2020年12月31日木曜日
2020年12月30日水曜日
悲情城市(1989) : S.E.N.S
今や台湾を代表する監督 侯孝賢が
ベネチア国際映画祭で金獅子賞を得た代表作。
日本による台湾の統治時代が終わって
中華民国が台北に遷都するまでを
2・28事件を含めた台湾社会と、そこに生きた家族が描かれている。
統治が終わったと言っても我々には懐かしい日本文化が
至る所に残っていて主人公家族の人情にも親近感を覚える。
音楽も、卒業式場面に仰げば尊しが使われたり
起用された音楽ユニットS.E.N.S.の叙情的なスコアが
此の家族の悲劇を浮かび上がらせる。
主人公役のトニー・レオンは香港人、台湾語が話せないので
聴覚障害者という設定にしてある。
此の場面など、その音楽が切なく心に響く。
2020年12月29日火曜日
2020年12月28日月曜日
2020年12月27日日曜日
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名探偵ポアロ「チョコレートの箱」
此のシリーズの中でも、とりわけ人気の高いのが此の作品。
ポアロの捜査にいつも協力してというより
彼のおかげで、いつも事件を解決してきたジャップ警部が
ベルギーで表彰されるのにポアロが付き添いで来たという設定。
ポアロは探偵になる前ベルギーの警察官だった過去があるが
その過去と現代(1913年)をドラマは行き来する。
その、古いブリュッセルの街並みや建物、そして登場人物たちの
時代考証衣装が珍しく、目を楽しませてくれる。
でもポアロのスタイルは細め、額にまだ髪の有るのは
少し無理があるが、歩き方など演技は若々しく
ポアロが依頼人の美しい女性に恋をする話に無理はない。
その物語だが、依頼人ベルジニーが従姉の夫の死を不審に思い
ポアロに直々捜査を依頼してきたのだ。
ポアロは上司から此の事件は解決済みだから動くなと
釘を刺され、仕方なく仕事を休んで探偵として調べ始める。
つまり此のエピソードは名探偵ポアロの誕生秘話という訳だ。
事件はアガサ・クリスティだから複雑に展開し
私は多分2回は既に此の作品観てるはずだが犯人を忘れて
最後まで物語に引き込まれる羽目になる。
そして、やっとポアロは事件を突き止めたにもかかわらず
犯人は余命幾ばくもなく、私が死ぬまで内密にと言われ
ポアロは未解決事件として警官を辞職する。
そして何度観ても心を打たれるのは、ポアロが依頼人の
ベルジーニに恋をして懸命に犯人探しに
奔走したにもかかわらず、彼女とは結ばれず、
ラストに現れたベルギー時代の親友が二人の子供に彼の名を付け、
ベルジニーが、その母親として登場する場面。
”君は幸運な男だと思ってました”というポアロの台詞の表情。
ポアロが今のシリーズに彼女に貰った花瓶のピン・ブローチを
何時も付けている理由は、それだったのかとマニアは納得するのだ。
2020年12月26日土曜日
2020年12月25日金曜日
The Chieftains - Women Of Ireland (Mná na h-Éireann)
この曲との出会いはキュブリックの映画「バリーリンドン」だが
それはチーフタンズとの出会いでもあった。
その先にケルト音楽はフランス系のアラン・スティーベルという
ケルティック・ハープ奏者を松山猛著の「贅沢の勉強」で知って
聴いていたが更に英国に旅行に行く人に頼んだり
自分がロケでロンドンへ行くたびにレコード屋の
ケルト音楽コーナーを探し、買い漁った。
今なら”The Chieftains”ででも”Women Of Ireland”ででも
YouTubeで検索すれば、びっくりするほど
沢山の曲やカヴァーが聴けるのが有難い。
でも昔は本当に大変だっんだから・・・。
2020年12月24日木曜日
2020年12月23日水曜日
Do They Know It's Christmas / Band Aid(1984)
1984年ボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロが発起人となり
イギリスとアイルランドのロック&ポップスターが集まって
レコーディングしたチャリティ・プロジェクト”バンドエイド”
当時は輝いていた懐かしいスターたちが
”アフリカの子供たちはクリスマスさえ知らないんだ!”と
真面目に歌い上げた。
これに刺激された俳優ハリー・ベラフォンテの呼びかけで
マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが
”We Are the World"をを書き
クインシー・ジョーンズがアレンジして
アメリカのポップスターが総結集した。
どちらも売名行為と言ってしまえば、それまでだが
何処か本気で此の時期、みんなが幸せになれると良いと
揃って歌う姿には今でも胸を打つものがある。
U.S.A. For Africa - We Are the World
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