2014年11月30日日曜日

Lucky In Love-Mick Jagger
今日も”She's The Boss”からのヴィデオ・クリップ。
ジュリアン・テンプル監督による劇場用映画という位の完成度
曲のテーマに合わせ、丁寧に少年時代から博打好きな男を描いて
現在との中間を、ミックのヘアースタイルの変化で繋いでいる。
それにしてもモノクロの競馬場シーンは
1960年前後のブリテッシュ・ニューウェーブ・シネマ
「長距離ランナー・・・」や「土曜の夜と・・・」を
彷彿とさせるトーンで
ジュリアンやミックがトニー・リチャードソン達
”怒れる若者たち”にオマージュを捧げているのが
映画ファンとしては、とても嬉しい。
此のYouTubeはデジタル・リマスターしてあるので
画面一杯に拡げても画像がシャープなのに感心する。
ウチの柚子
我が家の猫のシタイほど
(浅草なまりの友人はそう呼ぶ)
の庭に生った柚子が例年になく多い。
重くて土に着いている。
それで少し収穫した。
だいたい宇佐美の人は家に植えているから
あげるといっても要らないと言われる
誰が東京で欲しい人は名乗り出て下さい。

その隣り、今年苗を植えてもらった
レモンは全部で9個生った。
その内2個もいでサラダに使ったから
後7個、此れも大きくて
枝が折れそう。
道路に近いから盗まれない内に
レモンチーネでも作ろうかな?
朝から〆鯖
生ハムばかりに気を取られて
〆鯖を仕込んで置いたのを忘れていた。
それでも切れば、まだ真中辺りは赤みが・・・。
昆布だしが効いて、その甘みが際立った。
此れを温かい御飯に紫蘇や海苔で包んで
食べると、作る面倒など忘れてしまう。
糠漬けは気温が低いので3日がかりだが
キャベツや大根の酸味が食欲をそそる。
今朝観たTVでは糠漬けは冬の肌荒れに良いそうだ。
それと納豆やヨーグルト等の発酵食品と
組み合わせると、腸の働きが活性化するらしい。
私に食当たりや便秘などが皆無なのは
そんな食生活のリズムが
自然に出来ているからだろう。

2014年11月29日土曜日

Just Another Night-Mick Jagger
昨日に続いて”シー・ザ・ボス”からの1曲。
此のヴィデオにはナイル・ロジャースはじめ
スライ&ロビーと此のアルバムの
バック・ミュージシャンが全員登場している。
ミックも本来のパフォーマーそのまま
歌い踊りまくって、その魅力全開。
思えば忌野清志郎はメイクから
ステージ・アクションまで
すべてミックのコピーをしていた。
いや今でも世界中のロッカーがそうだ。
チビで、無細工な顔の、彼の何処から
カリスマ性が出て来るのか?
まあ、とにかくライブの彼の格好良さは
相手役のブラジル娘ならずともメロメロ
ロック好きの誰もが夢中にならずには居られない。

生ハムが呼んでいる。
骨付き生ハムの保存は常温、
絶対、冷蔵庫はイケないので
比較的、陽のあたらない1階の和室に置いてある。
その匂いがプ〜ン立ちこめ、早く食べろ!と迫って来る。
まあクサヤの様な酷い匂いではないから
むしろ朝からワインを飲みたくなる気分なのだが
それでも夜まで待って
前回茹でたブロッコリーにニンニクとチーズを
まぶしてフィッシュ・ロースターで焼きだし
1階に下りて生ハムを削っていたら結構手間取り
そのブリッコリーが真っ黒な”ブラッコリー”に。
それでもコゲを落とせば食べられなくは無い。
前回開けた赤ワインは冷蔵庫で更に美味しくなり
ついつい飲み過ぎたが、生ハムを食べた割りには
今朝の血圧はそれほど悪くは無かった 。

2014年11月28日金曜日

Mick Jagger-She's The Boss
昨日のストーンズ繋ぎでミック・ジャガー
同名の初ソロ・アルバム(1985)から。
アレンジに”Chic”のナイル・ロジャースを迎え
ギターにはジェフ・ベック、ピート・タウンゼント
ベースにビル・ラズベルに
スライ&ロビーのリズム・セクション
キーボードにハービー・ハンコックetc…と
当時の人気実力者を総結集している。
此のヴィデオの監督は恐らくデヴィッド・ボウイや
カルチャー・クラブを撮っていたジュリアン・テンプル
タイトル通りの女ボスに扱き使われ
犯されるミック・ジャガーが面白い。
南米のリオデジャネイロ・ロケで
確か何本か作ってヴィデオ化されたはず。
ミックの華奢な身体を生かした
コミカルな演技は、とてもスーパー・スターとは
思えないが、やってしまうのがミックの凄いところ。


