オリヴァー・リード(1938~1999)
今日の1曲で、亡くなったティナ・ターナーの”アシッド・クィーン”を
紹介したが、その映画「TOMMY」に出ていた父親役の此の人も
凄い俳優だったのを思い出した。
叔父は「第三の男」の監督キャロル・リード。
両親が離婚したせいか幼い頃からグレていて14の学校を
転々として育ち、喧嘩好きで
プロボクサーやらストリップ・クラブの用心棒に
軍隊ではマレーシアに駐屯していたとか。
叔父のキャロルの勧めで俳優に、その面構えから
先ずは怪奇映画のハマー・フィルムの「吸血狼男」
まあピッタリというか何と言うか
次のチャンスはマイケル・ウィナー監督の「脱走山脈」の動物園の象使い。
ナチスに射殺されかけた象をスイスの国境まで逃す話。
共演のマイケル・J・ポラードは「俺たちに明日はない」のCWモース役
此れが大層面白くて私は彼のファンになった。
その後はケン・ラッセルやリチャード・レスターと
癖のある監督のお気に入りと成ったが
その後が続かず暫くはお茶を引いていたが
遺作となったリドリー・スコットの「グラディエーター」で
良い役を得て張り切りすぎたか?まるた島の酒場で
ラムを3本空けて、そこにいた水夫と腕相撲
そのまま心臓発作で絶命、享年61歳。
まあ、彼演じていた役そのままの死に様だ。
三銃士四銃士のアトス役は豪快でとても良かった。
”悪役列伝”というより英国俳優列伝の中の”怪優列伝”に入るかな
あまりオンエアは少ないが彼の出演映画を纏めてBOXにしたい。
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