エンニオ・モリコーネの映画音楽集 #16
The Mission (1986)
英国のローランド・ジョフィ監督が
「キリングフィールド」の2年後に撮った作品。
南米のスペイン統治時代、イエズス会宣教師のジャングルの中での
先住民族への布教活動をドラマチックに描いた作品。
その年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞
アカデミー撮影賞、ゴールデングローブ脚本賞に輝いた。
主人公が、先住民に音楽を通じて接近しようとするのが
オーボエという楽器。
モリコーネは、そのモチーフに最大限の
美しいメロディを与え、先住民ならずとも
此の映画を観る誰をものが此れには納得させられる。
此の曲は”ガブリエルのオーボエ”として
映画以外に、一人歩き沢山のカバーを生んでいる。
それまでモリコーネの映画音楽に
殆ど民族音楽は使っていなかったが
此の作品ではドラマの背景から、スペインの生ギターに
原住民の打楽器の組み合わせなど挑戦して臨場感を
出して成功してる。
それにしてもロバート・デ・ニーロ
ジェレミー・アイアンズにリーアム・ニーソンと
南米イグアスの大滝に対抗すべく
よく、これだけの”濃い役者”を集めたものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