Shadow of China : 清水靖晃
柳町光男 監督の映画「チャイナシャドー」(1990)は
文化革命その後の香港を舞台にした作品。
「ラストエンペラー」のジョン・ローンを主役に
今とは全く違う自由貿易港としての香港と
本国との微妙な関係を裏社会側から描いている。
此れに音楽を付けたのがJ.Bバッハ「無伴奏チェロ組曲」で
ブレイクする以前の清水靖晃。
映画も面白かったが、お聴きのように此の音楽は
斬新なもので当時、私は直ぐサントラを購入したものだ。
当時の香港の黄昏を見事に捉えた映像に
(撮影は後に米国に活動の場を移した栗田豊通)
此の退廃的な音楽は、当時から今の香港の現実を
既に予感していた様だ。
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