2015年8月2日日曜日

Lagrimas Negras (黒い涙)
そんな訳で此の曲は
ミゲル・マタモーロス(1894~1971)が作った失恋の歌。
「私はお前のふしだらに果てしなく悩み
出て行くお前に深い哀しみを感じる。
そしてお前に知られぬ様に泣く。
私の涙は、私の人生の様に黒い涙なのだ・・・。」と
めんめんと恨みつらみを訴える此の歌が
何故、人気が有るのかはラテンの血の濃さの
成せる故か?
1920年代にキューバはサンテァーゴから発した
ボレーロ=ソンのスタイルで歌われ
ざっと調べただけで現在男女を問わずカヴァーが40曲
さて来週からシリーズとして又、始めますかね。
ジャケットの絵はカリビアン・アートから選んだ
アルナルド・ロシェ・ラベルという画家の作品。
ヤシの実で出来た顔にインパクトが・・・。

ジャケットをクリック
Omara Portuondo(Buena Vista Social Club) - Lágrimas Negras
昨日に続いて”ブエナ・・”のオマーラ・ポルトゥオンド
此れは先のアルバムに収まりきれなかった曲。
上のジャケットの”ブエナ追加盤”に入っている。
そして、コチラには
”ブエナ・・・”のメンバーでは比較的若かったから
まだ元気なギタリスト兼ヴォーカルの
エリアデス・オチョアとのデュエット。
彼はブエナの時、ライ・クーダーの影にされて
殆ど目立たなかったが
キューバ音楽の正当派
出しているアルバムも良いものが在るので
何れ彼の特集を組みたい。
それより此の”Lágrimas Negras=黒い涙”は
キューバの名曲として1930年代に大ヒットしたもの。
沢山の良いカヴァーが有るので
そちらを先に特集しよう。

更に ”いけないピザ”
プリン体が多いシラスに納豆
それにキノコ類のシメジも加わった此のピザは
尿酸値の高い私の身体には悪いもの大集合。
いわゆる旨味成分は何故かプリン体で出来ているのだ。
それでも昨日のチャーハンに続いて
ピザのトッピングとして焼いてしまった。
此れをピザーラかドミノそしてシカゴ・ピザの
メニューに、和風ピザとして出したら
絶対ヒットすると思うが・・・。
とにかく尿酸値等、もうどうにでもなれと
ワカサギの唐揚げまで水菜と摘み菜のサラダに
トッピング。
青み魚の内蔵にプリン体は多く含まれるとか?
まあ、定期検診までは、まだ一ヶ月ありますからね。
それまでに調整すればイイんでないですか?

2015年8月1日土曜日

宇佐美の花は花でも花火
今夜は宇佐美の花火大会。
先日の隅田川ほど数は上がらないし
取り立てて仕掛けに目新しいものも無いが
有り難い事にウチのベランダの目の前で
上がってくれるのは、浅草と同じ。
ただしコチラは人を呼ばないので
私の独り占めという訳。
宇佐美は予算が少ないとみえて
小ぢんまりしているが
例年より華やかに見えたのは
花火の技術が上がって来たからか?
やっぱりイイな〜花火
好きだな〜花火(ポン・ポン・ポン)
”いけないチャーハン”
先日の宇佐美シラスに、納豆と生卵を入れ、
解凍御飯を先にボールに混ぜて置き
熱いフライパンで一気に炒める。
味付けはシラスの塩気が有るので醤油少々。
仕上げに小口葱か、此れはニラを入れている。
トッピングに揉み海苔で完成。
朝からプリン体だらけで、尿酸値を上げる
”いけないチャーハン”の出来上がり。
でも此の旨さの誘惑には勝てない!
箸置きは此の処、縁のないタラバガニ
味噌汁は前日の残りモヤシとニラ。

写真をクリック
SILENCIO - Ibrahim Ferrer y Omara Portuondo
そんなワケで”ブエナ・・・”の男達は
写真左のイブラム・フェレールを始め
殆どが亡くなってしまったが、写真右に居る
オマーラ・ポルトゥオンドは現在84歳にして健在。
まったく女性の生命力は凄いね
日本人の平均寿命で男性より6歳も長生きだ。
彼女は元ダンサーだっただけに、その優雅な振る舞いは
”ブエナ・・・”のヒロイン、また唯一の華として
未だにステージで活躍している。
その歌唱力は少しも衰えず、此のシリーズ”タブー”で
妖艶な声を聴かせている。

