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禁じられた恋の島＆祖国は誰のものぞ

作曲：カルロ・ルスティケッリ

1962年前後がカルロ・ルスティケッリの全盛期と言えよう

上の二つの曲を聴き比べてみると
まずルイジ・コメンチーニ監督の「禁じられた恋の島」は

イタリアの風土に根付いた叙情的なメロディが美しく
ナンニ・ロイ監督の「祖国は誰のものぞ」は

第２次世界大戦終結時のナポリの４日間の

市民の抵抗運動を描いたドラマチックな音楽が

観客を高揚させる。

とても同じ作曲家と思えない作風だ。

彼の豊かな才能が此の時期、見事に花開いて

コンビを組んでいた監督ピエトロ・ジェルミとは

又、違う魅力と成っている。

翌年に「ブーベの恋人」と言う大ヒットが在ったが

それは又、明日・・・。