2017年2月28日火曜日

Suicide Is Painless : OST
これはロバート・アルトマン監督の「M・A・S・H」の主題歌。
作曲はジョニー・マンデル。
朝鮮戦争を舞台にしたブラック・コメディ。
アルトマンらしい皮肉が全編散りばめられて
特に”自殺は痛い”と歌う此の曲は
ヴェトナムへと続く米国への痛烈な戦争批判になっていた。
そんな意味を知ってか知らずか
たくさんのカヴァーがあるので、少しシリーズに。

Suicide Is Painless-Manic Street Preachers 
コチラはマニック・ストリート・プリーチャーズのカヴァー。
彼ららしい、英国の労働者階級の叫びの様に聴こえる。



冷凍庫に・・・。
コチコチになったナメコが入っていた。
2つで幾らの時、購入していたものだ。
昆布煮干しダシへ解凍して入れ
豆腐も同じくらいの大きさに切って。
味噌は赤だし、根三ツ葉を仕上げに載せる。
冷凍といえば明太子も。
コレは、そのままフィッシュロースターに。
納豆には和布蕪、漬物はヒネ高菜。
ご飯も、もちろん解凍ルパン!

2017年2月27日月曜日

「野獣暁に死す」(1968)
日本の俳優・仲代達矢がイタリアに呼ばれて
マカロニウエスタンに出演した事は
当時話題になったが、その作品を見逃していた。
その経緯を調べたら予想通り
クロサワの「用心棒」のリメイクで
”マカロニウエスタン”が ブレイクしたのに当て込んで
ベルトウッチの「殺し」アントニオーニの「赤い砂漠」
フランチェスコ・ロージの「真実の瞬間」の
イタリアの名プロデューサー、アントニオ・チェルブィが
それなら「用心棒」の悪役を使ったら良いでないのと
彼にオファーしたらしい。
既に「荒野の用心棒」から4年も経っていて
イタリア映画界は”荒野”と用心棒”だらけ
頭の良いプロデューサーが考えつきそうな事だ。
しかし仲代は岡本喜八の「斬る」が控えていて
スケジュールが無い。
それをアントリオが、出番を減らしても是非にと
敵役の方へ。
そして大体イタリア映画は吹き替えが多いので
仲代も、イタリア語をちゃんと話さなくとも良いとの条件に
西部劇は少年時代からの憧れとOKしたらしい。
それで此の映画、出来はどうかというと、そんなに悪く無い。
日本人ばなれした仲代の彫りの深い顔は
メキシコとネイティブ・インディアンのハーフと
説明がつけば、何の違和感も無い。
三船敏郎がメキシコ映画に出た「価値ある男」と同じで
モンゴロイド系は南北アメリカ大陸の原住民なのだ。
ストーリーは
黒澤明の「七人の侍」の導入部の人集めに
セルジオ・レオーネ以来のマカロニの定番
復讐物の要素で、ソツなくて観られ
仲代のギョロ目の悪党は”用心棒”のキャラそのまま。
サービスに長い刀のアクションや
乗馬の巧さは”時代劇”仕込み、流石に決まっている。
敵役が強いほど映画は面白くなるという定説通り。
しかし他の主役はフランコ・ネロもどきで
仲代の鋭い目のアップに対抗できない。
だから最後の対決も、やたら仲代の死に様が格好良すぎで
映画としては肩透かし。
もし仲代が主役をやっていたら
今頃、彼もクリント・イースウッドのような西部劇の大スターに。
そして国際スターに成っていたかも?と。
それでもTATUYA NAKADAIの名は、アカデミー賞
カンヌ、ベネチア、ベルリンと世界三大映画祭の全てで
受賞した森雅之、山形勲と並ぶ4冠を制した国際的な名優
現役、最後の一人なのだ。
ターセム・シン作品集#5
Levi's CM: Directed by Tarsem Singh
1997年代に彼がつくったCM。
何処かに”Levi's"のロゴが出てくるだけ。
その起承転結の無い構成と音楽のセンスが抜群だ。
コチラにはレニー・クラビッツまで出ている。


”高菜納豆チャーハン”
2、3日体調を崩して更新をサボっていたが
治ってきたので、宇佐美に戻り
今朝は有り合わせの、こんなメニューを。
卵にヒネ高菜に納豆を混ぜて温めた御飯でチャーハン。
此れは確か、青山のビルの地下の中華料理屋で
最初に食べた記憶がある。
誰が考えたか?中華にそんなレシピが有るのだろうか?
とろろ昆布汁をつけて。

