2013年6月3日月曜日

Dimitri Tiomkin's World #-7
Giant - (1956)-Dimitri Tiomkin
此の映画は完成直後、自動車事故で亡くなった
ジェームス・ディーンの遺作として有名だが
名匠ジョージ・スティーブンスが
「シェーン」(1953)に続き
第29回アカデミー監督賞を獲得した作品である。
女流作家エドナ・ファーバーのベストセラーを映画化したもので
テキサスの大牧場主一家と、その周りの人々の長い歴史を
油田開発や人種差別問題も絡めて描いている。
それは又、アメリカ現代史を描く事であった。
広大な土地に繰り広げられる栄枯盛衰の人間ドラマに
ティオムキンは宗教音楽のオラトリオの様に
大合唱を用い、そのスケール感を出している。

2013年6月2日日曜日

おウチで楽しむカクテル講座 #-35
チャーリー・チャップリン
Charlie Chaplin
<レシピ>
アプリコット・ブランデー-45ml
スロージン-45ml
レモン・ジュース-45ml
此れ等をシェイクしてグラスに注ぐ。

此のカクテルは別に喜劇王チャップリンが考案した訳ではない。
使われるスロージンが単にチャップリンの生まれた英国の
リキュールであることから此の名前が付いたらしい。
他のカクテル同様、かなり強引なネーミングだが
アプリコット&レモンの甘酸っぱい口当たりが
”面白うて、やがて哀しき”チャップリンの世界に近いか?と
名付け親を弁護して置こう。

ところでグラスの側に居る山高帽のオジさんは
チャップリンでは無い、漫画タンタンに登場する
刑事デュポン&デュボン氏のコンビのどちらか?
似ているから騙されるだろうけど
(チャップリンはチョビ髭)
よく見ると髭が跳ね上がっているからデュポン氏だね。
Dimitri Tiomkin's World #-6
紅の翼 (1954) - Dimitri Tiomkin
後のパニック映画の先駆けの様な作品。
大きなジョン・ウェインが副操縦士を演じるから
4発旅客機も狭く感じる。
22名の乗客に、それぞれのドラマも有り
ホノルルからサンフランシスコまで大暴風雨の中の
フライトは緊張感が有った。
とにかく西部劇、スリラー、パニックものと
何でもそつなくこなすティオムキンは
暫くハリウッド映画には無くては成らない存在だった。
そう云えば、石原裕次郎の同名の映画もあった
コチラは、あの佐藤勝が作曲しているが
余り、裕ちゃんのパイロットは、らしく無かったな。


いつもの朝定食
魚屋の店先に350円で出ていた鰆の味噌漬
大きくて此れは半分、だから175円。
味噌が、甘すぎず辛すぎず丁度良い。
金目は倍近くするが私は此れの方が好きだ。

味噌と云えば味噌汁は纏めて採った昆布鰹だしの残りで
豆腐とシメジと葱、赤と白の紅白合わせ味噌。

納豆には、やや値段の下がった茗荷

茗荷と云えば糠漬けの茗荷も旨いものだ。
浅漬けでシャキシャキしたのは最高!



2013年6月1日土曜日

おウチで楽しむカクテル講座 #-35
マンハッタン
Manhattan
<レシピ>
カナディアン・ウイスキーもしくはバーボン-45ml
スウィート・ベルモット-15ml
アンゴスチュラ・ビターズ-1dash
これらを全部ステアしてカクテル・グラスに注ぎ
レモン・ピールを絞りかけ
マラスキーノ・チェリーを沈める。

カクテルの女王と呼ばれるほどポピュラーなものだが
由来は、あのチャーチル首相の母親が19代米国大統領選時
ニューヨークのマンハッタン・クラブで考案したので
此の名が付けられたとか。
息子のチャーチルは以前、此処にも登場した
ドライ・ジンに、ベルモットは見るだけで入れない
超ドライ・マティーニが得意だったから
母子揃ってのカクテル・マニアだったという事に成る。

上の画像は私が作った”マンハッタン”
最近はカクテルもC.Gで作れるのだよ。
(観るだけで飲めないけれどネ)
サクランボを持ったバニー・ガールはオマケ。




快気祝いに手巻き寿司
昨日の朝、もう一度病院に指の検査に行ったら
「化膿止めの薬とアルコールは全く関係ありません」と
ややサディストぎみの若いドクター。
う〜ん何の為に私は断酒したのか?
痛みも無くなったので、もう痛み止めの薬も飲んでいない。
それでは・・・と昨夜は快気祝い。

チャリを飛ばし伊東のいつもの魚屋へ。
マグロ等の刺身を手巻き寿司用に切ってもらう。
大旦那が、だいぶオマケしてくれた。
スーパーで芽ネギやアボガドそして生ワサビも購入

まず酢飯を、昆布だしで炊いた御飯で作る。

お酒は、いつも飲んでる”コノスル”の発泡酒
シュッポ〜ン!とシャンペンで寿司もオツなもの。

チェイサーには昆布&鰹だしの豆腐と茗荷のお吸い物。
さて今日から平常の生活に戻るぞ!

Dimitri Tiomkin's World #-5
high noon (1952) - dimitri tiomkin
何と云ってもティオムキンの代表作と云えば
Do Not Forsake Me, Oh, My Darlinで有名な「真昼の決闘」だろう。
監督フレッド・ジンネマンはマッカーシー旋風が吹き荒れた
ハリウッド映画界の”赤狩り”(1948〜1953)に
脚本のカール・フォアマンと共に
当時の社会状況を此の西部劇映画に重ねたので
映画の結末の様にハッピーエンドとはならず
当然取るべくした監督賞、作品賞、脚本賞を逃してしまった。
(なんと作品&脚本賞は「地上最大のショウ」)
映画界が政治に屈したワケである。
それはハリウッドの汚点として今でも語り継がれている事実で
此の作品が西部劇のワクを越えた人間の弱さと強さを描いた
名画としての評価は揺るぎない。
そんな状況にも関わらず今日の此の1曲に
アカデミーが歌曲賞を与えずにおられなかったのが
テォムキンの才能と云うか実力だったのだろう。