2022年5月31日火曜日

世界音楽旅行 番外編その3
流浪の旅 鶴田浩二
日曜祭日に言問橋を渡ってくる歌の好きな方々が
黒い箱形の車の上のスピーカーから流していた歌が此れ。
現在中国は香港の次に台湾と見せかけて
着々とアフリカ諸国を”一帯一路”と経済援助と称して植民地化
まあ、昔の日本と同じだ。
でも、此の歌に”男のロマン”を感じてしまう私。
でも最近の黒い箱形の車から流れてくる歌は
鶴田浩二を知らない世代らしく
東宝怪獣映画の”地球防衛軍”のテーマ。

2022年5月30日月曜日

丸赤のサバの干物定食

自家製金平牛蒡

土窯で炊き立てご飯

味噌汁の具は豆腐と焼きネギ



 

世界音楽旅行 番外編 昭和歌謡その2
ナイルの歌:二村定一
昨日に続き二村定一の歌で堀内敬三訳詞
ジョージWメイヤー作曲
歌手の二村は下関の料亭の経営者と義太夫芸妓との
間に生まれた妾の子、小さい時に宝塚歌劇団に憧れ、
その後、浅草オペラに入団するも関東大震災で
浅草オペラは衰退、いち早く米国ポピュラーソングに
興味を持ち、自己流でクルーナー唱法を覚え
ジャズバンドにヴォーカリストとして参加
日本有数のジャズシンガーとなった。
日本ビクターで吹き込んだ先の”私の青空”と”アラビアの唄”が
日本で最初の流行歌手として売れに売れ
その大きな鼻をシラノノド・ベルジュラックに
例えられ”ベーちゃん”と呼ばれ人気者となった。
エジプトのナイル風景を堀内敬三が訳詞
当時の日本人が誰も行ったことのない映像を思い浮かべた。





















2022年5月29日日曜日

世界音楽旅行 番外編 昭和歌謡その1
アラビアの唄 :二村定一 
自分で行かずに世界旅行をしていた歌が有る。
此れは昭和3年と言っても解りづらいが1928年
今から94年前に先に”君恋し”で登場した
二村定一という歌手がレコードに吹き込んでいる。
此の歌はMGM映画「受難者」(1927)の主題歌で
作曲作詞はフレッド・フィッシャーの歌を
当時米国から帰国した堀内敬三が訳詞してヒットさせた。
此の堀内敬三の名が私の記憶にあるのは
NHKラジオ番組「話の泉」で”お話は堀内敬三さんでした”と
アナウンサーが繰り返し言っていたからである。
彼は、あの”浅田飴”の御曹司で、早くから海外に留学
訳詞だけでなく現在の慶應義塾大学応援歌
”若き血”の作詞作曲者でも有り
松竹蒲田撮影所の音楽部長、日本大学教授を兼任
現在も続く「音楽の友」誌の設立者でもある。
さて歌手の二村定一については、又次の機会に。







 

2022年5月28日土曜日

「ガンファイターの最後」(1969):監督アラン・スミシー

リチャード・ウイドマークが扮する昔気質の保安官と

急激に近代化した西部の街の市民との対立が描かれている。

此の映画が米国映画史で特別な存在なのは作品では無くて

監督の名前アラン・スミシー

此れはハリウッド映画協会が公然と発表した偽名

つまり先に監督ロバート・トッテンが主演のウイドマークと

ソリが合わず降板してドン・シーゲルが代わって演出したものの

ドンも此れは私の名前はだすな!と拒否したから

映画協会はアラン・スミシーと奇妙な名前を創作したという訳。

まあ、そんな訳で完成度は低いのだが作品として

不思議な魅力を持った西部劇だ。

冒頭から主題歌とともにジャズシンガーのレナ・ホーンが登場

スタイリッシュな映像で、アメリカン・ニュー。シネマの設え。

そして、これ以上の悪役面は無いというリチャード・ウイドマークが

意外にも保安官役で情け容赦もなく卑怯な奴を撃ち殺す。

それが発端となって、それまで彼を保安官として

雇っていた市議会のメンバーは、正当防衛を超えていると

彼を罷免をしようと対立する。

此の対立の構図が、今一つ明確に描かれてい無いのが

此の作品の欠点だが、それでも西部劇のカウボーイ達の中に

初めて車が登場し、議事堂が大きく建てられた街に

酔い潰れて自分の事務所の牢屋で寝てしまう保安官は

時代遅れなのは、他の映画でも出てきた。

ともかく、街の裏の部分を知りすぎていた

保安官リチャード・ウイドマークは最後のガンファイターとして

格好良く殺され街の近代化は進むというラスト。

あっネタバレしちゃった(御免)

