Exotica #7(最終回)
Quiet Village : Les Baxter
此れは”エキゾチカ”の代表曲。
マーティン・デニーがオリジナルと思って居たが
調べたらレス・バクスターが1951年に
アルバム「サベージの儀式」で発表したもの。
Quiet Village :Martin Denny
マーティンはジャズ・コンボでレスの
カヴァー・アルバム「Quiet Village」を5年代半ばに出し
コンボのインストでは単調なのでカエルや鳥の鳴き声を
真似してライブで入れたら、そちらの方が売れ
”エキゾチカ”の代表みたいになってしまった。
Quiet Village:Arthur Lyman
またマーティンはハワイのオワフ島のホテルの
雇われバンドだったが、そこに勤めて居たのが
若き日のアーサー・ライマン。
マーティンもヴィブラフォン奏者だが、彼のその巧さに驚き
即スカウト、しばらくは彼のバンドの目玉になって居たが
やがてアーサー・ライマン・バンドを立ち上げた。
と云うのが”エキゾチカ”御三家の物語。
レス・バクスターがアルバム「Quiet Village =静かな村」の
ライナー・ノートに書いた文章は
”川のボートが、ゆっくりと奥地に入り込むにつれて、
ジャングルは、より密に成長する。
蛇が水の中に入ると、静かに茂った鳥が
穏やかな村の上に浮かび上がる。
ここには、真夏の熱で荒れた熱帯村の音楽的な肖像画があります”
まさに、その通りの曲ではないか?
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