2017年5月23日火曜日

笠置シズ子特集その7(最終回)
今日で彼女のシリーズを終わりにするが
彼女の底抜けに明るい歌とは裏腹に
その人生は生い立ちの養女という処から
ずっと陰が付きまとっているように思える。
”ブギ”のピークの頃に吉本興業の御曹司と恋に落ち妊娠した。
しかし御曹司とは母親の反対で籍は入れてもらえず
未婚の母として子供を生んでいる。
その出産3ヶ月目には、もうステージに立ち
踊っていたというから大した頑張りである。
そのエネルギーには驚くばかりだが
当時流行の”ヒロポン”のお世話にもなっていたようだ。
ステージといえば”ブギ”が下火になった
昭和32年に、彼女は歌引退宣言をして
それ以降、ステージには絶対立たなかった。
それでも映画やドラマに庶民的なオバさんとして出演。
高倉健の「日本侠客伝・浪花編」にも出ているが
私には”寅さん”に出ていた名女優・杉山とく子とイメージが重なる。
晩年はCMの”カネヨのおばはん”で全国的に有名だ。
ところで今年後半のNHK朝ドラに
吉本興業の祖の母親がモデルとして主役になるらしいが
笠置シズ子は、どんな描かれ方をするのだろう?
東京カンカン娘:笠置シヅ子


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