もう少しで西部劇の名作になったのに惜しい作品だ。


世界音楽旅行インドその4
『バーフバリ 王の凱旋』“バーフバリ万歳”
昨日に続き世界中で大たりしたインド映画。
此方はミュージカルでは無くアクション歴史物だが
やはり歌って踊る場面がふんだんに出て来る。
いや、ふんだんどころかインド料理をフルコースで
朝昼晩と3回続けて食べた様な満足感というか
ゲップが出まくり映画。
これも現在のインドの国力をまざまざと感じさせる。




 

輸入品でディナー

スペイン産のサラミを切る。

チリの赤ワインを開ける。

ホワイトアスパラはペルーから

日本は世界中の食材が揃う

でもモッツァレラを切らして

豆腐でカプレーゼ(^^;;


 

2022年5月27日金曜日

界音楽旅行インドその3
「ムトゥ・踊るマハラジャ」より ティラーナ・ティラーナ 
いきなり「大地の歌」から此の映画に飛ぶのは
インド映画に対して失礼だとは思うが私の中では
モノクロ映像の墨絵の世界から極彩色の若冲に変わった感。
ハリウッドをモジってボンベイだからボリウッドと称された
新しいインド映画はミュージカル中心、歌って踊るものばかり
驚くやら呆れるたら、でもそのエネルギーは
今のインドの隆盛を予感させる何があった。




 

ちりめん山椒定食

出来上がったヤツを早速

糠漬けもまあまあ

味噌汁の具はキャベツとエリンギ

納豆には茗荷

朝から雨!でも午後には晴れるらしい。




 

2022年5月26日木曜日

世界音楽旅行インドその2
PATHER PANCHALI Theme music:Ravi Shankar
ラヴィ・シャンカールが音楽をつけた此の映画は
邦題「大地の歌」(1955)として公開された。
岩波ホールだったか新宿のアートシアターだったか?
とにかく白黒映像で映されたインドの風景が
アジアのそれとして自分の故郷を見る様
私して登場する男の子に小さい頃の自分を重ね
ひたすら、その映像に泣かされ美しさに酔ったものだ。
それを増幅したのがラヴィのインド音楽
古典のメロディをベースに彼のオリジナルを加え
インドの四季、家族の喜怒哀楽を民族楽器シタールをベースに
淡々と、時に激しくエモーションを盛り上げている。







 

昨夜のディナー

年寄りは肉を食え!と

いろいろ身体に良いらしい

という訳で

メガドンキでセールの肉を見つけ

即ゲット(^^)

ランチョンマットも当にステーキ用

アメリカ土産にいただいた物。


 

2022年5月25日水曜日

世界音楽旅行インドその1
 Ravi Shankar - Woodstock 1969 - Evening Raga
インドネシアからインドへ
私はスリランカは行ったがインドへは無い。
でも、その音楽に触れたのは此の映画「ウッドストック」(1969)
そこに登場したラヴィ・シャンカールの演奏は
他のロックスターとは全く違う初めて聴く神秘的な音楽だった。
シタールという、その楽器は、それまでビートルズのアルバム
Rubber Soulの”Norwegian Wood ”に使われていたりしたが
御本家のそれは当に宗教儀式を見ている様で
バリ島のガムラン音楽同様、深く精神的なものを感じさせた。





 

居酒屋ムードの漂う朝ご飯(^^)
北海道の巨大アサリで味噌汁

鯵の刺身とホタルイカは兄貴

糠漬けも兄貴

納豆にはいつもの茗荷とオクラ



 

2022年5月24日火曜日

断崖絶壁の超希少ザル
現在、生息するのは約1000頭ほど
その子猿、顔は白く黄金の毛に覆われ可愛い。
中国のベトナム国境近くの密林の植物を餌に
普段は、その密林にそびえ立つ石灰岩の崖の上で暮らしている。
何故敢えて、そんな危険な場所に住むのか?は
地上に居る天敵の大蛇や豹から身を守る為。
それで思い出したのが
此の映画「タイムマシン」(2002)
監督は原作者H・G・ウェルズの曽孫サイモン・ウエルズ
時代設定は1890年のニューヨーク。
冒頭、恋人を強盗に殺された主人公が、何とか過去に戻れないかと
タイムマシンを発明する。
それに乗り過去へ行く筈が何故か未来へ行ってしまい
そこは80万年2701年、未来人は人間と同じ容貌だが
彼らを襲い食べる異形の種族が地上には住んでいた。
未来の人間は、それらから身を守る為
崖の途中に此の様な棲家を造り、住んでいる。
此れがシロアタマラングールと、ほぼ同じ生態。
果たしてH・G・ウェルズは此の奇妙な中国の猿の事を知っていたか?
もしくは曽孫サイモン・ウェルズの大胆な創作か?
此の映画、「タイタニック」のデジタルドメインが手掛けた
SFXが素晴らしく、100年単位で変貌す地球に度肝を抜かれるし
その年のアカデミー・メイクアップ賞を得た異形の種族の
スピード感あふれる動きにも圧倒される筈。



