2015年2月24日火曜日

第2次スペクタクル映画
The Matrix (1999)
此のシリーズの中に「マトリックス」を入れるのは強引だと思うが
”スペクタクル=見せ物”という意味では充分な要素を含んでいる。
まずド肝を抜かれたのはキアヌ・リーブの”360度のけぞり”場面
此の様な映像は、それまで映画には観られなかった。
此のSFXテクニック ”バレットタイム”と呼ばれ
被写体の周囲にカメラを並べ、次々に撮影して行くだけなのだが
それを繋げると立体的なハイ・スピード撮影となる仕掛け。
こんな簡単な技術を誰が考えたか知らないが
とにかく通常の時間を超えた映像の効果は衝撃的であった。
まあ市川雷蔵の「眠狂四郎」の円月殺法以来だね(笑)
監督ウォシャウスキー兄弟は、その原点が
日本のアニメ「攻殻機動隊」から来ていると解説しているが
文明が進み、人間が核戦争で滅んだ後、未来社会は現実ではなく
ヴァーチャルな映像で成り立っているという設定は
前世紀末から「ターミネーター」等の映画に良く使われていた。
未来を悲観的に想像すると、そんな世界に成ってしまうのかも。
それでも格好良いキアヌ・リーブがカンフーを武器に
(香港のカンフー・ウィアー・ワーク・アクションが多用されている)
3次元を暴れまくる姿にカタルシスを感じ観客は夢中にさせられた。
此の作品も「ロード・オブ・ザ・リング」同様
3部作として作られ、次々に意外な方向へ展開するのだが
それは又明日。
ところで此の「マトリックス」は
ラリーとアンディのウォシャウスキー兄弟が監督した作品だが
現在、その兄弟は存在しない。
兄のラリーが”トランス・ジェンダー”をして
男性から女性へワープし、ラナという姉に成ってしまった。
性転換前後
左が姉、右が弟
だから今はラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟という訳
ややこしいけど流石ヴァーチャルな世界を構築していた
彼等らしい生き方だね。

今時の悪役10人:その2
 國村準(1955〜)
彼の顔を覚えたのはリドリー・スコット監督
「ブラック・レイン」のヤクザ役。
その怖い顔は同じく凄い悪役をやった松田優作と共に
記憶に残った。
その後、「必殺」シリーズ等に凶悪な悪党役で
そのニラミを効かしていた。
しかし確かな演技が評価され
NHKの朝ドラ「芋たこなんきん」で藤山直美の
亭主役に抜擢され
それまでのイメージとはうって変わった
優しいインテリ男で人気が出た。
それ以来、悪役は減り、最近は一癖ある良い役を
ドラマからCMと演じ続け、今や売れっ子の名脇役。
「雲霧仁左衛門」では中井貴一相手の敵役を互角に演じている。
でも私としてはNHK大河ドラマ「平清盛」で演じた
此の様な不気味な役が大好きなのだが。
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Back To Black:Amy Winehouse 
そんなワケでジャニスの後継者と云われたエイミーだが
ジャニス以上の才能を期待されながら
ジャニス以上のオーヴァー・ドラッグで逝ってしまった。
タイトルの曲等自分の早め死を予感していた感がある。
原因はヒモの様に付きまとっていた男
ジャンキー=中毒患者と切れなかったせいだと
云われている(それはビリー・ホリデーと一緒だな)
ただ、その男が、カメラ助手だったので
生前の姿が鮮やかに残されて、それだけが救いだ。
此の”Rehab"はリハビリの意味だが彼女自身
中毒を治そうと施設に何度も入っていたらしい。

”ハモン、ハモン”
ハモンはスペイン語でハム。
美人女優ペネロペ・クルスが固くなった生ハムで
男を殴りつける此んな題名の映画が有ったな。
とにかく
原木で購入した生ハムが、なかなか減らない。
強い塩漬けだから、賞味期限はナント半年。
つまり今年の5月位までは持つ筈なのだが
そんなに毎日食べたら塩分で高血圧になり死んでしまう。
しかしスペイン製は流石に風味が抜群に良い。
昨夜も赤ワインでそのまま。
固くて薄く削れないからビーフ・ジャーキーの様。
ピザの上にはマッシュルームとトッピングして。
此れで少しは柔らかく成った。
サラダはベースにサラダ用ほうれん草を使ってみた。
ドレッシングはヨーグルト&マヨネーズに
ニンニクとアンチョビ・ペースト。

