「Uー571：監督ジョナサン・モストウ

戦争映画で潜水艦を扱った作品は

ルネ・クレマン監督の「海の牙」ロバート・ワイズの「深く静かに潜航せよ」

トニー・スコット監督の「クリムゾンタイド」

ショーン・コネリー主演の「レッドオクトーバーを追え」

そして大ヒットして今やハリウッド映画監督となった

ウォルフガング・ペーターセンの「Uボート」がダントツに面白かったが

つい最近観た此の「Uー571」が結構よく出来ていた。

作り方によっては喜劇になる冗談の様な米海軍のドイツの潜水艦乗っ取り話。

第二次世界大戦中、連合軍の形勢不利の戦況に

ドイツの暗号機”エニグマ”を敵の潜水艦から奪おうと言う無茶苦茶な作戦。

主人公は艦長になり損ねて不貞腐れた副艦長マシュー・マコノヒー

いかにも人間的に未熟な感じがピッタリの俳優。

いやいや任務着いた途端、艦長はドイツの爆撃で死んでしまい

否応なしに繰り上げ艦長となった彼の潜水艦は、何とドイツの”U-571”

内部は全部ドイツ語で表記されているから船員全員チンプンカンプン。

それでも同じ潜水艦に違いはあるまいと

魚雷でボコボコにされたそれを操縦して、味方に

助けて貰うまで潜航しようとする。

”お前に艦長はまだ早いと言われたくらいだから

乗組員も彼の言う事はなかなか聞かないが

曹長ハーヴェイ・カイテルが艦長が頑張らなくて如何する！と

励まされて自覚した彼がどんどん実戦を通して成長して行く。

とにかく絶体絶命のピンチが何度も訪れ

観る方は、そりゃ無理でしょうと諦めかけちゃうが

そこは映画！何とか切り抜けてしまう訳。

落とされた魚雷に怯え、全員が艦内で上を向いているのは

潜水艦映画の常だが、その緊張感が堪らん。

Bowie Duet＃６

David Bowie & Mick Ronson - Like A Rolling Stone

ミック・ロンソンとボウイとの付き合いは古く

彼が”モット・ザ・フープル”に参加するとボウイは曲を提供したりしている。

此の曲はディランのカヴァーだがミックはディランの

”ローリングサンダーレビューに抜擢されている。

46歳の若さで亡くなっているが、その人柄の良さで

当時の名盤や名ライブには必ず彼の名が見られる。

 

居酒屋メニュー

雨が上がったので伊東迄買物に

そこで仕入れた貝の盛合わせ

鶏皮とボンジリの焼き鳥

そら豆，昨日から茹でていた。

いつかのソース焼そばの残り。

飲物は焼酎のホッピー割り

 

 

Bowie Duet＃５

Five years：David Bowie & Arcade Fire

アーケイド・ファイアーはカナダのモントリオール出身

それぞれが様々な楽器を演奏できる多彩なユニットだ。

彼らの音楽を支持し早くからサポートしていたボウイとの

此の共演は実に自然で元々ボウイのバンドの様。

中途半端に終わった”ティン・マシーン”とは大違いだ。

”ランプレドット”

冷凍庫に白珊瑚の様にカチカチのハチノス（牛の第４胃 ）

を見つけ，そう言えば前回上京した時

上野のキムチ横丁で購入していたなと。

まずは解凍、圧力鍋で柔らかくしてから，

野菜を足してトマトの缶詰で煮込み，

ニンニクとアンチョビペーストで味付けて置いた。

夕方から更に煮込んだら、もうスポンジみたいに柔らかくなってた。

所謂”ランプレドット”というトスカーナ料理。

サラダは赤いラデッシュとブラウンマッシュルーム等で。

イタリア産の赤ワイン・ピノキオは此れでお終い。

その間に茹でていたパスタは生パスタ風な平打ち麺

アルデンテでペペロンチーノ。

此れのパスタも又買って来なくちゃ。

ベランダのイタリアン・パセリと醤油が芸をした。

 

ベスト・コレクション！

実は作ったのはアロハだけでは無いのだよ！

その端切れで同じ柄のベストを作っていた。

まあベストはチョッキとも言ってシャツだけでは寒い時やポケット代わりに重ね着するもの。

三揃いのフォーマル・スーツには欠かせない。

ギャンブラーは何故かベストを着ているね。

でも私のは何せアロハの柄が多いから遊び感覚で着るやつが30着。

さて、此れを又どうしたものか？

 

