サブカルチャー史60'年代のフランス編で
少しアルジェリア戦争の”影”に触れていたが
私には此の映画のオープニングが確か
”アルジェリア帰り”だったなと、昨夜DVDを又観た
2枚目のアラン・ドロンと対極的なキャラクターの
チャールズ・ブロンソンのユニークな組み合わせは
当時、此のポスターだけで観客を大動員した。
私はドロンがブロンソンのタバコに火を付けてやる
ラストシーンしか覚えて居なかった。
二人はアルジェリア帰りの船が一緒だっただけで接触は無い。
しかし豹柄コートを着た女がドロンを執拗に追いかけるのに
興味を持ったブロンソンが彼に興味を持つ。
女は軍医のドロンに、地下金庫の大金を奪う計画を持ちかける。
その計画に乗るドロンには、、それだけの理由があったことが後に分かる。
そうアルジェリア戦争は、やはり徴用された若者に
影を落として居たのだ。
その後遺症から自殺願望になった「鬼火」のモーリス・ロネ
そして傭兵らしきブロンソンにも・・・。
此の映画はドロンとブロンソンが地下金庫の前で
クリスマス・イブに金庫を開けようとした挙句
逃げ場を失い絶体絶命に追い詰められて行くサスペンスだが。
その過程で殴り合う男対男の憎しみが、何時しか友情に変わる
とても怪しい映画なのだ。
その世界を盛り上げるのは近未来的なビルのインテリアに
当時、絶好調の作曲家フランソ・ド・ルーベ。
監督ジャン・エルマンは此れと「太陽の200万ドル」と寡作だが
もっと評価されて良いはずだ。
”俺たちは一緒じゃなかった”とあくまでもシラを切る二人に
女達のドンデン返しのラストが待っていた。
ボケるのも悪くない、映画の展開を殆ど忘れていたのだから(笑)