2017年10月29日日曜日

エンニオ・モリコーネの映画音楽集 #12
「天国の日々」 (1978)
此の作品については、私のホーム・ページの”キネマ通り”に
だいぶ前に2部構成で載せたのだが、いつの間にか消えてしまった。
1部はデビュー2作目の才気溢れる監督テレンス・マリックの
映像に対するこだわりを中心に、
フランスから呼び寄せたトリフォー作品のカメラマン
ネストール・アンメンドロス驚異的な撮影技術の解説。
そして2部は監督テレンスの音楽に対するこだわり
アメリカ映画なのに ”マエストロ” モリコーネを起用した訳を。
クラシックのサン=サーンスの「動物の謝肉祭”から
”アクエリアム=水族館”をオープニング・テーマに使い。
主人公の男女3人の愛憎関係と悲劇的な結末を
モリコーネの美しいスコアで展開させている。
その二つの主題曲の馴染み具合が、実に見事で
どちらがサン=サーンスかモリコーネか判断できないほど。
とにかく、それまで誰も観たことないネストールの映像に
モリコーネの音楽は、まさにテレンス・マリックが仕掛けた”魔法”。
映画史上に残る名画として今だに語り継がれている作品だ。

いつの間にかイタリア映画音楽だけでは無くなっていたので
タイトルを作曲家別に変更しました。


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