 居酒屋 うさみ
良い天気に海岸線をペダルを漕いで伊東へ
坂上の魚屋には新鮮な鯖が
三枚に下ろして塩してもらう。
珍しい”方三”という鰹の仲間に
貝殻に入った帆立の刺身を購入
センター街の山葵やで大きな生山葵をゲット。
刺身には此れに、ニンニクを擂る。
家に戻って鯖の塩を落とし、
酢で昆布締めにする。
まだ身が赤いうちに食べられるのが
地元の強み、それでも
何人か運の悪い人はアニサキスに当たる(笑)

昼間食べた鍋焼きうどんの残りで
”小田巻き蒸し”を作る
写真には見えないが
茶碗蒸しの下にうどんが入っている。
大阪・船場あたりの正月料理らしい。
風味付けには庭の柚子と、此の寒さに
健気に育つべランダの三つ葉。

飲み物は麦焼酎のホッピー割り
尿酸値が高いと云われたので
当分ビールの代わり。


2014年11月27日木曜日

長門裕之(1934〜2011)
先日、「鬼平犯科帳」(谷中いろは茶屋)を観ていたら
彼が盗賊の親分で出ていた。
押し込み先で、平気で家族を皆殺しにする
盗賊の親分という非情な役だったが
死んだ息子と同じ年頃の尾美としのり演じる若い役人に
情をかけ、最期は自分を殺させる良い役だった。

彼を調べると映画界では知る人ぞ知る
マキノ一族に生まれ
早い内から天才子役としてスクリーンに登場していた。
でも私の観た映画に登場したのは
今村昌平の「豚と軍艦」が最初だった。
中学生の私に、彼が便器に顔を突っ込んで死ぬラストは
強烈な印象を残した。
二枚目の実弟、津川雅彦に日活を追われ
演技派としてフリーで活躍したのは
彼には豊かな表現力が有っての事。
吉田喜重の「秋津温泉」に芥川比呂志の代役で
出演する等、その渋い演技には定評があった。
それにしても彼のバイオグラフィーを辿ると
圧倒的な出演数、まさに日本映画の歴史の様。
役者の虫というか
その血筋が加東大介、沢村貞子を生んだ
先のマキノ一族だからか
日本ヌーベル・ヴァーグ映画にヤクザ映画
喜劇にメロドラマ映画なんでもござれ
さながら役者のデパート百貨店であった。

有名なエピソードに彼の母が亡くなった時
嘆き悲しむ弟の津川雅彦を鏡の前に連れて行き
それを覚えておけ、それが本当に泣く時の
人間の顔だからと・・・。
とにかく驚く程の作品数に出演し
日本映画の名作に足跡を残した割りに
受賞歴は「にあんちゃん」のブルーリボン男優賞(1959)
「古都」の毎日映画助演男優賞(1963)と少なく
むしろプライベートなスキャンダルで
晩年、評判を落としていたのが惜しまれる。

でもスカジャンを着てドブ板を跳ね回る
「豚と軍艦」のチンピラ役の彼と
先の”鬼平”での老盗賊の死に様の間には
役者の芸歴の重みがズッシリと感じられた。
Time Waits for no One-Rolling Stones
そんな訳でスカルヘッド・ウォッカに因んで
今日はデビュー50周年のローリング・ストーンズ。
彼等の曲は全部凄いが
初期のアルバム「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」に
納められたの此の曲が私は一番好きだ。
”Time Waits for no One”直訳すると
”誰の為の時間を待つ”だが
”時は誰も待ってくれない”と意味に
私は解釈している。
まあ歌詞を良く聴くと
”色即是空”の意味合いも含んでいるが
此の曲を当時作ったミックやキースの
現在の皺くちゃな顔を見ていると
更に此の歌の持つ意味が効いて来る。
同じミックという名だが、此の直後
脱退したギターのミック・テイラーの
サンタナ風のソロが泣かせる。
 ストーンズ50’s・スカルヘッド・ウォッカ
今回の博覧会にわざわざ大阪から駆けつけてくれた
”大阪のボディーボーダー”ことTさんが
持って来てくれた此れは既に”レア物”と評判の高い
ローリング・ストーンズ結成50年記念のウォッカ。
なんと骸骨のボトルに入っている。
ご覧の様に黒い箱にはチャックが付いていて
ストーンズらしさプンプン。
包装紙を早く開けていれば会場で
皆に見せられたのに、悔し〜い。
下戸なのにBARが大好きな彼のお薦めは
ストーンズだからロックで飲んで欲しいとの事。
シャレの効いた彼らしい贈り物だ。

