岩合光昭の世界ネコ歩き
モロッコ・青いシャウエン篇
此れは映画では無い、NHKでオンエアしている番組だ。
それでも映画と同じ様に素晴らしいので紹介したい。
此れまでも岩合さんは地中海沿岸を
ヨーロッパ、アジアと取材している。
そう台湾のも観た。
彼の猫に注ぐ愛情が、どの回も画面から溢れていて
以前は猫が苦手だった私を転向させてしまった。
それで此の回はモロッコはシャウエンという処。
街中が建物から道路まで青く塗られいる。
その青も微妙に違う青の組み合わせ
ただ風景を切り取って観光写真としても美しいが
アクセントになり、まるで画家が描く絵と同じ様に成る。
いや動いているから映像というべきか。
彼は動物写真家・岩合光昭というより、優れた芸術家なのだ。
(でも野球帽を冠りカメラを持って道路にしゃがみ込む姿は少年!)
たかが猫の・・・と云うなかれ
その中には猫同士の縄張りを巡った勢力争いあり
親子の愛情物語あり、他人、いや見知らぬ猫同士が
心がふれあう温かいドラマが展開されているのだ。
それは人間社会の縮図
高齢の猫の、落ち着いた生き方など
自分も斯くあるべしと学ぶところ。
とにかく、せせこましい此の時代に
世界中で、のんびり生きている彼等の姿を追う事は
今、騒いでばかり居るバラエティ番組や
ケバケバしい衣装で踊るジャリタレの歌謡番組の中で
数少ない砂漠のオアシスの様に感じるのは
私だけだろうか?