2015年2月23日月曜日

第2次スペクタクル映画
結局、此のシリーズは8年の歳月をかけ
総製作費2億8500万ドルで完成した。
恐らく第1次スペクタクル映画ブームの時代では
此の予算とスケジュールでは出来なかったと思うし
原作のファンタジーを実写で映像化するのは
とても不可能だったろう。
ポスターをクリック
 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2003)
最終章にあたる此の作品は何と201分!
もっと長い250分版も存在すると云う。
昨夜久しぶりに又観たが、流石に此の長さは疲れた。
ところで此の冒頭で気味の悪い姿のゴラムが
実は昔、ホビットだった事が明かされる。
その当時の姿を演じている俳優がアンディ・サーキス。
彼は「キングコング」でナマコの巨大お化けに
頭から食われたね。
彼の”指輪”に対する執着は二重人格となり
シェークスピアの「マクベス」のイアーゴの様に
イライジャ・ウッド扮するフロドに付きまとい
フロドと、お供のサムを仲違いさせる。
此の辺りの描写に背景が崖っぷちのアングルと
彼等のクローズ・アップで緊張感を生む。
まったく、何処で此んな映画文法を学んだろう。
そして並行してカット・バックされる2つの戦さは
相変わらずの気の遠くなる様な兵士と兵士のモブ・シーン。
C.G.のアニメーションと解っていても
血なまぐさい合戦を動きの有るカメラ・ワークと
S.E.で見せられると、まるで戦場に居るかの様な
錯覚にとらわれる。
そして、更にエモーションが高められるのは
味方の王、2人の決断が人間ドラマとして深みを出す。
片や最期まで砦を守り、戦おうとする王に対し
その砦に籠もり自らの身体に火を付ける愚かな王との
コントラストが効いている。
アクションとサスペンスの更なるサービスは
小さな蜘蛛でも大嫌いな私は、此れに参っていたら
何のまだまだと、戦闘場面に追加される敵の象の軍団。
そのサイズの大きさに、凶暴な数本の牙まで持って暴れまくる。
これでは正義も何も勝てる訳が無いお終いだと思ったら
来るのだよ、意外な助太刀が、此れは観てのお楽しみ。
数多い登場人物をテンポ良く裁く
監督ピーター・ジャクソンの演出力は見事だ。
とかくファンタジーと云えば、子供騙しが多いが
此の作品は、それを超えて深く人間の心を描き
万人の感動を生む。
その結果として此の作品
「ベン・ハー」「タイタニック」と並ぶ
史上最多のアカデミー賞11部門を受賞
全世界興行収益11億2000万ドルと云う評価を得た訳である。

その後、ピーター・ジャクソンは此れ等の
前日談「ホビット」シリーズ3部作を作っているが
巨体であった彼自身、30kgのダイエットに成功。
今はこんなスリムに!
やはり彼は”魔法使い”にちがいない。

さて今日からは目下活躍中の俳優 約10人
岸部一徳(1947〜)
彼は昔バリバリのミュージシャン。
”サリーとプレイボーイズ”のベーシスト。
そこに沢田研二を入れて”ザ・タイガース”と成った。
GSブームのトップに君臨、売れに売れた。
タイガースが解散した後も、P.Y.G、井上尭之バンドの
実力派ベーシストとして人気を誇っていたのだが
何故か?俳優に転身。
当初は、その少ない表情に”ヘタクソ”のレッテルを張られたが
映画「死の棘」辺りから、何を考えているか
まったく解らない不気味な存在感が輝き始め
市川崑、岡本喜八、坂本順治等の作品に起用されてから
彼自身、何かを掴んだか、化けて
今や平成の性格俳優人気No.1の地位を占めている。
TVドラマ「相棒」での玉虫色の警視総監役から
「ドクター・X」での派遣医の元締め神原晶役まで
彼がドラマの人気を支えたと言っても過言では無いだろう。
とにかく映画でも彼の役は只者ではないものばかり
以前此処でも取り上げた映画「秘劍鳥刺し」の彼の演技は
特筆ものであった。
外人が良く云う、日本人独特の愛想の良さとは裏腹な
能面の様な無表情さに隠した”悪”の表現は抜群。
面白いのはベーシストとして現在もライブ活動している事
それが今後の彼の俳優としての展開にどう影響するのか?
私の興味は尽きない。
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Move over:Janis Joplin
黒人より黒人らしい白人ソウル歌手と云えば
酒とドラッグに溺れ、若くして逝ってしまった
此のジャニス・ジョプリンだろう。
酒とタバコで潰れたか、その声はしゃがれ声だが迫力は充分
何より熱いソウルが伝わって来る。
だから彼も”ブルー・アイド・ソウルになるか?
後継者と騒がれた英国のエイミー・ワインハウスは
生き方まで真似をしてしまったが
又それは明日に・・・。