The Tailor of Panama(2001):ジョン・ブアマン監督作品
先ず、ピアーズ・ブロスナンは、ショーン・コネリーが
苦労したように俳優として007のイメージを拭うのに
いろいろ試行錯誤して居たように思える。
タイトル・ロールも主役扱いポスターもメインだが
主役は題名通り”パナマの仕立て屋”役のジェフリー・ラッシュである。
ロンドンのM.I6から始まり、ブロスナンアクション映画と思いきや、
観客はペテンににかけられる展開となる。
原作は「寒き国からのスパイ」のジョン・ル・カレ
先日、馬鹿トランプが”パナマ運河を取り返せ!”と
まだ言っていたやつである。
それは1950年から俺が作った運河なんだからと
騒いでいる案件だ。
話はM.I.6からパナマに左遷された諜報部員ブロスナンが
政府の上層部に仕立て屋として出入りしているジェフリーに
反政府運動の情報を探り出すように仕向ける。
彼がロンドンの有名なサビルローで修行したと言うのは嘘で、
実は前科者で刑務所で背広の仕立てを習ってたのである。
その嘘を女房にバラすぞと脅されて仕方なくジェフリーが動き出す。
今はアル中で革命の”か”の字もない男や、自分の秘書を
反政府運動のリーダーに”仕立て”上げると言う、何とも間抜けな展開。
此の人間くさい役を「シャイン」のオスカー俳優が見事に演じ
その妻役が私の贔屓・演技派女優ジェレミー・カーティス。
期待した007のアクション場面はほとんど無いけれど
パナマの仕立て屋が追い詰められてゆく様はスリルがある。
彼が追い詰められてついた”嘘”にアメリカのペンタゴンや
パナマ政府も軍を動かして大騒ぎとなる。
果たして如何なる結末に・・・
それにしても007の”女たらし”のキャラそのまま演じた
ブロスナンはピッタリなんだが、満足しているのかな?
此の後、「ダイ・アナザーディ」に出て
計4本ジェーム・スボンドを演じたが
監督のジョン・ブアマンに騙されたと思っているんじゃ無いかな
デビュー作リー・マーヴィンの「ポイントブランク」以来
私は大ファンなんだけれど。


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