2017年6月28日水曜日

💗SEXY VOICE #14
Poetry Man - Phoebe Snow
私が彼女の歌を聴いた頃は、仕事で米国ロケが多かったので
カー・ラジオから流れる彼女の声は
”アメリカの音”そのものだった。
昨日のケイト・ブッシュが何オクターブも出る声ならば
此のフィービー・スノウも4オクターブの声を持って居た。
居たと過去形で語るのは彼女は2011年に亡くなっているから。
此の曲がヒットした頃、彼女は同じフォーク歌手のフィル・カーンズと
結婚して娘を産んだが、その子は脳障害を患っていた。
その看病とライブ活動に彼女も病気がちになり音楽活動は
控えめにならざる得なかったという。
そんなわけで暫く彼女の歌を聴いて居なかった私が
再び夢中になったのは此の曲
”今夜さえ切り抜ければ何とか生きて行ける・・・”と
深い絶望感からの脱出を歌う此の曲は
雲にかかる満月を連想させて自作のヴィデオに当てた。
今でもそんな夜は、彼女の人生が頭に浮かぶ。
If I Can Just Get Through The Night:Phoebe Snow

0 件のコメント:

コメントを投稿