2017年5月17日水曜日

まだ、サトウハチローの童謡に良いのがあるのだが
昨日の笠置シズ子の魅力にハマって今日から
笠置シズ子特集
アイレ可愛や 笠置シズ子
彼女は歌唱力は抜群だが身体が小さく
希望していた宝塚の試験に落ち
帝国劇場で旗揚げした「大阪楽劇団」に参加
持ち前の歌と踊りで頭角を表す。
周りを圧倒するスイング感とダンスは人気を博したが
日中戦争の最中、当局から不謹慎と睨まれ
1mの範囲でしか動くなと睨まれたと。
此の曲は日中戦争の頃、彼女が慰問団として
興業した南方の戦地で広まった。
彼女の魅力をいち早く見出した
作曲家・服部良一と作詞家・藤原洸のコンビである。
日本の歌謡曲とは思えないバイオンのリズムに
(ザ・ピーナツの映画「モスラ」と同じ)
日本人の南の島への憧れを感じる。
当時、彼女の魅力にハマったのが監督・黒澤明
映画「酔いどれ天使」(1948)に作詞までして
戦後の混乱を彼女の此の歌で象徴的に表現した。
ジャングル・ブギー:笠置シズ子

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