「バルタザール」シーズン３最終回

いやはや完全に騙された。誰に騙されたかはネタバレだから話さないが

とにかく此のドラマのポイントはフランス製と言う事。

だから刑事ドラマなのに、登場人物達が皆やたら恋をしていて

連続して起こる殺人事件など、如何でも良い感じである。

主人公のバルタザールを好きな同僚の女警部は

家族と別れてまで、彼を追いかけているし、

妻を殺されているのに直ぐ、現れたアパートの隣人女性を好きになり

一緒に住みだし妊娠までさせてしまうと言う有様である。

でも、それがシーズン３の壮大な仕掛けで

妻を殺し連続猟奇殺人の犯人は護送中に脱走

主人公バルタザールのアパートに現れ彼を倒し

助けにきた女警部まで殺そうとする。

それを救ったのが隣人女性、その犯人を殴り殺してしまう。

そして目出度めでたしの彼らの結婚式の当日

主人公バルタザールは殺された被害者達の幽霊が

見える能力があるのだが、彼は生きているはずなのに

初めて自分の幽霊を見る・・・と言う展開

果たしてドラマチックなラストには驚きの真実が！

 

Bowie Duet＃４

DAVID GILMOUR with DAVID BOWIE 『 Comfortably Numb 』

ボウイはピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアのライブに登場

此の曲はアルバム”The Wall"の中でも名曲で直訳すれば

Comfortably Numb＝気持ちの良い麻痺

意識が遠のいて行く様を歌ったものだが、ボウイが歌うと

宇宙遊泳のようにも思える。

此のライブを生で観た人たちは何と幸福な夜だった事だろう。

 

少し早めの夕食。

仕込んで居た地魚の盛り合わせの"ズケ"を

炊き立てのご飯に載せて焼き海苔で包む。

味噌汁はワカメに豆腐に赤味噌。

糠漬けは丁度。

納豆は和布蕪に茗荷。

気が付けば久しぶりの休肝日(^^)

 

Bowie Duet＃３

Fame -David Bowie & John Lennon

此の曲はボウイのアルバム”ヤングアメリカン”に入っていたものだが

ジョン・レノンとのデュエット・バージョン。

これ程”Fame＝名声”と言う言葉が似合うコンビは居ないだろう。

映像的には何の仕掛けも無いが2人の存在感が凄い！

 

ビーフステーキの活用

セールに飛びついた牛肉は大きかったので

一緒に焼いたが半分にして冷凍

そして更に半分ずつ上の冷やし中華は昨日の昼に

今朝はベーグルに挟んだサンドイッチに。

世界のドキュメンタリー”ヒットラーvsスターリン”

先日、再放映された此の作品の前後編はとても興味深かった。

此の2人の共通点から始まり。彼らが登場した時代背景

そして我々が知らなかった事実が次々と明かされて行く。

全てカラー映像で、”残酷な場面が流れます”と断り付きだが

思わず吐きそうな場面の連続に、とても現実に起こった

歴史と信じられない記録映像だった。

当初スターリンはドイツのヒットラーを利用しようと思っていた。

フランス、イギリスを抑えてくれるから。

ナチスのファシズムもロシア共産主義も共存するつもりで

ところがドイツはヨーロッパ全体を支配しようとしている事に

気づいた時には、既にドイツはモスクワに迫っていた。

まさに”仁義なき戦い”いや”思想なき戦い”

独裁者は自分の国さえ広げれば良かったのだ。

フランスの此のドキュメンタリースタッフも昔年の恨みを晴らすが如く

次々と此の2人の非道ぶりを暴いて行く。

人間性などひとかけらも無く、愛人問題、薬物中毒と

もう偶像を高い台から引き下ろし、破壊している様である。

それにしても彼らだけで無く、米国のルーズベルトや

英国のチャーチル達まで戦争という名の駆け引きで

ポーランドのカティンの森事件を隠蔽したという事実に驚く。

広島の慰霊碑に”２度と過ちは繰り返しませんから”と有るが

それは日本人の気持ちだけで現に今、同じことを繰り返している。

”歴史から習ぶ”という言葉は独裁者達には何の意味も無い！https://www.dailymotion.com/video/x8dlamj

https://www.dailymotion.com/video/x8dldkj

 

Bowie Duet＃２

Under Pressure：David Bowie & Annie Lennox 

ボウイはティナ・ターナーとのデュエットも素晴らしかったが

此のアニー・レノックスとの競演が又良い。

アニーのヴォーカルは所謂ブルー・アイド・ソウルに入るやつで

その端正な美しさからの力強い歌声はユーズミックスから定評があった。

その昔、ロンドンで撮った某ウィスキーメーカーのCMで矢沢永吉の相手役に

”アニー・レノックス風のモデルを！”とリクエストして

大勢のそれらしい女性をオーディションした時は楽しかった。

 

年寄りは肉を食え！

高齢者のたんぱく質不足を補うらしい。

伊東のスーパーに４割引セールの米国牛。

此の半分をフライパンを熱くして

表裏焼き目が付いたら火を止め蓋をするだけ。

味付けは塩胡椒で充分。

ついでに野菜も少し。

野菜と言えば未だ新玉葱が辛く無い。

此れにミックスリーフやレタスを足してサラダ。

ワインは今夜もイタリア産の赤の残り。

 

