
サヤエンドウを売っていたので予定変更。
何故、魚屋でサヤエンドウを売っているかは
話が長く成るから省略。
鯖の新鮮なのを3枚に下ろして塩してもらい
帰って昆布締めにする。
夕方仕込んで夜には中が紅い〆鯖が食べられる。

エンドウをキレイに洗い、鞘のまま茹で
その出し汁で御飯を炊くのは”あさイチ”でやっていた。
土鍋で炊くと、やり易い。
煮立つまで蓋をしない、蓋をして弱火で6分
鞘から剥いたエンドウ豆を入れ、10分蒸らして完成。
少し塩を入れると豆の味が引き立つとか?
香り立つエンドウ豆御飯。

日本酒のチェイサー代わりに
カツオだしで豆腐と三つ葉のお吸い物。

更に朝の古漬けを細かく刻んで生姜&茗荷でカクヤに。
此れが又、酒のアテに。

2014年7月21日月曜日

森雅之(1911〜1973)
此の名優も忘れ難い。
作家を親に持つ俳優は芥川比呂志を始め少なく無いが
彼は有島武郎の息子。
それでも母は彼が5歳の時、結核で亡くなり
父は不倫相手と心中という悲惨な生い立ちだ。
早くから俳優を目指し1935年に文学座の結成に加わる。
舞台の演技も評価されたが映画は吉村公三郎の
「安城家の舞踏会」で注目される。
1950年代は溝口健二の「雨月物語」黒澤明の「羅生門」
成瀬巳喜男の「浮雲」と彼の主演作が
カンヌ、ベネチア、ベルリンと海外映画祭全ての賞を取り
名実共に日本を代表する俳優となった。
競演の多かった三船敏郎は”世界のミフネ”として
外国映画に多く出演したが
彼は主に日本で映画やテレビ、新劇の舞台で活躍した。
端正で知的な二枚目の顔立ちだが、その生い立ちからか
独特な翳りが有り、歳を重ねて演技に渋さを増し
「女が階段を上る時」「おとうと」「武士道残酷物語」と
日本映画の名作と云われる映画に見事な足跡を残している。
私の記憶に鮮やかなのは、やはり成瀬の「浮雲」
高峰秀子との、もつれた男女関係の果てを
頼りなくも優しい男の情愛として演じ、存在感があった
此の作品を日本恋愛映画のBEST-1に選ぶ人も多い。
それと溝口の「雨月物語」
京マチ子演じる美貌の幽霊に取り憑かれる
戦国時代の陶工の放蕩と末路の哀れさを見事に演じた。
撮影現場に居た田中絹代に依ればラスト・カットの彼の演技に
感動した監督・溝口は思わず駆け寄り煙草を勧めたと。

こうして見ると、彼は何故か”女”に惑わされる役が多い。
それは彼の容姿に日本人離れした
”男の色気”と”孤独の影”が備わっていたからであろう。
その資質に日本映画の名匠たちが魅せられ
数々の名作を生み出したと思われる。

そして彼自身も、亡くなった父親同様
愛を求め、恋多き人生だったのが、とても興味深い。