Where Flamingos Fly：Stan Getz

昨日のヘレン・メリルと同じで

彼もユダヤ系ウクライナ移民の子として

ペンシルバニアに生まれている。

子供の時から音楽に長けておりハーモニカから

高校生になるとテナー・サックスへと、その才能は開花した。

スタン・ケントン楽団でその位置を固め

若くしてトミー・ドーシーやベニー・グッドマンの楽団で

彼らしい”クールジャズ”の演奏家として知られるように成った。

しかしジャズプレイヤーのお決まりのコース”酒とドラッグ”を覚え

1954年には、それを欲しさに薬局の強盗事件まで起こし

半年の刑期の後、北欧のスウェーデンに移住し

その地で活動するも1961年に米国に戻り、折からの

ブラジル音楽ボサノヴァに刺激され、それを取り入れた

アルバム「ジャズ・サンバ」「デサフィナード」で

グラミー賞を得てボサノヴァ奏者として返り咲いた。

私が彼の日本公演を観たのは、その頃かもしれないが

此の曲を聴いたかは記憶にない。