生ハムの”兄貴”
博覧会のパーティーで出した生ハムの原木が
昨日の朝、作品たちと届いた。
10kgあったものは約半分の重さになったが
それを昨日のディナーに。
会場では上手にスライス出来たのに
昨夜は何だかビーフ・ジャーキーの様な厚さに
成ってしまった。
それでも本場スペインの風味は充分味わえる。
昨夜は此れにサラダは庭のレモンの木からもいだ
奴を絞って、ヴァージンオイル&ビネガー
茹でたブロッコリーには
ヨーグルト&マヨネーズ&アンチョビのソース。
此れ等をイタリアの赤ワインで。
生ハムは早く食べないと悪くなると思ったが
付いていたパンフレットには
消費期限は半年、ナント来年の5月までOK!
さすがヨーロッパ肉食文化の知恵
暫くは此の「今日の一食」に登場するはず。


2014年11月26日水曜日

LEFT BANK/鈴木慶一
UDJ'S WORLD EXPOに駆けつけてくれた彼の
2枚目のソロアルバム「SUZUKI白書」(1991)に
此れは納められた曲
”この河はいつからか水が流れていない・・・”と始まる
此の歌は彼が生まれ育った羽田近くの風景だろう。
”最強の敵は自分の中にいる・・・”と
真摯に自分探しをしている彼の姿勢は
会場で優しい笑顔で冗談を云いながらも
少しも変わっていなかった。
此のアルバム「SUZUKI白書」は名曲揃い。
特に「SATELLITE SERENADE」は
”月に魂を返してもらいに・・・”と
台湾の高砂族の女性コーラスをフィーチャーして
時を超えた精神世界を、のどかに詠いあげ
今でも、ぐいぐい心に迫って来る。
此の曲にインスパイアされて今回
私も「月光夜曲」という作品を作った。
そう云えばCMで彼との共同作業は
どうやって彼を刺激しようと毎回とんでもない
注文を出して揺さぶったが、いつも彼の方が
上手(ウワテ)で、更に面白い曲を付けてくれたものだ。
柔らかく鋭い感覚の彼の音楽は、その発想からして
”はちみつぱい”から”ムーンライダース”と長き渡り
私の映像に多大な影響を与えていた。
ライダースが無くなった現在も同じだ。
塩鮭定食
そんな訳で宇佐美に戻り又いつもの生活に。
冷蔵庫の鮭や納豆に御飯を解凍
その間に煮干し昆布でダシを採り
東京駅大丸の食品売り場で買って来た
蕪で味噌汁。
少しづつ食生活を改善しないと
身体の不具合は治らない。
こうして皆さんに立ち会って貰えば
そんな無茶もしないだろう。
さて、展示作品が今朝戻って来る。
「今日の1曲」まで更新出来るか?

2014年11月25日火曜日

UDJ'S WORLD EXPO 無事終了
今回、飾り付けから、後片付けまで
様々な方が、遠くから駆けつけ手伝ってくれたが
下の写真は此のイベントのメイン・スタッフ
向かって右から”さんせっと”こと照明担当Nさん。
彼は昔、ウチのビデオの修理をしてくれた電気屋さん
その照明音響に関する凄い技の他に、ブラック・ライト等を
使うセンスの良さが発揮された。
その埋もれた彼の才能を見いだした私の眼力が自慢(笑)

その隣は”アンソニー・パーキング”こと建築士のIさん。
会場展示の図面を引いてくれた。
緻密な性格は寸部の狂いも無く
展示のレイアウトが出来た。
そして開催中,受付までして下さった。

その隣、私を飛ばして”大徳工務店”の社長のOさん。
若い大工さん達を纏めてくれ
その柔軟な頭脳は数々のトラブルを解決してくれた。

その隣はサイクル・カフェ・オーナー&デザイナーのOさん
その展示に関する多才な知識とテクニックに驚かされた。

その隣の女性は私のパートナーMさん
マネージャーとして様々な部分に気を配り
先へ先へと手を打ってくれた。

此のメンバーに共通するのは全員下町生まれで
私とは、ご近所付き合いの”下町パワー”
いわゆる美術、大道具の展示プロと違う
畑違いのジャンルに、臆する事無く果敢に挑戦
見事に成し遂げたのだ。
先の協力してくれた全ての方々を含め
彼らとの絆は私の大事な宝もの。
それを大切に此れからの人生を生きて行きたい
・・・なんちゃって。