2015年7月31日金曜日

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
ワールド・ミュージックの先駆けとして
世界各地のミュージシャンとセッションをしていた
米国のライ・クーダーが、アフリカのミュージシャンを
キューバに呼び、レコーディングしようとしたところ
ビザの関係で彼が来られなくなったので
急遽、地元キューバのベテラン・ミュージシャンを集め
レコーディングしたのが
此の”ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”
1997年アルバム発表と共に世界中でベストセラー。
そのメンバーをライが再結集させ
ヨーロッパやアメリカと巡るコンサート・ツアーを企画
それはヴィム・ヴェンダース監督の
ドキュメンタリー映画と成って1999年に公開
それも音楽映画としては異例の観客動員
世界中に””ブエナ・ビスタ・・・”ブームを起こした。
それから、早くも約15年。
そのメンバーは今どうしているか?と調べたら
なんと殆どのメンバーが亡くなっていた。
コンバイ・セグンド (1907~2003)ギター&ヴォーカル
映画の中でも「女性は花、
愛する事が長生きの秘訣
115まで生きる!」と豪語していた
キューバの伊達男も95歳で腎不全で没。
ルーベン・ゴンサーレス (1919~2003) ピアニスト
ラテン・ピアノの名手としてキューバン・ジャズの
華やかな時代を伝える指先は高齢を感じさせない
力強さが有ったが、84歳で没。
イブライム・フェレール (1927~2005) ヴォーカル
映画「ブエナ・・・」の中でレコーディングに呼ばれる前は
街中で靴磨きをしていたと云っていた彼は
世界ツアーではメインの大スター
ライ・クーダーにキューバのナット・キング・コールと
おだてられ華やかなスポット・ライトを当てられたが
ワールド・ツアー後、間もなく亡くなっている。
オーランド”カチャイート”ロペス(1933~2009) ベーシスト
キューバン・ジャズの名門の音楽一家に生まれた彼は
先のピアニスト、ルーベン・ゴンサーレスと共に
数々のレコーディングに参加したコントラバスの名手であった。
ピオ・レイヴァ (1917~2006) ヴォーカル
イブレムの脇でソロ・ヴォーカルこそ取っていないが
サイド・コーラスで盛り上げていた
マオ・カラーのダンディなオジさん
彼はグアテマラでも活躍していたらしい。

以下、バックのメンバーも亡くなった人が居る。
マヌエル”プンテージ”リセア (1921~2000)ヴォーカル
マヌエル・ガルバン(1931~2011)ギター

こうして、たった15年の間に、”ブエナ・・・”のメンバーが
次々と亡くなっていくのは何故だろう?
確かに彼等はキューバ音楽の生き残りで高齢だった。
映画に映ったライブの艶やかな舞台姿は
プロのスタイリストが付いて
それぞれ今風の若々しい格好をしていた。
しかしヴォーカルのイブレムの声は肺気腫で辛そうだったし
映像はヴェンダースに編集されて頑張っては居たものの
皆、ツアーの長旅に疲れていた様だった。

私は思うのだ。
彼にとって”ブエナ・・・”に参加したのは
果たして良かったのだろうか?
キューバの社会主義体制の中で
貧しくも穏やかに生きていた彼等は
例えるに、苔のはった金魚鉢の水を、いきなり
全部、新しい真水に取り替えられたのと同じ
彼等の”ブエナ・・・”での成功が
多額の報酬や印税を得て、それぞれの生活が
それ以前と大きく異なってしまい
その事に彼等は順応出来なかったのでは無いか?と。
果たして、それは彼等に取って
自ら望んだ幸せな晩年だったのだろうか?
それは私には計り知れない、人の運命だ。
でも映画の1場面でN.Y.のタイムズ・スクエアを歩く
イブラム達メンバーは、高くそびえる摩天楼を見上げ
とても幸せそうだったのが、今は切ない。