2014年12月16日火曜日

i-Phoneか i-Padの方はタイトルをクリック↓
ベニスに死す:グスタフ・マーラー
”クラシック音楽と映画との出会い”シリーズも
そろそろ、お終いにしようと思っているが今日は
トーマス・マンの原作をルキノ・ヴィスコンティが映画化した
映画史上に輝く泰西名画の様な作品。
小説では主人公は小説家だが、ヴィスコンティは作曲家に変え
アッシェンバッハと云う名にしている。
でもモデルは明らかにマーラー本人だ。
だから、音楽には彼の曲の中ではもっとも終末感漂う
”交響曲5番”が選ばれた。
まあマーラーの作品には勇壮感はあっても
煌びやか華やかなものは少ないが・・・。
船で出会った美少年に一目惚れし
夢中で追いかける老作曲家に待っているのは
身の破滅、悲劇でしか無い。
ベニスに流行した疫病にかかり
それでも病院にも行かず転地もせず、
ひたすら、浜辺に少年の影を追い、恍惚状態で
朽ちる様に死んで行く主人公は、
まさに究極の”滅びの美学”。
ヴィスコンティが意図した以上に
マーラーの此の”交響曲5番”は、その総てを表現して
余り有るものがあった。

0 件のコメント:

コメントを投稿