世界音楽旅行インドネシアその13
Bali Rindik Bamboo Music 
昨日に続きバリ島のガムラン音楽だが
此方は管楽器ではなく竹で出来たシロフォンに近い楽器。
どちらが先かは知らないが土地に豊富な竹林で
此の楽器を作ろうという発想は自然のものだろう。
管楽器に比べ素朴な音色が耳に優しく
今流行のヒーリング・ミュージックに最適。
YouTubeには、かけっぱなし用2時間なんて曲も出ている。




 

コロナビールでディナー

グリコ・キャラメル以来オマケには弱い私だが

スーパーのレジの側にコロナビール6本で

此の黄色いノベルティ・バケツが貰えるに飛び付いた。

それで昨夜は鯵の刺身をカルパッチョに、アボガドの穴に粒ウニ

茹で置きのパスタにセロリとシメジとちりめんジャコで炒め酒醤油。




 

2022年5月23日月曜日

世界音楽旅行インドネシアその12
Gamelan : Sound Tracker
インドネシアのバリ島に奇跡の様に残る此の音楽は
インドのヒンズー教の流れを汲む、その宗教行事で演奏される。
主に多数の管楽器と太鼓の編成され、地区の村々の人々で生み出す
そのハーモニーはブルガリアン・ポリフォニーと並ぶ
貴重な世界音楽遺産。
熱帯の暑さの中で聴くと、極楽浄土が目の前に広がる様だ。







 

筋子定食

ナメコと豆腐の味噌汁

糠漬けはキャベツが良く漬かっていた。

納豆にはオクラを刻んで。

さて未だはっきりしないが今日は晴れか雨か?


 

2022年5月22日日曜日

世界音楽旅行インドネシアその11
kangen:Evie Tamala
今日のダンドゥットは昨日のエルヴィ・スカシエと
同じ女性歌手でイーヴィ・タマラ。
彼女はシンガーソングライターでオリジナルで勝負をしている。
でもお聴きの様にメロディはバリ島のガムラン音楽のそれ
インドネシアの伝統を見事に現代に蘇らせている。



 

浅草リスボンのチャプスイを再現!

まあタンメンの麺抜きとトライ

ほぼ成功(^^)

ブロッコリーを茹でて

焼売は蒸してキャベツを刻む。

そんな訳で今夜は休肝日に。


 

2022年5月21日土曜日

「牛泥棒」(1943):ウイリアム・A・ウエルマン監督

"恋泥棒ならいざ知らず"牛泥棒"なんて

野暮ったいタイトルの西部劇は聞いた事もない。

果たして日本未公開、それもその筈

作られたのは太平洋戦争末期

日本が敵国の映画なんて輸入する訳がない。

輸入されたってポスターはカラーでも映像はモノクロだし、

此んな内容では誰も観に行かないだろう。

その内容とは、当に題名のまんま牛泥棒

牛泥棒を西部の町の人々が追いかけて捕まえ、

裁判にもかけず、その場で吊るし首にする話である。

西部劇らしい撃ち合いもインディアンも出てこず、主役のヘンリー・フォンダの活躍もなく只々彼はそのリンチに立ち合わせられるだけ。

彼が此の後出演した、シドニー・ポラック監督の法廷物「十二人の恐れる男」に近い、シリアスな社会派ドラマである。

1943年と言えば当時の日本は終戦間近、竹槍で本土決戦の用意してた頃。

アリゾナで原爆実験を重ねているのと並行して

こんな真面目な映画を作っていたアメリカとは、一体どんな国なんだ?

まあ、ナチスに占領されながら「天井桟敷の人々」を撮っていたフランス人も凄いが・・・。

それは兎も角、牛泥棒に間違われた男3人は、吊るし首にされた後、無実が証明され、その中の一人が妻と子供に宛てた手紙をリンチした男達に、最後まで反対したヘンリー・フォンダが読み上げるという、なんとも虚しい結末だ。

多分、アメリカでも此んな映画は当たらなかったろう。

でも作った監督ウイリアム・A・ウエルマンの名前は

此の"牛泥棒"と共に記憶しておこう。

世界音楽旅行インドネシアその10
Elvy Sukaesih - Jangan Kau Pergi (恋のフーガ)
ダンドゥトの女王と言われるのが此のエルヴィ・スカシエ
圧倒的な歌唱力で歌われる此れはザ・ピーナツのヒット曲
プロデュースは昨日のサンディの元夫の久保田真琴
確か他にも日本の曲のカヴァーがあった筈。
映像が古いのでハッキリしないが
その方が彼女は良いかも知れない。
インドネシアの女性歌手は八代亜紀なんて目じゃない
凄い化粧だからね。




鯵の干物定食

いつもの通りの納豆と茄子の味噌汁。

糠漬けは未だ発酵が足りない。

でも確実に昨日よりは良い。