2016年6月25日土曜日

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coba "agua monegros"
日本人のアコーディオン奏者といえば
先代・林家三平の伴奏をしていた人くらいしか知らなかったが
私の好きなボーダー・シャツをトレードマークにした
此の”coba”こと小林泰宏は、現在、実力、人気と共に
その道の第一人者だろう。
幼い頃からアコーディオンを弾き・・・というのは
昨日のケルトのシャロン・シャロンと同じだが
彼の場合、小学校の遠足に重いアコーディオンを
持って行かされ、着いた処で
同級生の歌の伴奏をさせられたと
何かのTV番組で云っていた。
cobaの生伴奏とは何と幸せな同級生達だろう。
彼は18才でヴェネツィアの音楽学校に留学し
(横縞のシャツはゴンドラの漕ぎ手の影響か?)
世界の様々なアコーディオン・コンクールで優勝
あの"ヴィヨーク"のコンサートにも参加。
その後、日本に戻ってからの活躍は、周知の通り。
坂本順治の映画「顔」の音楽を担当、
日本アカデミー賞・最優秀音楽賞を得ている。
でも私が思うに、ライブ奏者としては
いつも張り切り過ぎ、テクニックの凄さが目立ち
音に、もっと柔らかさが欲しい。
しかし、それには彼がもう少し歳を重ね
熟成されるのを待つしか無いだろう。

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