2022年7月31日日曜日
2022年7月30日土曜日
2022年7月29日金曜日
レイ・リオッタ(1954~2022)
リドリー・スコットの「ハンニバル」を観て
此の俳優は甘い2枚目の筈なのに何故、悪役が似合うのだろうと
”悪役列伝”に入れようと調べ始めたらナント今年の5月に急死していた。
死因は、はっきりしていないが
「ハンニバル」ではレスター博士に麻酔をかけられ
頭部を削られてステーキした脳を自分で食べていた。
流石に昼のオンエアは、その部分はカットされていたので
録ってあったDVDでチックしたら気持ち悪い。
彼を最初に見たのはジョナサン・デミ監督の
デビュー作「サムシングワイルド」
メラニー・グリフィスがブレイクした作品でもある。
此の時、彼が演じたのがメラニーの前夫で粗暴な前科者役
此れが見事にハマって映画が面白くなった。
でも、その後「フィールド・オブ・ドリームス」で
シュレーレス・ジョー・ジャクソンの幽霊として
とうもろこし畑で野球をしていたね、彼は実際も野球好きらしい。
まあ、良い人役はコレくらいで後は
「不法侵入」とか凄い悪人ばかり、それも変質者っぽい。
悪役列伝に入れなくては・・・と。
2022年7月28日木曜日
2022年7月27日水曜日
2022年7月26日火曜日
2022年7月25日月曜日
Millie Vernon特集その2
ミリー・ヴァーノンの2曲目は、Moon Ray=月光線
Rayは X-ray=レントゲンと同じで
月の光だけでなく”力”も意味しているのかな?
此の曲、ポーランドの監督イェジー・カヴァレロヴィッチの
映画「夜行列車」の主題歌。
音楽を担当したのは、此の後ポランスキー映画に音楽を付けた
ポーランドジャズの名手アンジェイ・トシャスコフスキー。
原曲は米国のジャズ楽団アーティー・ショウがオリジナル。
そのアンニュイなムードが社会主義崩壊以前のポーランドで
夜行列車に乗り合わせた人々の閉塞感を表現するのに
実によくマッチしていた・・・と
あっ此れはミリー・ヴァーノンの特集だったね。
彼女のカヴァーも何とも気怠くて月の魔力で
彼氏を自分の元に返してくれと、妖艶な女心に凄みがある。
2022年7月24日日曜日
「草原の野獣」(1958):フィル・カールソン監督
どうにも想像のつかない邦題だが一応西部劇である。
監督もディーン・マーチンで007もどきの
”サイレンサー”シリーズなんかやっている人である。
それでも西部劇は好きなので観てみた。
物語は、そろそろ西部開拓も終わりの頃で
原題の”ガンマンの道”も時代遅れ町中で拳銃所持は御法度。
それでも銃で全てが解決すると教育する
昔気質の牧場主の父親とその息子二人のカウボーイの話。
兄は、その父親から勝気な所を受け継ぎ負けず嫌い。
弟は、そんな兄を反面教師として優しい性格になる。
此の父と兄弟の確執がドラマを盛り上げる。
此の父親と息子二人の構図は聖書のカインとアベル
エリア・カザン監督の名作「エデンの東」を連想させる。
父親役のヴァン・ヘフリンは、あの「シェーン」にも出演していて
早いうちにオスカー助演男優賞を取った演技派。
次々に人を殺し野獣と化した兄を、それでも庇う親心がいじらしい。
此れに先住民インディアンとの混血の兄妹が絡み
カウボーイの兄は、その混血の兄と馬追いを競い殺してしまい
弟は、その妹に恋をしてしまうという展開。
まあ大スターの出て居ないB級西部劇という割には
脚本が、しっかりして居てクライマックスまで
ぐいぐい盛り上げる。
此の当時から米国の拳銃所持はトラブルの元だったんだな。
2022年7月23日土曜日
2022年7月22日金曜日
シリーズ”私の青空” #9
私の青空:榎本健一
浅草六区の通りに喜劇人の顔を記した街灯があるがその一番に彼は居る。
兎にも角にも戦前戦後と大活躍した日本の喜劇王である。
昨日の二村定一と二人座長で”ピエルブリヤント”立ち上げたのは
彼のデビューがビゼーの「カルメン」のコーラスが初舞台だったから
お互いに歌手としての才能を認め合っての事、此の歌はその頃だ。
デキシーランド・スタイルのアレンジは今聴いても新鮮
コメディアンとしての才能は彼の方があったらしく
古川ロッパなどと”笑の王国”と発展し、戦前の日本国民の笑いを取った。
映画にも転進し、山本嘉次郎監督と組んで
”エノケンのちゃっきり金太”エノケンの法界坊”とシリーズはことごとくヒット。
戦後も舞台で活躍し、TVの時代になると
渡辺のジュースの素、サンヨーカラーテレビとCMソングを歌った。
後年、脱疽という足の病気で片足を失うも、その喜劇人精神で
車椅子で登場したが観客の笑いは同情したなかったのが切ない。
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