2017年2月25日土曜日

ターセム・シン作品集#4
The Fall(落下の王国)
彼の作品はYouTubeに余り出ていない。
此れは劇映画進出2作目の「落下の王国」のオープニング
プロデュサーにデヴィッド・リンチとスパイク・ジョーンズ
という鬼才監督の名が連ねてあるだけで
どんな作品か期待される。
コチラの予告編は観れるかどうか?解らないが
リンクさせた。


駒形橋ビストロ・マエダ
私の記憶では元はブラジル、次はメキシコ料理だった店が
再リニューアルしてフレンチに。
とっても美味しいと云う評判に、昨夜出かけてみました。
白いお洒落な店内にオーナーシェフと若い店員の2人組。
テンポより出て来たのは
まずはサーモン・マリネ。
そして藪や人参など自然野菜のベニア(天婦羅)
鯛のお頭の香草焼き
メインはコレーナイ豚のティーボ・ステーキ
それを白ワインから赤ワインで。
気が付く店は、ほう満席に。
これなら此の店、暫くは潰れる事はないだろ。

2017年2月24日金曜日

ターセム・シン作品集#3
Dream Warriors_My Definition Of A Boombastic Jazz Style_Original
此れはクインシー・ジョーンズの”ソウル・ボサノヴァ”を
サンプリングしたラップの”ドリーム・ウオーリアーズのPV
ご覧の様に速いテンポの新しい編集はターセムお手の物。
とにかく格好良い!


伊達の牛タン弁当
昨日、日本橋コレドに映画を観に行ったついでに
三越の地下食品売場で弁当を買った。
コレドは日本橋と名前が付いているが地下鉄駅は殆ど三越前だ。
8時迄と云われたが冷蔵庫にに入れ、今朝チンした。
味噌汁はアサリ、漬物は胡瓜の実山椒即席漬け。

2017年2月23日木曜日

ターセム・シン作品集#2
Pearl Jam - Jeremy 
日本では、それほど人気はでなかったが
アンダーグラウンドで流行ったグランジ・ロックの雄
パール・ジャムのPVをターセムが演出したもの。
少年期の繊細な心理を歌った此の曲を
ターセムは精神医の様に見事に映像化している。
後に長編映画で多彩な技をみせる彼の才能が
垣間みれるプロモーション・ヴィデオだ。


”メイタ鰈の煮付け”
酒と根生姜で煮て淡口醬油で味付けたメイタ鰈。
私は甘い煮魚が苦手なので自分ちのが一番好きだ。
漬物は白菜が終わったので塩と山椒の実の即席漬け。
味噌汁は昆布カツオだしに豆腐とエノキの具。
箸置きも鰈で揃えてみた。

2017年2月22日水曜日

ターセム・シン作品集#1
キネマ通りで取り上げた彼の作品を
少し追いかけてみようかと・・・。
deep forest :sweet lullaby 
まずはワールド・ミュージック・ブームの
火付け役ディープ・フォレストの懐かしいヴィデオを。
そのイマジネーションのユニークさ
スケール感は今、観ても凄いの一言!






麺4種
昼は、やはり麺類にすることが多い。
左上の様に只、生卵を落とすだけのもあれば
右下の様に牡蠣を入れた贅沢な時もある。
伊豆半島は中華麺のレベルが高いので
焼きそばも定番だ。
ソース焼きそば、ナンプラーとパクチで
エスニック風も美味しい。
左下は残り物のスパゲティをチンして
納豆と高菜漬けを刻んで混ぜたもの。
アイディアをあれこれ考えるのが楽しい。

