2023年3月31日金曜日
2023年3月30日木曜日
E L O - Confusion
この辺りからオーケストラもシンセサイザーに変わって行く。
2023年3月29日水曜日
此のジャケット写真のカメラマンはモシェ・“ハリウッド”・ブラカ。
それまでのジャケットに無い鋭いファッションセンスの映像も
ヒットの大きな要因だろう。
2023年3月28日火曜日
2023年3月27日月曜日
2023年3月26日日曜日
2023年3月25日土曜日
彼は”モダンジャズの帝王”と呼ばれるが
彼の凄さは同じ位置に留まらず絶えず進化し続けたところにある。
クール・ジャズ、ハードバップ、モード・ジャズと
流動する、その流れを先取りし此れぞと言う若手のプレイヤーを
他のバンドから引っこ抜き、育て、成った実を
一番先に食べていたと言う人もいる。
此のアルバムもハービー・ハンコックの代わりに入れた
チック・コリアに”お前エレクトリック・ピアノにしな!”
と言ったかどうかは分からないが
今で言う”ヒュージョン”と言うジャンルを開拓した。
そのジャケットに普通なら未来的なビジュアルにする所だが
アフリカの土着的なイメージ、それもシュールな世界を。
画家の名はアブドゥル・マティ・クラーワイン。
ドイツはハンブルグ生まれのユダヤ系ポーランド人、
ヒットラーの台頭にパレスチナに逃れパリで育つ。
シュールリアリズムの影響は、ダリとも親交が有ったからか?
そのビジュアルと音色との対比が又此のアルバムを
更に謎めかせ、魅力的なものにしている。
2023年3月24日金曜日
2023年3月23日木曜日
市川雷蔵の此のシリーズ8作目
脚本は大御所の伊藤大輔だが原作の柴田錬三郎は
”此れは眠狂四郎では無い”と不評だったらしい。
ところが如何して結構面白い。
先ず話が江戸時代天保の頃、大阪で起きた”大塩平八郎の乱”を基に
大塩平八郎は圧政に立ち上がった町与力にして学者
天一坊事件と同じ江戸時代には珍しいクーデター計画だが
結局、鎮圧され処刑された。
その大塩の仇を討とうと残党(天知茂)が江戸に集まり
当時、越後から産出されていた原油(くそうず=臭い水)の利益を独り占めしようとしていた商人を利用し、江戸の町に火を放ち、そのドサクサで仇の矢部仙十郎を討とうと目論む。
此れに同じく矢部仙十郎を仇と狙う軽業師の女(藤村志保)が絡み
それを知って阻止しようとする狂四郎と
話は三つ巴のバトルロイヤル。
此の作品の魅力は市川雷蔵の円月殺法だが、何故か天知茂も全く同じ円月殺法。
ラストの三日月が映える大屋根の上の対決は見ものだ。
しかし、それ以上に此の頃、女盛りの女優・藤村志保が美しい。
彼女は市川崑が撮った島崎藤村の「破戒」でデビュー
その時の役・志保を芸名にした。
典型的な切れ長の目の日本美人。
その清楚な容姿は生きた浮世絵の美人画。
彼女に監督の三隅研次は軽業師という意外性を持たせ、バック転までやらせている。
それに敵役の天知茂は私の”悪役列伝”で紹介したから省略。
興味深いのは仇の矢部仙十郎役の永田靖。
戦前から新劇役者として舞台で活躍
映画には独立プロ作品から東映お子様時代劇まで幅広く出演。
山形勲と同様、日本映画に欠かせぬ名優。
狂四郎と 巨悪老中の二人きりでの腹芸の迫力。
そして、やはり凄いのは監督の三隅研次!
カメラマン牧浦地志(ちかし)に思う存分アングルを探させ
今観ても、その映像の面白さには驚かされる。
勝新太郎と市川雷蔵のいわゆる”カツライス”大映時代劇の
魅力を引き出した人。