2017年5月30日火曜日

Exotica  #7(最終回)
Quiet Village : Les Baxter
此れは”エキゾチカ”の代表曲。
マーティン・デニーがオリジナルと思って居たが
調べたらレス・バクスターが1951年に
アルバム「サベージの儀式」で発表したもの。

Quiet Village :Martin Denny
ーティンはジャズ・コンボでレスの
カヴァー・アルバムQuiet Village」を5年代半ばに出し
コンボのインストでは単調なのでカエルや鳥の鳴き声を
真似してライブで入れたら、そちらの方が売れ
”エキゾチカ”の代表みたいになってしまった。

Quiet Village:Arthur Lyman
またマーティンはハワイのオワフ島のホテルの
雇われバンドだったが、そこに勤めて居たのが
若き日のアーサー・ライマン。
マーティンもヴィブラフォン奏者だが、彼のその巧さに驚き
即スカウト、しばらくは彼のバンドの目玉になって居たが
やがてアーサー・ライマン・バンドを立ち上げた。
と云うのが”エキゾチカ”御三家の物語。

レス・バクスターがアルバム「Quiet Village =静かな村」の
ライナー・ノートに書いた文章は
”川のボートが、ゆっくりと奥地に入り込むにつれて、
ジャングルは、より密に成長する。
蛇が水の中に入ると、静かに茂った鳥が
穏やかな村の上に浮かび上がる。
 ここには、真夏の熱で荒れた熱帯村の音楽的な肖像画があります”

まさに、その通りの曲ではないか?


0 件のコメント:

コメントを投稿