2015年2月23日月曜日

さて今日からは目下活躍中の俳優 約10人
岸部一徳(1947〜)
彼は昔バリバリのミュージシャン。
”サリーとプレイボーイズ”のベーシスト。
そこに沢田研二を入れて”ザ・タイガース”と成った。
GSブームのトップに君臨、売れに売れた。
タイガースが解散した後も、P.Y.G、井上尭之バンドの
実力派ベーシストとして人気を誇っていたのだが
何故か?俳優に転身。
当初は、その少ない表情に”ヘタクソ”のレッテルを張られたが
映画「死の棘」辺りから、何を考えているか
まったく解らない不気味な存在感が輝き始め
市川崑、岡本喜八、坂本順治等の作品に起用されてから
彼自身、何かを掴んだか、化けて
今や平成の性格俳優人気No.1の地位を占めている。
TVドラマ「相棒」での玉虫色の警視総監役から
「ドクター・X」での派遣医の元締め神原晶役まで
彼がドラマの人気を支えたと言っても過言では無いだろう。
とにかく映画でも彼の役は只者ではないものばかり
以前此処でも取り上げた映画「秘劍鳥刺し」の彼の演技は
特筆ものであった。
外人が良く云う、日本人独特の愛想の良さとは裏腹な
能面の様な無表情さに隠した”悪”の表現は抜群。
面白いのはベーシストとして現在もライブ活動している事
それが今後の彼の俳優としての展開にどう影響するのか?
私の興味は尽きない。

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