2016年1月25日月曜日

シリーズ”踊る宗教” 追加

The Master Musicians of Joujouka Festival 2013
まだ在った”踊る宗教”は北アフリカのモロッコに伝わる
”ジャジューカ”という音楽と儀式。
日本では流しの屋台ラーメンで使われるチャルメラ。
此れに緩い太鼓のリズムが加わる演奏は
他に例をみない不思議なサウンド。
それを繰り返し続ける構成は
アフリカとイスラムの音楽の結合。
原始的というより呪術性があり、
現に此の映像には
はっきりと映っていないが、山羊の毛皮を纏った男が
トランス状態になって踊っている様子が伺える。
なにやら、土地の神話に基づく物語性があり
子孫繁栄と五穀豊穰を願う儀式だという。
此の音楽と儀式の神秘に魅せられた西洋人は数多く
元ローリング・ストーンズの
グライアン・ジョーンズは此れを現地で録音したまま
死んでしまったらしい。
それをロンドンで構成したアルバムが此れ

すき焼きにナマコ酢
久しぶり、すき焼が食いたく成り、スーパーで材料を買い込み
昆布だしと酒で、割り下を作る。
まず、20%OFFの鹿児島黒毛和牛を鍋で焼き
煮えにくいものから入れて割り下も。
頂き物の生卵を割って浸けて食べる。
ウチのすき焼は砂糖を入れない辛口。
一緒に買ったナマコにはポン酢。
飲み物は赤ワイン、〆にはすき焼を御飯に載せて牛丼に。

2016年1月24日日曜日

ニコラス・レーリッヒ(1874~1947)
ロシア読みではニコライ・リョーロフとも呼ばれる此の人は
画家にして宗教学者でもあり文学、考古学にも秀でた知識人であった。
主題を求め、世界各地を放浪したコスモポリタンで
最後はインドのパンジャブで生涯を終えている。
精神世界をヒマラヤの風景と重ねた
絵画のスケール感と神秘的な美しさは、彼独自のもの。
あの有名なストラビンスキーのバレエ「春の祭典」の
舞台美術を手掛けたと言う。
下は、その魅力を少しでも伝えたいと
N.Y.のニコラス・レーリッヒ美術館のサイトから集めた作品。

微妙な岩肌の色は現地の岩を削って絵の具に混ぜたとか?
ネパールかチベットかヒマラヤの麓にも
彼の小さな美術館が在るらしいので、いつか、訪ねてみたい。

Gurdjieff - De Hartmann Piano Music
グルジエフは専門的な音楽教育は受けていなかった。
だからピアノは指1本でしか弾けなかったらしい。
ハートマンという作曲家との共作で殆どの曲が作られた。
それでもイメージは彼の神秘主義そのもの。
神との1体化を求める精神世界が音で表現されている。
それで思い出したのは、以前に私が夢中に成っていた
ドイツ系ロシア人の画家ニコラス・レーリッヒ。
初めて宇宙へ行ったロシアの飛行士ガガーリンが
”地球はレーリッヒの青だった”のレーリッヒである。
ロシアからチベットと放浪し、
主題をヒマラヤの自然の光と影に求め
グルジエフと同じ様な神秘主義を見いだした画家だ。
此の二人は私の中でピタリと重なる。
試しに、此のグルジエフのYouTubeを聴きながら
もう1つ画面を追加して、レーリッヒのYouTubeを開き
音を消して、動かしたら
果たして、それは、その通りに成った。
興味を持たれたら是非試してみると良い。
音楽と絵画、表現手段は違っても思想が同じなら
それは双子の兄弟の様にシンクロする。


豚キムチ鍋
作り過ぎた自家製のキムチを使って鍋にする。
昆布だしをベースに酒と塩だけ
豚とキムチで旨味は充分、モヤシとニラは最後。
最後と言えば残った汁で煮込みうどんを。
此れにはゴン太の”吉田うどん”
(山梨の、ほうとうの親戚)
箸休めに、その国の人から頂いた韓国海苔。
(やはり本場のそれは全然違う)
飲み物はご覧の様に焼酎のポッピー割り。

2016年1月23日土曜日

盗まれたクメール石像  〜密売ルートを負う〜
最近BS-1のドキュメンタリー番組が面白い。
此れもドイツで制作された作品だが
カンボジアの内乱に乗じて、ポルポト派に破壊された遺跡から
歴史的にも貴重な石像を国外に運び出し
密売する窃盗団と、そのルートを追っていた。
まず、英国のザザビーズがN.Y.でオークションに出そうとしていた
クメール王朝の石像が盗品ではないか?と
訴えた1人の女性の行動をドイツ撮影クルーが迫る。
その証拠に現地カンボジアの遺跡に
切り取られ残された石像の2本の足が存在する。
そしてタイに住む”ザ・コレクター”と呼ばれる男が
戦利品の様に作ったカタログ本に
その本体は掲載されていて、現地の足の写真と
その載っていた写真がピタリと合う。
その男をインタビューすると奥目も無く出て来た
その男は、まるで007の悪役の風貌
”私は盗んで無い”と言い張る。
しかし、密売ルートはカンボジからタイへ
そしてイギリス、それからベルギーの大金持ちの庭園に。
そのベルギーの金持ちの庭園が凄い!
此れも007に出て来そうな大豪邸。
乗馬用の厩舎まで在り、まさに貴族の生活。
その主が亡くなって石像は競売にかけられたという訳
だからザザビーズは石像の出何処はハッキリしていて
盗品ではないと主張。
しかしアメリカには
麻薬や武器と同じ様に、高額なマネーが動く
美術品の密売ルートを監視するFBIの様な組織が在り
それがザザビーズのオークションに待ったをかける。

結局、世間体を気にしたザザビーズは折れ、カンボジアに
その石像を返還する事に。
そして実は、メトロポリタン美術館や全米の博物館に
それと同じ遺跡から盗まれた石像が在り
それらは総てカンボジアに此れから返還される予定だと。
1人の女性の執念が実ったカタチだ。
ドゴール時代にフランスの文化相まで務めた
作家のアンドレ・マルローが
戦前、カンボジアで遺跡からレリーフを盗んで逮捕される
という事件が有ったのも紹介され
今でも生きている彼の前夫人のドイツ女性が
「盗んじゃいけないのを判ってました?」とのインタビューに
「あんなジャングルの奥に在るんですもの
誰が盗ったって判りゃしないわよ」には笑った。
BBCの作品もレベルが高いがドイツの撮影班は
光と影が美しく映像がシャープで、C.G.を使った遺跡や
美術品の説明は、日本の、その手のドキュメンタリーとの
大きな差を感じた。
ジャケットをクリック
Gurdjieff & De Hartmann:Persian Song
シリーズ”踊る宗教”にリンクしていた此れは
ゲオルギイ・グルジエフという人の曲。
彼は神秘主義というジャンルの著述家、作曲家、舞踏作家と
多彩な才能を持ったアルメニア生まれの思想家だ。
調べたら、先日のウォルター・シュピースと同じで
第一次、第二次と2つの世界大戦を生き抜いた波瀾万丈の人生。
ピアノが主の曲調は印象派のエリック・サティの様でもあるが
もっと現代のマインド・ミュージックに近く
ひたひたと心の奥底に染込んで行く静寂さを感じる。
彼を信奉し、その思想の迷宮に嵌り込んで
富士の麓の樹海の様に出て来れなく成った人は
今でも多いので、気を付けて下さい。