2023年5月25日木曜日

オリヴァー・リード(1938~1999)

今日の1曲で、亡くなったティナ・ターナーのアシッド・クィーン

紹介したが、その映画「TOMMY」に出ていた父親役の此の人も

凄い俳優だったのを思い出した。

叔父は「第三の男」の監督キャロル・リード。

両親が離婚したせいか幼い頃からグレていて14の学校を

転々として育ち、喧嘩好きで

プロボクサーやらストリップ・クラブの用心棒に

軍隊ではマレーシアに駐屯していたとか。

叔父のキャロルの勧めで俳優に、その面構えから

先ずは怪奇映画のハマー・フィルムの「吸血狼男」

まあピッタリというか何と言うか

次のチャンスはマイケル・ウィナー監督の「脱走山脈」の動物園の象使い。

ナチスに射殺されかけた象をスイスの国境まで逃す話。

共演のマイケル・J・ポラードは「俺たちに明日はない」のCWモース役

此れが大層面白くて私は彼のファンになった。

その後はケン・ラッセルやリチャード・レスターと

癖のある監督のお気に入りと成ったが

その後が続かず暫くはお茶を引いていたが

遺作となったリドリー・スコットの「グラディエーター」で

良い役を得て張り切りすぎたか?まるた島の酒場で

ラムを3本空けて、そこにいた水夫と腕相撲

そのまま心臓発作で絶命、享年61歳。

まあ、彼演じていた役そのままの死に様だ。

三銃士四銃士のアトス役は豪快でとても良かった。

”悪役列伝”というより英国俳優列伝の中の”怪優列伝”に入るかな

あまりオンエアは少ないが彼の出演映画を纏めてBOXにしたい。


0 件のコメント:

コメントを投稿