2012年9月7日金曜日



旬の魚の刺身
昨日は暑かったのでチャリの前カゴに保冷バックを積み
アロハの背中に汗をビッショリかいて伊東のいつもの魚屋へ。
若旦那お薦めの刺身は伊東港水揚げの
戻り鰹に秋刀魚
特に秋刀魚は彼がワタを叩いて”ナメロウ”みたいにしたとか?
(上の写真の中央に有る)
茗荷やキュウリを刻んで焼き海苔で包んで頂いた。
酒は頂き物の芋焼酎”刀”。何やら薩摩の高級酒だとか。
徳島のスダチが味を爽やかにした。
後は茄子を炒めたのやら、糠漬けをいろいろ。
途中で、昆布・鰹ダシで豆腐のお吸い物
デザートは冷えた巨峰
此のフルコースで、居ながら、おウチ料亭。

音は聴こえないが遠くで稲妻がストロボの様に何度も光り
暫くしたら、雨がザーッと降り出し
戸の隙間から涼しい風が草の匂いを運んで来た。
草刈りしなきゃな・・・。



Tina Turner & David Bowie - Tonight (Live)

今日のボウイのデュエット相手は猛女ティナ・ターナー。
ティナが別れる前の亭主アイクと”プラウド・メアリー”をヒットさせた頃
まだボウイは”ジギー・スターダスト”のグラム・ロックをやっていた。
それが、此の特集の始めで紹介した”ヤング・アメリカン”でソウルに急接近。
それは”フィル・ソウル”と呼ばれるフィラデルフィア・サウンドで
黒人たちから本物より”黒い”と評価され
あの伝説の番組”ソウル・トレイン”に呼ばれている。
だから時を経て出会った二人の今日の此の組み合わせは
ソウル・マニアならずとも見応え充分。


2012年9月6日木曜日



残暑が厳しい!
夕方に成っても暑い!だから此のブログも夏のままだ。
シャワーを浴びた後、ベランダのミントを千切り、
ラム・ベースのカクテル”モヒート”を作る。
ライムの代わりに徳島から送って貰ったスダチを絞り
その爽やかさが汗を引っ込める。

ディナーはいつものパスタ&ピザのイタリアン。
というのもイタリア土産のワイン・ボトルのチョーカーを
頂いたので試したくて。
パスタのアサリは砂抜きした後、冷凍したやつを使い
ピザはサラミの古いのとエリンギで。
トッピングをキレイに並べた後、石皿に移す時に
落としかけてグチャグチャに成ってしまった。
それでも味は同じだからドンマイ。

ワイン・ボトルのチョーカー
大きな封筒にエプロンと一緒に入っていた此のリングは
最初、ナプキンのリングかと思ったらメールで訂正された。
ボトルの液ダレを防止するものらしい。
トスカーナ名物キャンティ・クラシコとニワトリ・マークが
入っていた。
女性が首に付けるチョーカーは娼婦の様で色っぽいが
ボトルに付けると何だか
交通事故の鞭打ちのコルセットみたいにも見えるな。
ともあれ珍しいものだから嬉しい。
ところで後ろの時計は5時41分と成っているが
それは時計が狂っているのでは無く
我が家は、まだ夏時間だから、夕食は早いのだ。
朝は6時半には起きて、こうブログを更新してるワケ。



David Bowie and John Lennon LIVE 1975 "Fame" 
此れも世紀の競演と呼ぶに相応しいジョンとボウイの組み合わせ。
ジョンは ご存知の通り、此の5年後、殺されてしまったから
此のヴィデオは貴重なものと成った。
カメラはフィックスのシンプルな構成。
お洒落なボウイにしてはラフな格好だが
憧れのジョンとの競演を心から楽しんでいるのが窺える。
だから亡くなった後のコンサートで”イマジン”を
歌うボウイの哀しみは幾ばかりだったろう。

2012年9月5日水曜日


Into the Wild
BSに”東京ごはん映画祭”というのが有り
「青いパパイヤ」「ディナー・ラッシュ」「恋人たちの食卓」と
食欲をそそるような映画を毎週出してくれているのだが
此の作品が何故、入ったのか?まるで理解出来ない。

