2021年8月31日火曜日
David Arnold Works#4
GODZILLA(1998): David Arnold
オーソン・ウエルズの”火星人襲来”に始まり
映画監督というものはの人を驚かすことの好きな様だ。
此の日本生まれの怪獣ゴジラの最初のハリウッド版に
ローランド・エメリッヒが飛びついたのは当然のことだろう。
そして俺なら、もっと驚かすぜと、日本ゴジラの何倍の
サイズにしてしまった。
しかもガラパゴスの水爆実験で突然変異したイグアナという
ストーリィをでっち上げ、それまで着ぐるみのノンビリした歩きを
C.Gで素早く、ゴジラの平泳ぎには参った。
いったいハドソン河はどれだけ深いんだ!
まあ、此処は映画の内容ではなく此は音楽の話だから
デヴィッド・アーノルドは日本ゴジラの伊福部昭教授の
ゴジラが出るぞ!出るぞ!という物々しいサウンドは
伝承しているものの、定番の哀愁メロディは無かったのが残念。
2021年8月30日月曜日
2021年8月29日日曜日
David Arnold Works#2
Sherlock (BBC) : David Arnold
昨日も書いたがデヴィッド・アーノルドの此の曲は
同じ英国のモーリス・ジャールの打楽器の迫力あるスケール感に
ジョン・バリーの繊細なメロディーラインを思い起こさせる。
まあ1977年のピアーズ・ブロスナンの007”トゥモロー・ネバー・ダイ”
以来、ジョンバリーの跡を継いだ訳だから
その編成やメロディーも彼の頭には入っていた筈だ。
それにしても此の”SHERLOCK"の音楽には驚いた。
シャーロック、ワトソン、マイクロフトそしてモリアーティと
様々な登場人物が、宮廷舞踏会で円舞曲を踊る様な仕掛け。
此はとリフォーの「アメリカの夜」でジョルジュ・ドルリューが
撮影所を宮廷に見立てたのと同じ解釈。
ヨーロッパの音楽的背景に古典音楽がベースにある事を感じさせる。
此のSHERLOCKシリーズ、1,2,3と全てサウンドトラックが出ており
何も変化に富んでいて楽しめる。
2021年8月28日土曜日
David Arnold Works
Vesper Lynd Complete Music Theme : David Arnold
TVシリーズSHERLOCKの音楽が良いので調べたら
デヴィッド・アーノルド作曲と。
そう言えば此のところ007に、ローランド・エメヒッヒ作品と
ヒットした大作映画の作曲家は、すべて彼。
英国のみならずハリウッド映画も含めて
モーリス・ジャール、ジョン・バリーの後を継ぐのは
此のデヴィッド・アーノルドなのでは無いかと。
迫力あるスケール感に美しいメロディの叙情性。
今日の1曲は「007カジノロワイル」のヒロイン
ヴェスパー・リンドがベニスの水没する館に閉じ込められて
死ぬシーンに流れていた音楽。
殺しの番号を持ったボンドは女に惚れないが原則。
それがダニエルク・レイグ主演のボンドでは
目の前で、愛した女が死んで行く
此の場面の音楽には大いに泣かされたものだ。
2021年8月27日金曜日
「シャーロックの冒険」と「SHERLOCK」
また「シャーロックホームズの冒険」のBS再放映が始まった。
まあコナン・ドイルの”古典”とも言える作品だから
改めて観ても楽しめるが
やはりテンポがノンビリし過ぎて間が抜ける。
それで録画してあった同じ題名の現代版「SHERLOCK」を
続けてみて、その違いを楽しむ事を始めた。
早めの晩ご飯の後の1プラス2時間計3時間。
録画したという事はどちらのシリーズも既にみている筈で
途中で犯人の判りそうなものだが、ボケの始まった私には
「名探偵ポアロ」や「ミス・マープル」と頭の中はゴチャ混ぜになって
結局、最後までハラハラ悶々と引っ張られる羽目に。
ボケる事は、こんな楽しみもあると言う事なのだ。
でも現代版「SHERLOCK」の悪役モリアーティの
過激な犯罪には見終わった後、風呂に入る前に計る夜の血圧や脈は
滅茶苦茶、どうも身体には良く無いようだな。
”Close Enough For Love ”
Johnny Mandel's filmscore to Agatha 1979
作曲家ジョニー・マンデルはニューヨーク出身
ジャズ・トランペッターとしてシナトラやトニー・ベネットの
編曲を手掛け、ロバート・ワイズ監督の「私は死にたくない」
(ジェリー・マリガンを起用、CINEMA-JAZZの時とり上げ損ねた)
で注目され「いそしぎ」の"Shadow of Your Smile"で
アカデミー&グラミー賞を獲得。
他にも「MASH」の主題歌などのヒット曲があり
その叙情的なメロディーは沢山のミュージシャンを虜にしているが
惜しくも去年90歳心臓疾患で亡くなっている。
今日は、まずは御本人の映画のサウンドトラックから。
2021年8月26日木曜日
Peggy Lee Collection #7
Close Enough For Love (1979): Peggy Lee
実は此の曲のペギーの歌が素晴らしくて此のシリーズを始めた。
作曲は「いそしぎ」の主題歌”The Shadow Of Your Smile”の
ジョニー・マンデル。
作詞は、あのポール・ウィリアムスという最強コンビ。
それなのに日本では映画と共に、余りヒットしなかった。
まあ、アガサ・クリスティの失踪にまつわる謎を
オリジナルストリーにした脚本が、とても暗い話だからね。
それでもアガサが夫の浮気を知り、その相手の女性に
自分を殺させるという計画を企む女心がいじらしく
アガサを演じたバネッサ・レッドグレープと
それを止めようとする新聞記者役のダスティ・ホフマンの
演技がどちらも素晴らしくて、とても良い映画だった。
此の曲、海外のミュージシャンは好きらしくて
モダンジャズのインストに男女ヴォーカルと
私の持っているだけでもカヴァーは30曲余り、明日からは
”Close Enough For Love”のカヴァー集へ。
2021年8月25日水曜日
2021年8月24日火曜日
2021年8月23日月曜日
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