2013年6月1日土曜日

Dimitri Tiomkin's World #-5
high noon (1952) - dimitri tiomkin
何と云ってもティオムキンの代表作と云えば
Do Not Forsake Me, Oh, My Darlinで有名な「真昼の決闘」だろう。
監督フレッド・ジンネマンはマッカーシー旋風が吹き荒れた
ハリウッド映画界の”赤狩り”(1948〜1953)に
脚本のカール・フォアマンと共に
当時の社会状況を此の西部劇映画に重ねたので
映画の結末の様にハッピーエンドとはならず
当然取るべくした監督賞、作品賞、脚本賞を逃してしまった。
(なんと作品&脚本賞は「地上最大のショウ」)
映画界が政治に屈したワケである。
それはハリウッドの汚点として今でも語り継がれている事実で
此の作品が西部劇のワクを越えた人間の弱さと強さを描いた
名画としての評価は揺るぎない。
そんな状況にも関わらず今日の此の1曲に
アカデミーが歌曲賞を与えずにおられなかったのが
テォムキンの才能と云うか実力だったのだろう。

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