それというのも此の映画予告編で紹介している通り
名門大学を卒業後、既成の価値観を捨て
”イントゥ・ザ・ワイルド”と荒野を目指した若者の話だから
全くグルメのグの字も出て来ない映画なのだ。
俳優ショーン・ペンが実話を元にしたノンフィクション小説
「荒野へ」を自ら脚本を書き映画化した。

此の予告編で概要は語られているので省くが
ティーンのアイドルに成れそうな甘い顔の青年が
旅の途中、様々な人々の出会いで
どんどん、生きる目的の様なものを見いだし
その容貌まで変わって行くのが巧い。
それを効果的にしているのが編集。
(2008年のアカデミー編集賞の候補にも成った)
現在過去とフラッシュ・バックし、時にマルチ画面で
同時並行する時間は、彼の過去と現在の対比を強調して
とかく単調になりがちな物語に斬新なテンポを作っている。

そして、助演賞候補にも成った老優ハル・ホルブルックを含む
登場人物たちの描き方。
それぞれ過去に傷を負い、癒されぬまま人生を送っている人々が
主人公との出会いで、何かを得て立ち直って行く
そう、互いに生きる喜びを見いだして行くのが素晴らしい。

彼の行動は所謂、1960年代の体制に反抗し
ドロップ・アウトしたピッピー世代と良く似ている。
しかし、彼の反抗は実の両親との確執から来ている。
欺瞞に満ちた生活を送る彼らからの決別が旅立ちの発端だ。
その背景が丁寧に描かれているので
彼の真の人生とは何たるか?を求める旅に説得力が有る。
だからピッピーより活動的で、とにかく歩く
ヒッチハイクも使うが歩けるだけ歩く。
河が在ればカヌーに乗り、国境を越えメキシコまで行ってしまう
そのバイタリティには驚くばかり。
それから又アメリカ大陸を北上し、アルバイトして金を貯め
荒野=アラスカを目指すのだ。

しかし、やっと辿り着いたアラスカの果て
大自然に包まれたシンプルな暮らしは
又、過酷な自然との戦いの日々であった。
学習していたはずのサバイバル・マニュアルは役に立たず
狩猟はするものの保存方法に失敗
野生の植物も食用と毒性を間違い
どんどん痩せてベルトの穴が内側へ増えて行く。
それでも、心は豊か・・・と日記は終わる。

” Into the Wild=青年は荒野をめざす”

彼が、その代償に支払ったものは余りにも大きい。
でも、その生き方は美しく愛おしく観る者の心を揺さぶる。

当然、それには批判も有るだろうが、
いま現代人が失っているものの
何か?を教えてくれる。

此の作品がグルメ映画に入っているのは
究極のグルメとは飢えた後に有るという事なのだろうか?




”ツールー麺”
昔、新橋に王府(ワン・フー)という名の中華料理の店が在り
そこに”ツールー麺”と云う、冷やし麺がメニューに出ていた。
この店は店の名を冠した”王府麺”という、当時、はしりの
つけ麺が評判で、つけダレと薬味も選べ、ヴォリュームも有り、
昼時、サラリーマンで賑わっていたものだ。
此の”ツールー麺”は少し手間がかかるので
私は昼時を外して出かけて注文した。
鶏ひき肉とニラが入り、良くダシが効いたスープと麺が
冷えていて、少し酢を足すと喉越しが最高だった。
考えれば、私は、その頃一番、酒を飲んでいて
大概、二日酔いだったから、更に美味かった様な気がする。

それを昨日の昼、思いだしながら造ってみた。
鶏ひき肉を紹興酒とナンプラーで炒め
麺は”直久”の冷やし麺を使い、茹でた後しっかり冷水で締め
付いていたスープに更に黒酢を足し
先の挽き肉とニラをトッピング、周りを氷で囲み完成!
さて、お味は?
ヤッター!である、ほぼ昔食べたのと同じ。
もっと早くやれば良かった、此れはクセに成りそう。

ネットで”王府”を追跡したら新橋を閉店してから
大阪のリーガロイヤル・ホテルに入った皇家龍鳳という店が
”王府麺”を復活させた・・・とまで。
果たして”ツールー麺”は何処に有りや?