2018年2月3日土曜日

ジョルジュ・ドルリュー作曲集その23(最終回)
「マグノリアの花たち」(1989)
米国南部の田舎町を舞台に難病を抱えた母親と
近隣の女達の友情を、オスカー女優たちの
ユーモアを交えた競演で描いている。
ドルリューの音楽は難病ものだけに
心温かい、いつものメロディだが
此には南部らしくハーモニカが使われ
ブルースの本家・南部の空気感も出している。

コンビを組んでいたトリフォー(1984没)も既に居なく
すっかり米国でも認められたドルリューは
本拠地をロサンゼルスに移し
此の後、コメディ映画「カーリー・スー」や
ジャック・ニコルソンの「お気に召すまま」のスコアを書いて
1992年に66歳で現地で亡くなっている。
まだ紹介して居なかったものもあるが
マエストロ・モリコーネと同様、1小節を聴いただけで
彼と判る濃密で叙情的なメロディ。
それらは皆、世界映画史に残るものばかりである。










楽器柄アロハ2着
もともと此はスカーフ用のサイズで
普通の生地サイズより小さい。
そして周りにピアノの鍵盤の縁取り
さて、これをどうするか?が今回の課題。
まず左は鍵盤無しで1着縫ってみた。
後ろはヨークを足すと何とかなるが
前は上下の長さが足りない。
それで鍵盤を裾に生かしてみた。
左は、それならと鍵盤を
襟から前の両脇に縦に生かしてみた。
どうせならと小襟の裏側も鍵盤と
難易度の高い技に挑戦!
ご覧のように何とか収まった。
しかし此処で、既に5m購入した生地は
殆ど使い果たし、ポケット部分の柄合わせは
無理かと思ったが端切れの中から
奇跡的にWる模様を発見!
やはり私は何か持ってる(笑)
勇んで縫い付ける、その縫い付けるだが
此の生地、スカーフ用でシルク
(まあ値段からして当然、人絹)
着る分にはサラサラして汗には良さそうだが
ミシンには何ともフワフワして形が収まらず
躾けアイロンも、ちゃんと効かない。
細かくピンで押さえてミシンをかけても
微妙にズレる、糸をほぐして、又縫い直しを
何度も繰り返し今日で3日目・・・。
肩がこるし腰も痛い。
嗚呼ストレスで限界だ〜。

国際的な素材の競演
宇佐美の生若布とキノコのサラダ
USAのソフト・サラミ
フランスのナチュラル・チーズはグリシーニに。
広島産の牡蠣にイタリアのパスタは醤油が隠し味。


2018年2月2日金曜日

ジョルジュ・ドルリュー作曲集その22
↑クリック
「老人と子供」(1968)
此れもドルリューの初期の作品。
ナチス占領下のパリでユダヤ人の両親が
危険を察知して子供を田舎へ疎開させる。
”絶対に自分はユダヤ人と云うな”と約束させて。
しかし、その相手が実は大のユダヤ人嫌いの老人だった。
老人は「大列車作戦」の名優ミシェル・シモン
少年は監督クロード・ベリが見つけたズブの素人
此の老人と少年は何故かウマが合い、いつユダヤ人とバレるか
観客をハラハラさせながらも、仲良く生活を共にする。
此の映画ではドルリューの基本形とも言える
叙情的なメロディーがふんだんに使われている。
それをコレは「まぼろしの市街戦」
コチラは「ビバ・マリア!」と
あれこれ当てるのが楽しい。

馬刺しディナー
此の馬肉の生産国はポーランド。
”お前、随分と遠くから来たんだな”と
話しかけてニンニク醤油で口に放り込む
茄子は油で炒めて生姜醤油。
豆腐とネギの味噌汁に糠漬けは大根と胡瓜。
食後の映画館はスウェーデン製の007こと
「ハミルトン」シリーズ
結構良くできていて続けて2本見てしまった。
スウェーデン映画と馬鹿にしたが
考えれば巨匠ベルイマンの国、映画の水準は高いのだ。
北欧からみた今の西側対イスラム勢力の
表現が面白かった。


2018年2月1日木曜日

ジョルジュ・ドルリュー作曲集その21
「サンスーシの女」(1982)
此処で又ドルリューの年表は戻るが
どうしても外せない作品が此れだ。
女優ロミー・シュナイダーの遺作。
第二次世界大戦下、ナチスに翻弄される
薄幸な女性を2役で演じた。
彼女は映画でも悲劇のヒロイン役が多かったが
実生活も幸せとは縁の無い女性であった。
二度の離婚、前夫の自殺、
アラン・ドロンとの婚約解消に腎臓病
そして息子の事故死が次々に彼女を苦しめ
ついには睡眠薬の大量摂取
此の作品の完成直後に43歳の若さで亡くなっている。
ドルリューは、それを予感していたかの様な
悲しみのシャンソンを此の作品に付けた。
コチラの映画のワンシーンが泣ける。




酢牡蠣とうどん汁
生牡蠣を自宅で食べることは無いのだが
見るからに鮮度の良いものを見て購入
一応、塩水で洗い、きゅうりとポン酢で。
独特の風味が口に広がり
これなら当たってもという気分にさせた。
おでんに使ったツミレや竹輪が残っていたので
アゴだしに酒と醤油を少々、なば菜にお揚げも足して
少しビンボーな、うどんすき。
身体が一気に温まる。