「マリーゴールドホテルであいましょう」(2004)：ジョン・マッデン監督作品

監督の名前に聞き覚えがあると思ったら「恋に落ちたシェークスピア」で オスカーを総なめにした監督だった。 話は「コクーン」で養老院の隣のプールで老人たちが若返った様に 英国の男女の老人たち7人がインドの題名のホテルで若返る話である。 そこには宇宙人も若返りの仕掛けもないが 英国から遠く離れたインドはジャイプールという地方都市の喧騒 文化の違いが彼らに何かの魔法をかける、いや魔法ではない。 余りにも、それまでの生活と違う環境に戸惑い それぞれが人生の意味を問い直す構成だ。 此の映画コメディというジャンルに入れられているが 喜劇役者は誰も居ない、実力のある演技派と呼ばれる俳優ばかり 中には先日亡くなった大女優マギー・スミスも居るし そのライバルだったジュディ・ディンチが、ほぼ主役 でも二人の絡みは殆ど無い、それぞれがホテルにブツブツ文句を言いながら 自分の居場所を作る。 我々日本人は判らないインドと英国は植民地時代の名残りというか 独特な関係がある様、英語が共通用語。 兎に角、映画に登場するのは老人の男女ばかり それも癖のある絶対同席したくない頑固な奴ばかり。 唯一若いのはホテルの経営を任されている青年だけ。 此の青年役に「スラムドッグ💲ミリオネア」のデーブ・パーテル ひとりコメディリリーフとしてドラマを掻き回す。 昨夜は此れの１作目を観たのだが、強引なハッピーエンドに 大丈夫なのか？と不安を残り 案の定、第二作目も作られたらしく今夜は続編。