2015年6月26日金曜日

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Orquesta Románticos de Cuba - Tabú
此の楽団の情報は無いが此の編成をみると
キュバの国立交響楽団の様に思える。
今やキューバの国歌のように様々な国や人で
カヴァーされている此の曲”タブー”を
野性的なヴォーカルも入れて
”本家はウチだよ”と歌っている様だ。

一方コチラの「franco i e & g5」というバンドは
此の曲をチャチャチャにアレンジ
ヴォーカルもノー天気な声で
南の島の椰子の木陰でラム酒で
昼間から酔っぱらって
”タブーなんてどうでもイイや”と
歌っているみたいに聴こえる。
シイラの粕漬け
先日、生姜焼きにしたシイラの残りは
粕漬けにしていた。
すっかり忘れていた其れを今朝は焼き
昆布煮干しダシでナメコと豆腐の味噌汁。
納豆には茗荷とオクラの薬味を入れ
胡瓜と茄子の糠漬けを冷蔵庫の
野菜室の避暑先から出したが
御飯が炊ける間に、茄子の色が悪く成った。
でも、炊きたての御飯は何より。

2015年6月25日木曜日

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Aimable Pluchard - Tabou
ご覧の様に今日の”タブー”はバンドネオン
奏者はフランス語で“優しい”を意味する名前の
エーマブル。戦前のパリで活躍した人だ。
フランスにはミュゼットというシャンソンの
原型があり、それはバンドネオンが主役だ。
だから此の”タブー”にはフランスの香りが漂う。
そう云えば”タブー”という香水も有ったな。
処でコチラは、ずっと現代になり
モダンジャズを、なんとハープで演奏する黒人女性アーチスト
フルートから始まり、ドライブ感のある
スネア・ドラムに乗った
ハープの繊細な音色は”タブー”というより
禁断のものを誘惑されている様な気分に成る。

”栃木焼そば”
昨日”あさイチ”で「栃木市」の特集をしていて
例の”栃木焼そば”が出て来た。
普通のソース焼そばに、茹でたジャガイモを入れるだけ
私には旨いと言うより懐かしさが先にある。
此れに地元の漬物メーカーの新生姜を載せれば
更に”栃木焼そば”らしくなるのだが
NHKでは流石にやらなかった。
そのメーカーの先代が建てた美術館をリニューアルして
”新生姜ミュージアム”なるものを造った。
なんだか面白そうなので、もし近くに行く用があったら
入場無料だし、是非立ち寄られたら如何だろう。

昨夜は此れに鶏の立田揚げ
空豆の鞘付き焼き上げ。
空豆を茹でるのでは無く直にオーブンで焼くと
風味が損なわれず空豆自体の味が出る。
此れも一度お試し有れ。



2015年6月24日水曜日

カッサンドル(1901~1968)
このシリーズには珍しく映画スターでは無く
グラフィック・デザイナーである。
本名はアドルフ・ジャン=マリー・ムーロン(長い!)
フランス人ながら、ウクライナに生まれ、
14の時に両親とともにパリに移住した。
画家志望であったが広告に携わる時
此のペンネームを使った。
早くからロシア構成主義やバウハウス、アート・デコに
影響を受けた作風は斬新で一躍
フランスのみならず世界的なスター・デザイナーとなった。
現在、我々が知る彼の作品で一番有名なのは
イブ・サンローランのロゴ
そして何処かで観た事のあるタイポグラフィー
しかし何と言っても有名なのはポスター
北方旅行(1924)
沢木耕太郎の著書「深夜特急」の表紙にも使われた。
アトランティック号(1931)
 ノルマンディ号(1935)
旅へ誘うダイナミックなポスターの構成力は圧倒的で
亀倉雄策氏の第一回「東京オリンピック」ポスターに
彼の影響が見られる。
食前酒デュボネのポスターは
考えればアンクル・トリスの原型だ。
後年、活動拠点をニューヨークに移し
雑誌ハーパース・バザーの仕事等で
トップ・デザイナーとして活躍した。
彼の此れ等のリトグラフ・ポスターは今や
ロートレックと並ぶフランス美術の傑作として
驚くほどの高価で売買されている。
弟子にはサヴィニヤック等も育てたが
惜しくも67歳で拳銃自殺している。


ナポリタン・スパゲティ
”ナポリタン”という名前のスパゲティは
本場ナポリのメニューには無いそうだ。
横浜のニューグランド・ホテルがGHQに摂取されて
進駐軍の司令部に成っていた頃、ホテルのコックが
米軍の食料品ハムとトマト・ケチャップの
在り合せで作ったのが最初だとか?
(アメリカ人は子供の時からケチャップが大好きだからネ)
それは、ともかく今でも下町の喫茶店ランチの定番。
旨い不味いとかでは無くて、懐かしい味というのがポイント。
だから無性に食べたく成る時がある。
昨日も、そうなって作った。
だいたい、喫茶店ではパスタを一度に茹でて
保存してある事が多いが
自分で作る時は、ちゃんとアルデンテ。
ハムと玉葱、ピーマンをニンニクで炒め塩胡椒
トマト・ケチャップをドボドボ。
パスタの茹で汁を一すくい足して絡めれば完成。
好みでパルミジャーノをかければ、まず失敗は無い。
それでも酷い喫茶店に入っちゃった時は
タバスコをかけて誤摩化す(笑)

昨日は此れにトマトにバジルを載せ
ヴァージンオイルをかけて。

茹で蛸とシメジをニンニクを入れて
低い温度で揚げたアヒージョ。
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見砂直照と東京キューバン・ボーイズ:タブー
本当は”ラップ”よりも此方を先に出すべきだったが
名前に”キューバン”を入れている此の楽団は
日本のラテン楽団の草分けだから、皆さんご存知だろう。
此れを演奏した初代の見砂直照氏は既に亡くなり
息子の和照氏が楽団を引き継いでいる。
恐らくコチラは息子の方だと思うが
親子でもだいぶアレンジが違うのが興味深い。
一方、此れは
静岡を本拠にして活動している
足立正氏の編曲に因る
富士山が見えて来る様な叙情的なアレンジが
何処か長閑(のどか)で懐かしい。
ひょっとして此の曲、日本の民謡だったかな?
と錯覚してしまうのが面白い。