2017年2月21日火曜日

「白雪姫と鏡の女王」(2012)
TVドラマでヒットしている”ワンスアポンナタイム”や
”本当は怖いグリム童話の世界”のせいか
子供相手の童話の映画化が増えている。
此の作品もグリム童話の”白雪姫”の話だが
ハリウッドがジュリア・ロバーツ主演で
ファンタジー・スペクタクルとして製作した。
さすがにジュリアが白雪姫に成るのは無理で
彼女を殺そうとする義母、実は魔女の役。
此れが実にハマって”101匹”のグレン・クローズの
悪女クルエラ並みに怖くて面白い。
しかし、此の映画の本当の面白さは
監督ターセム・シンが作り出す魅力的な美の世界だ。
彼はインド人ながら米国留学で映像を学び
ミュージック・ヴィデオの演出で頭角を表し
長編映画に進出した異色な映像作家。
その凄さは此のR.E.M.のヴィデオを見て貰えばわかるはず。
無国籍というか西洋でも東洋でも無い、
その美意識は全くのオリジナル。
そして彼の、その美学を具体化させているのが
”衣装”として参加したデザイナー石岡瑛子。
彼女は私が広告業に入ったときは
資生堂のグラフィック担当のアート・ディレクターだった。
日本人離れしたダイナミックな構成力に
当時、圧倒されたものだ。
その後、彼女は単身、米国N.Y.に渡り
いつの間にか”衣装”というジャンルで
"シルク・ド・ソレイユ”やミュージカルの舞台衣装で
高い評価を得た。
私はポール・シュレイダー監督の「Mishima」の美術で
彼女の新しい挑戦を目にした。
此のビヨークのミュージック・ヴィデオでは演出もしている。
そしてフランシ・F・コッポラの映画「ドラキュラ」で
1992年、堂々のアカデミー衣装賞。
同じアジア系のターセム・シン監督と彼女の出会いは
まさに創作的な”蜜月”とも言えるもの。
彼と彼女のコンビで生み出す究極の美の世界は
前作「インモータルズ」でもギリシャ神話を
想像を超えるスペクタクル映像の作品にした。
そして、此の誰もが知っている可愛いメルヘンを
監督ターセムは脚本の段階で、ひっくり返し
大女優ジュリア・ロバーツの芝居心を立てながら
新人のリリー・コリンズの魅力を引き出す
微妙なバランスを取ることに成功している。
7人の小人が巨人に化けていたり
(三宅一生のプリーツの様に伸び縮みするズボン)
その小人達から剣を習って、
白雪姫が凄い剣士に成るエピソードは楽しい。
(小人達はテリー・ギリアム監督の
名作”バンデットQ"へのオマージュだろう)
とにかくディズニーとは全く違う”毒”のある童話。
ターセムと石岡の目眩くその世界は
もっともっと観てみたい気にさせるが
石岡瑛子は此の映画が公開された、その年に
膵臓癌で突然、亡くなってしまった。
ラスト・タイトルに”石岡瑛子に捧げる”と。
ターセムは、誰よりも彼女の死を悼んでいる。

ブライアン・イーノの軌跡#20(最終回)
Brian Eno • ‘The Ship’
長々と続けたイーノ特集も
最近作の此れで、一応終える。
ロックからスタートし”アンビエント”という
新しいジャンルを開拓した彼は
最初にも書いたが、”音楽プロデューサー”という
肩書きが相応しいように思える。
自らも含めたミュージシャン達の才能を伸ばすべく
そのオリジナルを客観的に見つめ
”誰もやっていない音楽=新しい音楽”を
絶えず考え、実践している彼の軌跡は
2000年を跨いで深い轍を残している。
もしイーノが居なかったら恐らく今の音楽事情は
だいぶ変わって居たかもしれない。
”マンネリ居酒屋”
久しぶりにスーパーに地物の魚が入る。
金目に平目に鰤だが
予算の都合で当然、鰤の柵を買う。
比較的値段の安定している牡蠣は湯豆腐に。
やはり地物の生ワカメは湯をかけて
胡瓜と新玉ねぎを刻みマヨネーズ和え
ほうれん草も安かったが、お浸しにしたら
一口で入るくらいの量に。
此れを焼酎のホッピー割りで。
しかし、此の居酒屋のメニューもマンネリだな。
「オイ、親父!何か他の肴無いの?」と私。
「うるせい、文句あんなら他の店行きな!」も私。

2017年2月20日月曜日

ブライアン・イーノの軌跡#19
Another Day on Earth : Brian Eno 
ラフォーレでインスタレーション作品を発表する前年
イーノは、久しぶりに自分のヴォーカルを前面に出した
このアルバムを出している。
サウンドはアンビエントやインダストリアルなリズムを
使っているが、美しく優しいヴォーカルで
”私の音楽は難しくないよ!”と
メッセージを素直に伝えるイーノの姿が感じられる。
とかく環境音楽としてBGMに使っている私も
このアルバムは愛聴盤として繰り返し聴いている。

コチラの曲など心地よくて、さながら雲の上にいる気分。
And then so clear: Brian Eno

具沢山ポタージュ
コストコが出したレトルトのシーフード・ポタージュを
冷蔵庫で見つけた。
でも、そのままでは芸がないので
小海老や芽キャベツ、それにジャガイモの具を足す。
もともと味が濃いから足して丁度よくなった。
サラダには茹でてあった地物のブロッコリーを入れ
オイル&ビネガー&アンチョビのドレッシング。
先日のアボガドも丁度良い固さに。
アボガドは安い時に硬さの違うのを
幾つか選んで置くと時間差でよくなる。
ゆだんすると中が真っ黒になるから要注意。
白ワインは前に当たりだったやつを再購入。