本当はキネマ通りにするつもりだったが
私の好きな悪役が3人も出ていたので悪役列伝に
先ずはドルフ・ラングレン。
此の映画、本当は「ジョシュアツリー」と言う題名だが
ところが彼はロシア人と思いきや、実はスウェーデン人。
ご存じ「ロッキー炎の友情」の敵役にロシアらしく
薬物で改造した人間兵器という触れ込み。
何せ身長が196cmもあり日本には試合に何度も来ている
極真空手の有段者。
スターローンも敵うはずは無いが、勝ってしまうのは映画だから(笑)
此の「バニシング・レッド」では
主役にしては目付きが悪すぎて、いくら冒頭で銃で撃たれ
身体にハンディを付けても、強すぎて映画としては面白くない。
でも面白くさせたのは脇役たち
先ずはジョージ・シーガル。
エリザベス・テーラーの「バージニアウルフなんかこわくない」で
アカデミー助演賞賞にノミネート。
「さらばベルリンの灯」では007ばりの主役をやった。
それが何でこんなB級アクション映画にチョビ髭で?と
思ったら結構、狡い役でやはり上手い役者だなと。
そしてジェフリー・ルイス
彼は、もっと狡い役専門の俳優。
「男の出発」」「夕陽の群盗」「荒野のストレンジャー」と
西部劇には欠かせない小者の悪役。
堺正章の父親の堺駿二に少し似てる。
最後に女だがミシェル・フィリップス。
音楽好きなら彼女の名は「ママス&パパス」のメンバーと覚えているだろう。
まあ彼女は、もう一人のパパと二股かけていたのがバレて
グループは解散したが、彼女は又その後
"バーズ"のメンバーと不倫してたと言うから凄い。
此の映画でもジョージ・シーガルの妻なのに、
ドルフ・ラングレンとも寝ちゃうという役がピッタリ。
そんな訳で此の映画はキャスティングの面白さに
さらにドルフの役がスーパー・カーの運び屋という設定で、
そのマニアなら涎の出そうなランボルギニー等の高級車が
やたら無駄に出まくり、ボコボコ壊されて、
その窃盗グループのボスの中国人が"俺の車なんだから止めてくれ〜"と。
その中国人はマイケル・P・チャン。
彼はスピルバーグの「グーニーズ」に出た中国人少年の父親役。
その少年キー・ホイ・クアンはカムバックした2022年の
やたら長い題名の映画でアカデミー男優助演賞を取ったね。
・・・と此れはトリビアの泉の多い映画
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