Tonignt：David Bowie & Tina Turner 

昨日に続いてティナ・ターナー。

これはティナのプ”ライベートダンサーツアー”にボウイが

ゲストとして参加したライブ。

ボウイの15枚目の同名のアルバムからの曲だが

ティナの歌唱でさらに魅力を増したのは流石の

ボウイのプロデュース 力。

昨日は昼に続いて夜もエスニック

ニンニクで鶏肉を炒め，筍，人参，ピーマンと野菜を足して煮込み

ナンプラーとココナツミルクとカレー粉を入れて

更に煮込んだタイカレー。

先ずは失敗する筈の無い定番。

その間にレタスと新玉葱のサラダのドレッシングは

御近所さんからの貰い物。

これでサラダが盛り上がる。

ワインはイタリア産の赤の残り物ピノキオ。

サザンカのガーリックラスクをポリポリでお腹は一杯。

オリヴァー・リード(1938~1999)

今日の１曲で、亡くなったティナ・ターナーの”アシッド・クィーン”を

紹介したが、その映画「TOMMY」に出ていた父親役の此の人も

凄い俳優だったのを思い出した。

叔父は「第三の男」の監督キャロル・リード。

両親が離婚したせいか幼い頃からグレていて14の学校を

転々として育ち、喧嘩好きで

プロボクサーやらストリップ・クラブの用心棒に

軍隊ではマレーシアに駐屯していたとか。

叔父のキャロルの勧めで俳優に、その面構えから

先ずは怪奇映画のハマー・フィルムの「吸血狼男」

まあピッタリというか何と言うか

次のチャンスはマイケル・ウィナー監督の「脱走山脈」の動物園の象使い。

ナチスに射殺されかけた象をスイスの国境まで逃す話。

共演のマイケル・J・ポラードは「俺たちに明日はない」のCWモース役

此れが大層面白くて私は彼のファンになった。

その後はケン・ラッセルやリチャード・レスターと

癖のある監督のお気に入りと成ったが

その後が続かず暫くはお茶を引いていたが

遺作となったリドリー・スコットの「グラディエーター」で

良い役を得て張り切りすぎたか？まるた島の酒場で

ラムを3本空けて、そこにいた水夫と腕相撲

そのまま心臓発作で絶命、享年61歳。

まあ、彼演じていた役そのままの死に様だ。

三銃士四銃士のアトス役は豪快でとても良かった。

”悪役列伝”というより英国俳優列伝の中の”怪優列伝”に入るかな

あまりオンエアは少ないが彼の出演映画を纏めてBOXにしたい。

追悼・ティナ・ターナー

Tommy featuring Tina Turner The Acid Queen.

ケン・ラッセル監督の映画「TOMMY」(1975)での

彼女の”アシッド・クィーン”に度肝を抜かれた。

その後、ジョージ・ミラー監督の「マッド・マックス・サンダードーム」(1985)の

悪役出演に期待したが彼女がイメージが悪くなるのを嫌がったか

普通の女ボスになってしまいガッカリした。

秋刀魚の丸干し定食

珍しい此れが伊東のスーパーに。

開きとは又違う、腸の苦味が美味しい。

糠漬けも味噌汁も昨日の兄貴(残り)

納豆には茗荷を刻んで。

ずっと晴れるはずが今日は曇り。

まあ台風が来てるからね。

 

「アンという名の少女」シーズン１最終回

途中から見始めた此の海外ドラマだが此の回でやっと追いついた。

此れで全部観た事になる。

それにしてもアンを演じている少女俳優エイミーベスが美しくなった。

上の写真は舟越桂の木彫人形の様だ。

育ちの不安からお喋りで煩かった子供が、安定した家庭に

落ち着いて知性を身に付けた大人の表情に変わっている。

それにしても此の光の美しさは、そのまま中世の絵画の様。

此のシーズンの最終回とあって、それまでの話が此処で纏めてある。

ギルバート家でただ1人の男マシューは貨物船の沈没により

収入を失い銀行から借金をするが、その心労で心臓病が悪化して倒れてしまう。

その穴埋めに養母のマリラはギルバート家の財産をかき集め町の質屋へ。

その大役を負ったアンは持ち前の機転を利かし上手に売り捌く。

未だ足りない分をマシュウに買ってもらったドレスを返品しに行くが

その店の女主人は倒れた彼のかっての恋人だった・・・

前半を全て纏める様な展開でクライマックスのクリスマスへ。

グリーン・ゲイブルズの今やアンの家となった前へ

近所の人がローソクを持って集まり歌を歌うのは

周りは真っ白な雪景色だが、とても暖かく心なごむ場面。

インサートされる風景との対比がとても効いている。