2014年11月24日月曜日

UDJ'S WORLD EXPO最終日
とうとう博覧会も今日でお終い。
展示は午前11時から午後2時まで
それから7時までに片付けだ。
まず照明器具を、みんなで取り外し
天井から吊っていた額入りの作品を外し
貼った作品は壁から剥がし・・・
此処で問題は裏の粘着テープ
そのままだと
絵を重ねると表を痛めてしまう。
トレペか何かを貼れば良いが、
少ない人手に、その手間が大変だ。
でも、この際、思い切り良く
貼った作品はゴミにしてしまおう!
データはパソコンに残っている事だし
でも何だか可哀想な作品たち(涙)
夕方来ると云う運送屋に
額類は渡し、梱包してもらい
宇佐美に送り返す。
それから元の状態にラオンビルの家具を戻してと・・・
大丈夫かなあ。

2014年11月23日日曜日

UDJ'S WORLD EXPO開催3日目
別に展示に変更は無いが
今日は特別に私が仮装して、ご案内するので
此んな危ない奴を見かけたら声をかけて下さい。
では会場で!
今日23日(日)はAM11:00~PM7:00
明後日24日(月)はAM11:00~PM2:00まで

場所は此処

2014年11月22日土曜日

オープニング・パーティー
初日夕方6時から
生ハムの原木(骨付きをそう呼ぶらしい)
カット・セレモニー付きパーティーを始める。
エレキ・ギターの様な大きな生ハムを抱えて切る!
此れは私にとって長年の夢。
バルセロナのバルで天井に吊り下げられた
それを見て以来、いつか、やってみたい!という
願望を叶える為,此の博覧会をやった様なもの(嘘)
取り敢えずシャンペンを景気良くポンポンと開け
ボジョレー・ヌーボーの解禁に、皆さんが
持って来てくれたワインも次々と空き
取り敢えず宴会はオシャレに盛り上がった。
昔の仲間に新しい友達と一緒に飲めるだけで楽しい。
本当に私は幸せ者だ。
特に嬉しかったのは古い仕事仲間の
ミュージシャン鈴木慶一さんが駆けつけてくれ
恐らく彼とは一生関係ないだろう(笑)と思う
下町の爺さん達の相手をしてくれた事。
Face Bookに動画も立ち上げてくれたらしい。
個展らしく盛り花が続々
遠くは九州から綺麗なお花を
贈って下さった友達には感謝感謝。
びっくりしたのは
ナント宇佐美のお寺からも、お花が届いて
なんだか生前葬みたい。
そして今日は親戚やら浅草のご近所の方が続々来られ
午後にはムーンライダースのメンバーだった
白井良明さんも。
彼も好きだと云うバレーボールの木村沙織の話が出来た。
木村沙織ことサオリンの絵の前で記念撮影。
慶一さんもそうだが一緒に居るだけで
懐かしい想い出が、あれこれ蘇る。
さて後2日どれだけ観に来てくれるか解らないが
1、2、3階と階段上り下り頑張ろう。
でも次の個展をやるとしたら絶対ワン・フロアだな
年寄りに階段キツイは(笑)
明日23日(日)もAM11:00~PM7:00
明後日24日(月)はAM11:00~PM2:00
後は片付けが待っている。

2014年11月21日金曜日

展示計画その23
それは朝8時半から始まったが
いきなり額やライトをつり下げる予定だった
天井の穴にボルトが合わずパニック!
終戦直後に建った古いビルなので尺貫法の違いか
微妙にサイズが違った。
大工さん達が知恵を絞り,使えるものを
やりくりして、とりあえず凌ぐ。
浅草の大工は凄く前向きだ。
それぞれがプライドを持ち、本当に良く働く。
どんどん出来上がって行く過程を目の当たりにし
久しぶりにワクワクする興奮を覚えた。
そのワクワクがハクハクに変わり
気が付けば足も棒の様。
普段、自転車で鍛えているはずの身体も
此のハードな作業に耐えられぬだろう
つくづく自分の年齢を感じる。
私は”高倉健”ではないから、とりあえず
椅子に座った(笑)
目の前で皆んなが責任感を持ち
私のイメージを的確に具体化してくれるのは
CMの撮影でコンテが映像に成って行くプロセスと同じ。
良いスタッフに、また恵まれている自分の幸せを思う。
気が付けば、外は冷たい雨
ほぼ約束の時間通り終了。
さて明日は天気も良さそうだし
遠くから、わざわざ浅草まで来てくれる
お客さんの生の反応が楽しみ。
時間は此の通り
21日(金)12:00~17:00
22日(土)11:00〜19:00
23日(日)11:00~19:00
24日(月)11:00~14:00
場所は此のライオン・ビルディングですからね!